■ハート・ランド(Heart Land)
ユーラシア大陸の中央部、そして最深部。
北極海に注ぐ川の流域、
並びにカスピ海、アラル海に注ぐ川の流域である。
ここはシー・パワーに軍艦が
河を遡ることのできない地域であり、
それゆえにハート・ランドは
ランド・パワーの聖地となる。
「ハート・ランドを制する者は世界を制する」
■ワールド・シー(World Sea)
ハート・ランド理論の海洋版が
ワールド・シー理論である。
「世界海(ワールド・シー)を制する者が世界を制する」
■リム・ランド(Rim Land)
これはハート・ランドの
「周辺地域」(リム)のことで、
日本やイギリスが典型的なリム・ランドである。
リム・ランド重視論者は空軍力の発達を考慮し、
『リム・ランドを支配する者が
ハート・ランドを支配する」
■マージナル・シー( Marginal Sea)
マージナル・シー(縁海)は
大陸の外側の弧状列島・群島・半島
によって囲まれた海のことである。
日本周辺には北からベーリング海、
オホーツク海、日本海、東シナ海、南シナ海と
「縁海」が並んでいる。
「縁海を支配する者が世界を支配する」
「最強兵器としての地政学」
藤井 厳喜 著
いろんな考え方があって驚いた
世界各国の地政学を基軸に活動する人々がこういう視点で
日本をそして日本周辺を見ているのかと思うと
びっくり仰天、そして背筋が寒くなってくる
そんな中でも特にマージナル・シーという考え方に立てば、
尖閣諸島や南シナ海へのチャイナの侵攻はまさに
「マージナル・シー」の支配を目指す
地政学的にとても理にかなった戦略と言えそうである
侵攻をしようとしている国に対して
意義を唱える以上に
しっかりとした日本国土を守る
強い意志が必要だと改めて思い知る
今すぐにでも自衛隊や警察を尖閣諸島に配備して
自衛手段を取らなければ
国際的な自国主張が無視されてしまうかもしれない
日本領土と承知の上で侵略してこようとする
マージナル・シーの支配を目指すチャイナを封じ込めるには
南シナ海周辺国とも強調して
しっかりと自国領土を守り保全することは急務と痛感
さらにリム・ランドという視点に立てば
朝鮮半島やベトナム、インド、
日本、台湾、フィリピンも含めて
地政学的に見てとても重要な地域と言えそうだ
そして北重視の韓国大統領の動静を見れば
近い将来、北優位で南北統一が行われ
米軍が韓国から撤退するという事態に陥れば・・・
そんな不安がよぎる
早起き鳥
人気ブログランキングに参加
読者の皆様のご支援に心から感謝申し上げます。