「深刻なニュースが
もしあるなら
早めに報告せよ。」
企業の健全性は、
悪い情報がどれだけ早く正確に
トップに伝わるかに表れる。
情報が偏ると判断を誤るからだ。
だからバフェットは、
パークシャー・ハザウエイ傘下の企業に
一つだけ指示している。
「現状報告は多くても少なくてもお好きなように
していただいてかまいませんが、
一つだけは注意事項があります。
深刻な悪いニュースがもしあるなら、
早めに私に報告するようにしてください」
1991年、バフェットは倒産の危機に陥った
ソロモン・ブラザーズを救うべく
暫定会長に就任するが、
同社の危機の原因も情報だった。
国債の不正入札という悪事が
正しく上に伝わらなかったのだ。
バフェットは、再建には悪い情報も
きちんと伝えてくれる人物が必要だと考えた。
「会長である私に相談すべきことと、
下で解決すべきことを区別できる人間が欲しかった。
悪い知らせをきちんと伝えられる人間だ」
「1分間バフェット」
桑原 晃弥 著
悪い情報がどれだけ早く
正確にトップに伝わるか
この事の如何次第・・・
この重要性を僕も40年組織で生きてきて痛感している
組織が大きくなればなるほどそれは難しく
何かあれば重篤な結果に立ち至り
そしてトップの謝罪会見
昔も今もよく見かける光景である
バフェットはトップとしていつもそれを身にしみて
心に留め置き、部下に指示していたのだろう
「トップに相談すべきことと、下で解決すべきこととを
しっかりと判断できる人」
それは、なかなか難しいことである
トップに伝える事の優先順位、
この区別の判断が人それぞれ食い違い悪戦苦闘
人事とはとてつもなく大切な組織の神経細胞
自分のお気に入りの人で固めた人事など
それはもう淀んだたまり水
濁って、ボウフラが湧き悪臭が漂う
そんな組織で生きていかねばならない定めは
もう生きていく値打ちも甲斐もない・・・
やはり、そよそよと綺麗な清流であってほしい
そんな組織に見切りをつけて他の世界に飛び出すか
その組織を清流に改善していくか
どちらも至難の技
安易に流され、現状追認、前例踏襲
氷河期を迎えた県都ふくいの行く末やいかに・・・・
早起き鳥
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