ペンギンのひとりごと。

とにかく何事にも好奇心旺盛なペンギンのひとりごと。

JR中央線の遅延に思う。“便利は不便だ”

2006-05-30 17:03:36 | ふと思ったこと。
「解決はできるのか?。」
この問題はもうすでにかなりの人によって論じられているに違いないが、私自身もずっと思っていたことなのでここに記すことにする。さて、今朝、JR中央線(以下中央線)に遅延があり出勤が大幅に遅れた。遅延の原因は飯田橋駅での人身事故だ。この路線はもうかなり以前よりなぜか人身事故が多く、そのたびに多数の乗客が迷惑を被っている。まず、人身事故が起きてしまうのはJRの責任とは言い難いのだが、問題は各路線への影響と、その後、復旧するまでの時間の長さなのだ。私の経験では恐らく事故が発生してから平常ダイヤに戻るまで、平均4時間ぐらいかかっているような気がするのだが・・・。中央線は青梅線、総武線、中央本線など関連する路線が多く、それぞれの距離も長い。そしてこれらのどこかひとつの駅、もしくは車両に何かがあればすべてに影響が及んでしまうのだ。例えば平日朝、武蔵小金井4:54発の総武線千葉行きは約40駅をたどり、6:32に千葉に到着する。40駅って多すぎると思うのは私だけか?もしその40の各駅で10秒ずつ遅れると400秒=6分40秒にもなる。そこに中央本線の特急、青梅発東京行き、高尾発東京行きが絡んでくるのだし、上り下りもあるのだ。実際、ほとんど毎朝のように“途中駅混雑のため○分遅れ”というアナウンスがあるが、そのぐらいの遅れで済んでることは奇跡に近いのではないか?“便利”を追い求め、路線を長く設定したことにより、かえって不便になっているのではないか?立川駅などは駅改良工事と称する駅上ビルを建設中のため、ホームがフェンスに囲まれ異常に幅が狭くなっており、今朝のようなことがあると人が溢れ非常に危険である。以上、誰かなんとかしてー。
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今月の一冊(その5)「満月 空に満月」海老沢泰久著

2006-05-27 16:05:56 | 書評
「この才能がうらやましい・・・。」
古今東西を問わず、占いなどの“予測術”は、TVや雑誌などさまざまなメディアにおいて欠くことのできない重要なコンテンツであろう。人間はその予測不可能な「未来」や「運命」を探求し、精神の安堵を得ようとしてきたのだ。もし本当に「運命」や「天命」というものがあるならば、この主人公は生まれながらにして、現在の地位を獲得する「運命」を持っていたと言わざるを得ない・・・。「満月 空に満月」海老沢泰久著。 作者の海老沢氏はこれまで「F1 地上の夢」で新田次郎文学賞を、「帰郷」で直木賞を受賞した名手であり、私はスポーツライターとしての印象が強かったのだが、本書により、スポーツに限らず、人間の本質を引き出す名手なのだと知った。主人公は井上陽水、フォークソングの大御所である。持って生まれた声質と音楽的才能は幼少時から発揮されていたようだが、本人は高校を卒業するまであまり自覚していなかったらしい。「運命」が開花するのは、歯科医である父親の後継を拒否する浪人時代だ。いとも簡単にオーディションに合格。その後数年間は売れなかったようだが、その才能を見いだすディレクターとの出会いからは、あっという間にスターダムにのしあがった・・・。作者の、淡々と、しかし深い本質を描く筆力に感激の一冊。
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チャリンコ超人達のレースを観た。

