・・・哲人
では対人関係について、
ちょっと角度を変えたところから話をしましょう。
あなたは劣等感という言葉をご存知ですか?
・・・青年
愚問ですね。
今までの話からもお分かりでしょう、
私は劣等感の塊のような男ですよ。
たとえば新聞などを通して
同年代の人間が活躍している姿を見ると、
どうしようもない劣等感を抱きますね。
同じ時間を生きてきた人間が
あれほど活躍しているのに
いったい自分は何をやっているんだと。
・・・哲人
では私自身の劣等感についてお話ししましょう。
私の身長は155cmです。
アドラーもまたこれくらいの身長だっといいます。
まさにあなたくらいの年齢まで、
自分の身長について思い悩んでいました。
あるとき友達に相談したところ、
彼は「くだらない」と一蹴したのです。
続けて「大きくなってどうする?
お前には人をくつろがせる才能があるんだ」と・・・
嫌われる勇気
岸見 一郎、古賀 史賀 著
劣等感・・・!
誰しももつ悩み、他人との比較において
抱く感情の代表選手
劣等感、まさに厄介である
その劣等感から人を傷つけたりもする
この哲人やアドラーは身長が低いことに
コンプレックスを抱きつつ生きてこられた
でもあるときそのコンプレッックスが
長所に逆転する思考の転換があったようだ
このコンプレックスである背が低いことで
人から警戒されることが少なく、
人を和ませるのに好都合・・・・
という考え方の転換を経験している
自分たちを苦しめる劣等感は感情の問題、
主観的な解釈の問題なのである
自分の短所や長所をしっかり把握し、
短所をどう見るかは
もう一度再考の余地がありそうだ
案外自分では長所と思っていることでも
実のところ、それは短所だと見るべきもの
そんなことだってありえるかもしれない
早起き鳥
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