人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

新国立劇場から次シーズンのオペラ公演チケット届く / 堤未果著「国民の違和感は9割正しい」を読む ~ 原発事故が起きたら逃げ場がない、なぜガザの建物は全て破壊され、住民は追い出されるのか?

2024年06月08日 00時01分25秒 | 日記

6日(木)。新国立劇場から「2024/2025シーズン オペラセット券」が届きました 全10公演ですが、うち1公演はダブルビルなのでチケットは9枚です   例によってチケットホルダーが同封されていましたが、せっかく送ってもらっているのに全く使用していません 読響やN響のも溜まっているので出番がないのです 下の写真は最近7年分のチケットホルダーですが、右に行くにしたがって新しいシーズンになっています ちなみに一番右の最新ホルダーの写真はロッシーニ「セヴィリアの理髪師」ロジーナ役の脇園彩さんです

     

あらためて手帳にオペラの日程を書き入れたのですが、10月3日(木)は3公演がダブっていることが判明しました ①新国立オペラ「夢遊病の女」(18:30~)、②読響名曲シリーズ(19:00~)、③東京シティ・フィル定期公演(19:00~)の3公演です このケースは振り替え先のない東京シティ・フィルを優先して、オペラと読響を他日公演に振り替えるしかありません 8月頃に検討して手続きしたいと思います

ということで、わが家に来てから今日で3434日目を迎え、林官房長官は7日、機関砲らしきものを搭載した中国海警局の船4隻が尖閣列島周辺の領海に一時侵入したことについて、中国海警局に所属する船舶の領海侵入は国際法違反であるとして、外交ルートを通じて厳重に抗議した  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

     

     大国と勘違いしてる中国・習近平政権の 覇権主義的態度が 露骨に表れた出来事だ

         

昨日、夕食に隔週金曜日のローテにより「鶏の唐揚げ」を作りました 今回は4時間くらい栗原はるみ先生のレシピによる「旨味醤油」に漬けておいたので、味がよく浸み込んで美味しく出来ました 唐揚げにはビールと決まっているので、断酒を一時解除してサッポロCLASSICを飲みました 今日から再び断酒します

     

         

堤未果著「国民の違和感は9割正しい」(PHP新書)を読み終わりました 堤未果は国際ジャーナリスト。ニューヨーク州立大学大学院国際関係論学科修士号取得。国連、米国野村証券などを経て現職。「ルポ 貧困大国アメリカ」で日本エッセイスト・クラブ賞、新書大賞受賞 「デジタル・ファシズム」ほか著書多数

     

 

著者は「はじめに」の中で次のように書いています

「脱税している人が納税を呼びかけ、法律を守らない人が憲法改正を訴え、戦争に行かない人が戦争の準備をせっせと進める今の日本を、おかしいなあと感じている人は、どんどん増えているのです SNS企業と政府が情報を囲い込み、異なる意見は封じられ、全体主義の空気がじわじわと迫る中、疑問を持たず問うこともせず、黙って言われるまま従っていれば、気づいた時には主権を失い、ディストピアに生きているかもしれません けれども私たち国民が、違和感を決して見逃さず、思い込みを外し、冷静に問い立て、意図的に行動を起こすなら、自分と家族だけでなく、祖国や地球の未来まで、必ず守れることでしょう

本書は次の5章から構成されています

第1章「災害の違和感 ~ 立ち止まれますか?」

第2章「『戦争と平和』の違和感 ~ お金は嘘をつかない」

第3章「『命は大切』の違和感 ~ 虫の声が聞こえますか?」

第4章「『真実とウソ』の違和感 ~ 先入観を外せますか?」

第5章「『民は愚かで弱い』の違和感 ~ 未来は選べる」

第1章「災害の違和感 ~ 立ち止まれますか?」の中で「なるほど」と思ったのは「原発事故が起きたら逃げ場がない」という指摘です 著者は石川県の志賀原発を取り上げ、「再稼働の審査条件には『避難計画』がチェック項目にないことを指摘しています 国は避難計画を自治体に丸投げしていると非難します

第2章「『戦争と平和』の違和感 ~ お金は嘘をつかない」では「ガザにある宝の山をみんな狙ってる」と「なぜガザの建物は全て破壊され、住民は皆追い出されるのか?」が驚きでした 著者は次のように書いています

「イギリスのBG(ブリティッシュ・ガス)は1999年にガザ沖、水深603メートルのガザマリン油田にある天然ガスが最大1兆立方フィート(約200億立方メートル)眠っていることを突き止めた 金融業界の人間なら、ガザの天然資源と港を100%自国が押さえるために、パレスチナの住民は邪魔だと思うでしょう 人がいなくなれば、ガス田開発もできなくなり、エネルギーで自立したパレスチナ国家の成立も防げます

イスラエルの強硬な姿勢の裏には、人道問題以前に”資源問題”が優先されていることが良く分かります

第4章「『真実とウソ』の違和感 ~ 先入観を外せますか?」で参考になるのは、「ニュースから個人を取り除くと、先入観が外れる」です 著者は次のように書いています

「より短く、単純化された、感情に訴える大量の情報に高速で接することで、私たちの注意は分散させられ、立ち止まる時間は与えられず、大きな悪事や大事なことが、他の瑣末なニュースに埋もれて、すぐ忘れられてしまう」「反射的に判断せず、冷静に考えるためにはどうしたらよいか? 例えば、メディアが事実より個人に焦点を当てていたら、判断するのをやめて、まずは頭の中で『このニュースから個人を取り除いたら、印象はどう変わるだろう?』と考えるとよい 例えば、『イーロン・マスク氏が所有するX社に、バイデン政権が検閲の圧力をかけた』という情報から、固有名詞を外してみるのだ 『米国在住の50代の男性が所有するソーシャルメディア企業に、某国の政府が連絡して・・・』というように。最初に聞いた時と、少し印象が変わっていないだろうか これを、何回か繰り返し、脳内のフィルターを1枚ずつ剝がしながら、そのニュースを誰かに説明し直してみてほしい

とても全てはご紹介できませんが、以上のほか、日常生活の中で寅子のように「はて?」と疑問に思っていることが取り上げられており、参考になります 広くお薦めします

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