2006-05-22 15:19:00 | おでかけ
「世界レベルの極限の肉体に驚嘆する」
朝、駅までチャリをこぐ。所要時間7.8分、約2.5kmの距離だ。えーと、7分として平均速度は約20kmか。駐輪場に着く頃には乳酸出まくりで息も絶え絶え、太股はパンパンで駅の階段がつらい。額にはうっすらと汗がにじんでくる・・・。とまあ、私は自転車選手ではないので、このような短時間でも結構な運動なのである。昨日はこの過酷な運動を仕事にしている人達のレースを観に行った。ツアー・オブ・ジャパン。今年で10回目を数えるこの自転車ロードレースは、5月14日の大阪ステージを皮切りに、昨日、最終の東京ステージまで、内外16チーム、80数名の選手、総走行距離713kmで争われた。たった2.5kmでもつらいのに713kmですぞ!ちなみに19日は富士山ステージで須走から五合目までのタイムトライアル。標高差は約2,000m!考えただけで太股がつりそう・・・。最終日の昨日は日比谷公園を出発し、大井埠頭周回コースを十数周するレースだ。日比谷のスタートはパスし、直接大井埠頭へ。コースに到着するとすでに結構な数の観客がいた。昨年より2割り増しぐらいか(昨年も行ったのだ)。間もなく選手達の集団が通過。速度は恐らく5,60kmは出ているだろうか。極限までシェイプアップされた肉体を自転車と一体化させた選手達の隊列が美しい。ハイスピード走行用の極細タイヤと地面が奏でる“シャー”という音がたまらない・・・。カメラを構えるが、そのあまりのスピードに付いていけず、ろくな写真が撮れなかった。数時間後、レースは終了。個人総合優勝はウクライナのウラジミール・デュマ選手。背が低くしわがれ顔のやさ男だった。
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相撲をもっと楽すもう!なんちって・・・。

2006-05-19 18:43:18 | おでかけ
「日本の伝統を楽しむ」
最近は“メタボリックシンドローム”なるものが流行っているらしい。なんのことはない中年男性の半数以上は中性脂肪が多く、健康を害する危険性があるというのだ。みんなでダイエットしましょうってことか。もしかしてダイエット食品会社の陰謀だったりして・・・。さて、昨日はそんな陰謀とはまったく無関係?の「大相撲」を観に行ったのである。JR両国駅から徒歩3分の国技館はえらく近代的な建物で、伝統ある国技が行われる場所としては趣が無く残念。正面入口で元力士らしいおじさんに切符の半券を切ってもらった後、“案内所”へ行き別のおじさんに席まで案内してもらう。このあたりは他のスポーツとは違うなあと歴史を感じた。野球やサッカーじゃ誰も席まで案内してくれないもんね。“案内所”のおじさんはお酒やおみやげなども持ってきてくれるのだ。場内は平日にも関わらずまあまあの入り。外国人力士の台頭のせいだろうか、お客も外人が結構多い。なぜかよぼよぼの高齢者も多い。冥土のみやげっていうやつだろうか。取り組み自体はテレビ観戦の方がよく分かるのだが(場内ではスロー再生がない。)、やはり場内の熱気や歓声、力士の大きさは現場に来なければわからない。外国人力士の活躍が増えたとはいえ、さまざまな面で、江戸時代から続く日本の文化はしっかり継承されているのだなあという気がした。日本人なら1回は現場で観ておくべきだろう。
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今月の一冊(その4)「小さなスナック」リリー・フランキー、ナンシー関 共著

2006-05-17 19:03:56 | 書評
「尽きない世間話を楽しむ」
人間には食欲・睡眠欲・性欲の他に“知欲”があると言ったのは、“知の巨人”立花隆氏であったが、このふたりのそれも凄い。本書は今や「東京タワー・・・」でベストセラー作家となったリリー・フランキー氏と、消しゴム版画家ナンシー関氏(2002年逝去)の対談集。リリー氏が話題になったので注目していたら古本屋で発見。アサヒ芸能か、週間大衆か、女性自身か・・・。お二人ともよくもまあこれだけいろいろと世間の上辺を探索していることか。世間知らずではなく世間知りすぎである。「バンドエイド」か「サピオ」かという世代・地域ギャップの話から始まり、事件、業界、流行、ファッション、クルマ、占い等々、好奇心の固まりとはこの二人のことを指すのだろう。イラストレーターと版画家という、元々画像をクリエイトする商売であることもあるのだろうか。また、そういったネタを求められることが多かったからだろうか。お互いほとんどの話題をズレなく共有できてしまうところが凄い。ナンシーさんにはもう少し生きていていただいて、最近の話題(東京タワー、国家の品格など)を肴に再度の対談をして欲しかった。
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アメ横の魔力。

