人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

フレデリック・ディーリアスの音楽をジョン・バルビローリ、トーマス・ビーチャムのCDで聴く ~ 「春初めてのカッコウを聴いて」「楽園への道」「丘を越えてはるかに」他

2019年11月09日 07時23分04秒 | 日記

9日(土)。昨日 薬が切れたので、T耳鼻科に行きました   例によってT院長が”クラシック談義”を仕掛けてきました 「Sさん、BS朝のクラシック番組観ました?」「先生、私は先生のように早起きできないんですよ、5時とか。それにテレビ観ないし」「早起きじゃなくて、ずっと起きてるんだよ ところで今朝のBS番組でソプラノの森麻季さんが出てましたよ」「何を歌ってました?」「えーっと、アヴェ・マリア それから・・・・忘れた」「イタリア系のオペラのアリアか何かでしょうかね?」「わかんない。森さんて美人だよね」「そうですね。クラシック界きっての美人ですね」・・・これってクラシック談義と言えるのか

つまんないことは無視して、わが家に来てから今日で1867日目を迎え、トランプ米大統領が30年以上にわたり理事長だった慈善団体「トランプ財団」の資金を2016年の大統領選に不正に流用したとして、ニューヨーク州最高裁は7日、トランプ氏に200万ドル(約2億2千万円)の支払いを命じた というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     フェイクとアンフェアなトランプが大統領をやってる米国の国民って 肝要だよな

 

         

 

朝晩が寒い今日この頃、昨日の夕食は「おでん」にしました 今秋初めてです。まだお酒が飲めないのが残念です それでも食べ過ぎました

 

     

 

         

 

昨日は、まだ左頬のリンパ線が腫れていたので、予定通り東京藝大の「エリア」公演には行かず、1日中 家でイギリスの作曲家フレデリック・ディーリアスの(1862-1934)のCDを聴いておとなしく過ごしました

ディーリアスの両親はドイツ人で、本人はイギリス生まれですが、若い頃はアメリカのフロリダ州で商業に従事、のちライプツィヒ音楽院で正式に音楽を学びました 同地でグリーグに会い、強く彼の音楽から影響を受けました 1888年以降パリ郊外に移住、印象主義音楽の手法も取り入れました イギリスの作曲家とされていますが、様式的にはドイツ、フランス、ノルウェーなどの雑多な要素の混合した作風になっています

聴いたCDは2種類で、1枚目はサー・ジョン・バルビローリ指揮ハレ管弦楽団によるCD(1955年6月21日録音)です 収録曲は①田園詩曲、②春初めてのカッコウを聴いて、③楽園への道、④「イルメリン」前奏曲、⑤「フェニモアとゲルダ」間奏曲です (他にバックス「交響詩:ファンドの園」、バターワース「シュロップシャーの若者」~狂詩曲を収録)。

このうち「春初めてのカッコウを聴いて」(1912年)は北国の春の訪れを描いた音による名画です とても美しいメロディーで、静かな感動を呼びます 「楽園への道」はオペラ「村のロミオとジュリエット」(1901年)の間奏曲です 楽園への道とは少年と少女を死に導く道のことです。悲しく感動的な曲です この曲で思い出すのは、今からン十年前、軽井沢にテニス合宿に行った時、知人のカーステレオから突然この曲が流れてきて、身動きできなくなったことです まさか軽井沢でディーリアスを聴くなんて想像もしていませんでした


     

 

もう一種類は、サー・トーマス・ビーチャム指揮ロイヤル・フィルハーモニック・オーケストラによる2枚組CD(1958年~1963年録音)です 収録曲は①丘を越えてはるかに、②ブリッグの定期市、③フロリダ組曲、④ダンス・ラプソディー2番、⑤夏の夜、⑥日没の歌ほかです

 

     

 

このうち「丘を越えてはるかに」は郷愁を誘うメロディーが印象的です 「フロリダ組曲」は「管弦楽のための南国の風景」という副題を持ち、フロリダのある1日を描写しています 第1曲「夜明けー踊り」、第2曲「河畔にて」、第3曲「夕暮れー農場のそばで」、第4曲「夜に」の4曲から構成されていますが、いずれも親しみやすく美しい音楽です

ディーリアスの音楽はどれもメロディーが美しく、叙情的な曲想は日本人の感性にピッタリです 現代は YouTube で何でも聴ける時代です。とりあえず上にご紹介した曲をYouTubeで聴いてみて、気に入った曲があればCDを購入するなり様々な方法で入手してはいかがでしょうか

 

     

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