ペンギンのひとりごと。

とにかく何事にも好奇心旺盛なペンギンのひとりごと。

名店の暖簾に恥じない住宅街の絶品天ざる。(東京都西東京市田無南町)

2021-12-20 17:12:18 | 天ざる時々ラーメン食べ歩き
●味良しコスパ良し、ただちょっと狭いか。(天ざる時々ラーメン食べ歩き その3)

ふぁあ、時の過ぎるのは早いもので、
あっという間にクリスマスまで数日となってしまった。

コロナのオミクロン株はヨーロッパで猛威を奮っており、
ロンドンなど各地でロックダウンになりそうだ。
我が国でも年末の忘年会など人の集まる機会が増えているせいか、
各地で微増となっており注意が必要だ。

さてそんなおり、本日も近所にウォーキングに出かけた。
向かった先は田無方面。
千川上水沿いの細い道を西に進むと、
NTT武蔵野開発センターの裏手に出る。
さらに進むと右手に柳沢団地があり、
中央の柳沢団地通りをどんどん西へ進む。
道はいつからか文化会館通りと名前が変わるがさらに進む。
すると小さな商店街が現れその一角に蕎麦屋があった。
その名は砂場。
更科、薮と並ぶ老舗の蕎麦屋だ。

Wikipediaで調べると、
大坂城築城に際しての資材置き場のひとつ「砂場」によるものとのこと。
1700年代には江戸にも数軒できたようだ。

場所を整理すると、
西武新宿線田無駅から東南東へ7〜800メートル。
徒歩10分弱だろうか。
立地条件は極めて悪い。

お昼ちょっと前に入店すると先客はゼロ。
店内は四人掛けテーブルがふたつと二人掛けがひとつ、
あとは6名ほどが入れる座敷がある。
店の奥の壁には「登録商標 砂場」の立派な銘板があった。

私は迷わず天ざる(¥1,100税込)注文した。
その後は数分に1名づつ来店客があり、
テーブルも座敷も埋まってしまった。
出前の電話も度々かかってくる。
客の注文を聞いていると迷いなく品名を告げているので、
みな常連であることが分かる。

十数分後、私の天ざるが到着。
思った通りのビジュアルだがつゆが大きく、
大根おろしが付いているのがうれしい。
まずはそばをひと口啜ってみる。
うまい。
几帳面に切られた海苔の香りがそばの香りとの相乗効果を生んでいる。
また、つゆの味も濃すぎず薄過ぎず私好みの味だ。
次にさつま芋の天ぷらをつゆに付けてがぶり。
衣は薄いけれどいちばん外側の数ミリだけがカリッと揚がっていておいしい。
天ぷらはさつま芋、カボチャ、舞茸、ナス、ピーマン、そして海老の、
小さいけどオールスター勢揃い。
これで¥1,100は安いんでないかい。(北海道弁)

店の狭さだけがマイナスで味もコスパも言うことなし。
ご馳走様でした〜!
と店を出ると、「北海道知床産そば」の看板の裏側に「中華そば」と書いてあった。






コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする