ペンギンのひとりごと。

とにかく何事にも好奇心旺盛なペンギンのひとりごと。

開港150周年の横浜を見に行く(その3)

2009-05-03 23:28:45 | 横浜
◎前回までのあらすじ
ニューグランドでの宿泊を満喫した私は、次の朝、山下公園を抜け大桟橋へ。大桟橋では「FUNEプロジェクト」を見るとともに、建築としての大桟橋に感心した。

大桟橋から赤レンガ倉庫方面へは、再び山下臨港線プロムナードを利用するのが一番早いのだが、あえて街中を通ることにし開港資料館前から横浜税関を右折。横浜税関の裏手には一面にツツジが咲いており、レトロな建物との調和が美しい。赤レンガ倉庫に近づくと何やら巨大なテントがふたつ建っており、ひとつは「公式記念品ショップ」、もうひとつは「開国開港の街」であった。

そこは双方とも入り口からものすごい人ごみであったが、とりあえず「公式記念品ショップ」のほうから入ってみることにした。
店内もまるでバーゲン会場かと思うほどの混雑で、開国博のキャラクターである”たねまる”マークがついたアパレルや文具、クッキー、チョコなどのお土産が満載であった。”たねまる”のキャラクターはとてもかわいいので私もひとつ携帯のストラップでも買おうかと思ったが、どれも大きすぎるため何も買わなかった。しかしあれだけの混雑の割にレジが空いていたのは不思議だった。
次に「開国開港の街」のテントに入ってみると、そこはアメリカやフランスなど各国の名産品ショップで、やはりものすごい混雑であったが、何も欲しいものがないので即刻退散。
その後は赤レンガ倉庫の中庭へ。
そこではハーレー・ダビッドソンや中古バイクの展示即売会が行われていたのだが、ここにも興味がなくただ通りすぎただけ。

さて、最後は有料会場であるY150トゥモローパークへ。こちらには未来シアターやハイビジョンシアターがある。
入場券売り場へ来てみると先ほどまでの各会場の混雑がまるで嘘のように空いている。窓口はたくさんあるのに並んでいる人はもちろん、買っている人もほとんどいない。値段をみると¥2,200だ。ううむ、高いなあ・・・。前日ニューグランドで贅沢を満喫してしまった私には、もうこの金額を支払う余裕はなかった。まあ、定額給付金が支給されたらまた来てみるか。
塀の隙間から中を覗いてみると、やはり給付金待ちの人が多いためか場内はガラガラであった。

結局、今回の横浜で特に開港150周年のイベントを楽しめたのは入場無料の「FUNEプロジェクト」だけで、収穫は大桟橋という素晴らしい建築を体験できたことであった。でもまた来よっと。


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開港150周年の横浜を見に行く(その2)

2009-05-03 01:46:06 | 横浜
◎前回のあらすじ
ニューグランドのエグゼクティブルームに宿泊し食事やバーを満喫した私は、次の朝山下公園に向かうが、写生大会のあまりの混雑に嫌気がさし、足早に公園を後に次の目的地である大桟橋へ向かった。

大桟橋への道は、山下公園のはずれにあるコンビニ裏手から「山下臨港線プロムナード」を利用した。
「山下臨港線プロムナード」は鉄道の貨物線跡を利用した歩道で、高架になっているため眺めが良く、山下公園から赤レンガ倉庫方面への散策には最適なルートである。普段は休日でもそんなに人の数は多くないが、この日は150周年の影響かかなりの混雑だった。数百メートル歩き水上警察署付近で階段を下り、200メートルほどで大桟橋に到着。ウッドデッキに覆われたゆるやかなスロープを上ると左手には赤レンガ倉庫とその奥にはみなとみらいが、左手にはベイブリッジが見渡せる。ところどころに敷かれた芝生(もちろん立ち入り禁止)では子供達が歓声を上げながら転げまわっていた。ここはまるで海の上に浮かぶ丘のようで、一日中ぼーっと過ごすのも良いなあと思った。
館内に入ってみると、開港150周年イベントのひとつである「横浜FUNEプロジェクト」が行われており、段ボールで作られたさまざまな形の船が所狭しと展示されており、片隅では一生懸命製作中のグループもいた。

毎月横浜を訪問している私であるが実は大桟橋はこれが初めてで、2002年にコンペティションにより竣工された、スペイン人によるこのユニークな設計を体験できることをとても楽しみにしていたのだ。現代建築にあって、直線やコンクリートなどを見せず、ウッドデッキによる「柔らかな面」で巨大なかたまりを構成したことや、徹底したユニバーサルデザインにより階段がひとつもないことなど、ううむ、やるなあと大いに感心した。癒される建築っていうのはいいよねえ。

さて、次はいよいよ開国Y150の中心である赤レンガ倉庫へ向かおう。(以下次回)
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