早起き鳥 

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マージナル・シー、日本周辺海域・・・

2018年01月09日 04時13分22秒 | 読書





 
■ハート・ランド(Heart Land)

ユーラシア大陸の中央部、そして最深部。

北極海に注ぐ川の流域、

並びにカスピ海、アラル海に注ぐ川の流域である。

ここはシー・パワーに軍艦が

河を遡ることのできない地域であり、

それゆえにハート・ランドは

ランド・パワーの聖地となる。

「ハート・ランドを制する者は世界を制する」


■ワールド・シー(World Sea)

ハート・ランド理論の海洋版が

ワールド・シー理論である。

「世界海(ワールド・シー)を制する者が世界を制する」


■リム・ランド(Rim Land)

これはハート・ランドの

「周辺地域」(リム)のことで、

日本やイギリスが典型的なリム・ランドである。

リム・ランド重視論者は空軍力の発達を考慮し、

『リム・ランドを支配する者が

ハート・ランドを支配する」


■マージナル・シー( Marginal Sea)

マージナル・シー(縁海)は

大陸の外側の弧状列島・群島・半島

によって囲まれた海のことである。

日本周辺には北からベーリング海、

オホーツク海、日本海、東シナ海、南シナ海と

「縁海」が並んでいる。

「縁海を支配する者が世界を支配する」



   「最強兵器としての地政学」

               藤井 厳喜 著




     







 いろんな考え方があって驚いた

世界各国の地政学を基軸に活動する人々がこういう視点で

日本をそして日本周辺を見ているのかと思うと

びっくり仰天、そして背筋が寒くなってくる


そんな中でも特にマージナル・シーという考え方に立てば、

尖閣諸島や南シナ海へのチャイナの侵攻はまさに

「マージナル・シー」の支配を目指す

地政学的にとても理にかなった戦略と言えそうである

侵攻をしようとしている国に対して

意義を唱える以上に

しっかりとした日本国土を守る

強い意志が必要だと改めて思い知る

今すぐにでも自衛隊や警察を尖閣諸島に配備して

自衛手段を取らなければ

国際的な自国主張が無視されてしまうかもしれない


日本領土と承知の上で侵略してこようとする

マージナル・シーの支配を目指すチャイナを封じ込めるには

南シナ海周辺国とも強調して

しっかりと自国領土を守り保全することは急務と痛感


さらにリム・ランドという視点に立てば

朝鮮半島やベトナム、インド、

日本、台湾、フィリピンも含めて

地政学的に見てとても重要な地域と言えそうだ

そして北重視の韓国大統領の動静を見れば

近い将来、北優位で南北統一が行われ

米軍が韓国から撤退するという事態に陥れば・・・

そんな不安がよぎる


       早起き鳥




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