2006-05-15 19:01:02 | おでかけ
「混沌の総本山で心迷う」
人間は混沌としたところが好きなのではあるまいか。何も買わずともただその混沌の中を彷徨っているだけでも楽しいのだ。吉祥寺のハモニカ横丁はもとより、西荻の南口(名前がわかりません)、阿佐ヶ谷のパールセンター、高円寺北口・・・あれっ?中央線ばかりだな、じゃ、バンコクのマーブンクロンとかウィークエンド・マーケットはどうだあ・・・。お部屋が混沌としてる人も大勢いらっしゃいますよね。はーい!というわけで“混沌の総本山”アメ横に行ってきたのである。御徒町駅を出るとそこはもう“混沌”の真っ只中。お菓子屋、魚屋、靴屋、化粧品屋、宝石屋、ゴルフ用品屋、乾物屋・・・。店舗の並びには何の脈略もなく、店の境界もさだかではなく、商品は地面から天井、さらには外壁の上をよじのぼり増殖するかのよう。迷路のような通路をいかに効率よく廻れるか考えてはみるが、そんなことは神様でも無理なのではないか。「いらっしゃいいらっしゃいー、安いよ安いよー」と叫ぶ店員達の声は、毎日の“鍛錬”で艶と張りが素晴らしく、絶対にカラオケがうまそうだ。私の目的は仕事用のカバン。ついこの間まで、カバンなど何でもいいと思いバーゲンの安物を使用していたのだが、最近ろくな仕事しか来ないのは、もしやそのカバンのせいではないかと、ふと思ったのだ。男にとってカバンとは、仕事の価値そのものではないのか。バーゲンのカバンではバーゲンの仕事しか来ないのではないか・・・。これまで1週間、近所はすべて探索し尽くしたが、デザイン・価格などすべてに満足できるものがなく、アメ横にすべてを託したのだ。混沌の中を数時間、数十店舗を探索し、ついに満足できるものを発見し購入。さすがはアメ横、わざわざ来た甲斐があった。これで明日から、簡単で儲かる仕事がどんどん入るはず、なんだけど・・・。
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西荻の古本屋における耐震強度について

2006-05-08 15:18:33 | おでかけ
いやあ、プーケットは良かったなあ。青い空、白い砂そしてエメラルドグリーンの海。ビーチサイドのカフェでビールを飲みながらくつろいでいると、目の前にはナイスバディのおねえちゃん達が超ビキニでお散歩中・・・。なあんていう人々がどっと帰国し、ゴールデンウィークも終わりました。わたし?私は遠くへは行かず(行けず)、久々に西荻の古本屋巡りに出掛けました。西荻には南北に10軒以上の古本屋があるのですが、以前にすべてを探索済みで私の好みの店は決まっており、この日はまず北口へ。斜め西へ向かう道沿いにある2軒をすばやく調査しましたが、何も収穫はなく次の店へ。が、ここでも収穫はなく南口へ。南へ向かう細い道を歩くこと約5分の“S社”へ。そこは以前の調査の際にもビックリしたのですが、とにかく店の大きさに対する本の量が多すぎるんです。先代のミニクーパーに10人ぐらい乗ってしまった感じでしょうか。入口を入ると床から天井まで本の洪水です。ビッシリ詰まった棚の前にももう一列積んであるかと思えば、棚の上にも天井までビッシリ。で、斜めになっている本があるかと思えば、それを支える本が“はめ込んである”という感じで、その一冊を抜いてしまったら間違いなく“崩壊”するに違いありません。もし大きな地震(震度3程度)でも起きたら・・・。そんな状態ですから在庫してある本のうち、実際、安全に手にとって内容を確認できる本は、全体の3割ぐらいしかないのではないでしょうか・・・。そんな中、比較的安全そうな棚から宮脇俊三さんの文庫3冊を購入。市場に持って行く本を忙しく整理していた社長さんが、「すみませんねえ。」とおっしゃるので、ああ、あまりに混沌としているのを気にされているのだなあと思っていたら、「このゴールデンウィークにダンボール50箱分仕入れたんですけど、まだ出してないんですう。・・・」(この項、都合により画像は省略させていただきます。)
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