ペンギンのひとりごと。

とにかく何事にも好奇心旺盛なペンギンのひとりごと。

まるで梅雨のような富良野・美瑛へ。(番外編)

2010-08-11 13:54:36 | 北海道
昼飯を食べようと美瑛の周辺をドライブしてみたが、辺りは閑散としておりレストランのたぐいは見あたらなかった。
しかたがなく駅前の商店街に向かい、大きな駐車場にクルマを止めて人の流れについて行くと、
そこは道の駅びえい「丘のくら」だった。

道の駅というのは国道沿いにあるものだとばかり思っていたが、駅前にもあるんだな。
「丘のくら」はまさに巨大な蔵で、大正初期に建設された美瑛軟石の石倉庫だったところなのだが、
内部は新しくごちゃごちゃとショップがあり、外観とはまったくそぐわない感じだった。
地元の人か観光客かはわからないがかなりの混雑の中、私たちは奥のフードコートで豚丼とカレーうどんを注文。
しっかりとしたコシのあるつけ麺風のうどんも豚肉もおいしかった。

その後は近くのジャズ喫茶、Jコルトレーンに入ってみた。
ログハウス風の店内にはマニアが喜びそうなオーディオが所狭しと並んでおり、
趣味の良いジャズが静かに流れていた。








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まるで梅雨のような富良野・美瑛へ。(その3)

2010-08-05 13:54:50 | 北海道
前田真三記念館で素晴らしい写真を堪能した私は写真の極意がわかったような気がして、
さっそく写真館横にあるラベンダー畑を撮ってみようかと思ったが、観光客が大勢たむろしていたためあきらめ、
また適当にドライブをしながら撮影ポイントを探すことにした。

前田氏はこの地に惹かれて移り住み、何気ない場所を見事な作品に切り取っていたが、
わずかな時間しかない私は、やはり青い空と緑の大地を撮ることにした。
それにしても北海道の空は美しい。
空気が澄んでいるというべきだろうか。
東京の空はてっぺんのほうは青くても地平線に近づくにつれ濁ってくるものだが、
ここの空は地平線まで濁りがない。
白い雲も美しく、その奥行きと立体感が素晴らしい。
私は東京にしか住んだことがないのでわからないが、
実は地球上のほとんどの地域の空はこういう感じなのかもしれないなあ。

あっという間にレンタカーを返却しなければならない時間が迫ってきたので撮影終了。
数十枚撮ったがいい写真はほんの数枚しかなかった。

旭川駅近くでレンタカーを返却。
その後は汽車で所用のある名寄へ向かった。
車窓からの風景もまた、青い空と緑の大地が格別の美しさだった。

名寄では3日過ごしたが、まるで梅雨のような天気のままで青い空が見えることはなかった。
小雨の中、近くの智恵文のひまわり畑を見に行ってみたがまだほとんど咲いておらず、
でも広大な畑や牧草ロールのころがる丘など、美瑛と似たような風景があちこちにあった。

また行くしかないな。
















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まるで梅雨のような富良野・美瑛へ。(その2)

2010-08-04 17:07:11 | 北海道
2日目。
6時過ぎに温泉に入るとすでに先客が数人。
男女が入れ替わっていたが、やはり露天が心地よい。
朝食は定番のバイキング。
品数が多く、ちょびっとずつ皿に盛ったつもりが結構な量になってしまった。

標高が高いせいか、ちょっとガスがかかっているような感じだが出発。
さらに山奥へ進むと霧が濃くなり、視界が無くなってくる。
ライトを点け慎重にドライブする。
カーブが連続する道は次第に狭くなり速度を落とさざるを得ないが、対向車はまったく来ない。
峠を越えてしばらくすると霧が晴れ、道幅も広くなった。
そこはラベンダーロードの名のとおり、歩道にびっしりとラベンダーが植えられており美しく快適な道だ。

富良野の街を抜けて富田ファームへ向かう。
空は相変わらずどんよりとしているが、入口に近い駐車場は観光バスなどで満車状態。
他の駐車場にもかなりの渋滞ができておりその列に並ぶしかなかった。
数十分後にようやく入場してみるとここにも中国人が多いようだ。
彼らが殺到するのは東京の銀座だけかと思っていたが、北の果てにも押し寄せていたんだな。
不振が続く北海道経済が少し明るくなるかも知れないね。

さて、残念ながらラベンダーは最盛期をすぎているようで、色がややくすんでいる。
ああ、今日も写真はあきらめるかな。
ふと空を見上げると北の方の雲が薄く、青空が透けて見えた。
おお。
じゃ今日は地名には関係なく、青空の方角へドライブしよう。

237号線を青空の方角、つまり美瑛方面へ。
ドライブするうちに青空の面積が広くなってきた。
ちょっと横道に入ってみよう。
道幅はさほど広くないが北海道らしい直線の道で、しかもアップダウンがある。
ジェットコースターの道と呼ばれるその道には先客が撮影をしていた。
その後も青空に向かって名もない道を走り、美しい風景を探した。
っていうか、青空があればどこでもきれいじゃん。
って思ったのだが、前田真三記念館でその思いは覆された。
彼が撮った写真は、晴れの日はもちろん、曇りでも雨でも雪でも、
朝でも夕方でも、夏でも秋でも冬でも春でも美しかったし、被写体はごく普通の場所だった。

(3日目に続く)








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まるで梅雨のような富良野・美瑛へ。(その1)

2010-08-03 17:55:08 | 北海道
時の経つのは早いもので、もう8月になってしまった。
しっかし今年の暑さもひどいもので、
全国各地で真夏日が史上最高となり、熱中症患者が続出している。
そんな折、私は先月末、所用で北海道にでかけた。

1日目は美瑛へ。
北海道には梅雨がないはずなのだが、
スカイマーク607便は旭川空港上空で分厚い雲の中に入り、機窓には雨が流れている。
ありゃあ、まいったな。

空港でレンタカーを借り美瑛方面へ。
夏休みのせいか237号線は北海道にしては結構な交通量だったが、
直線が多く信号が少ないためストレスを感じることもない快適なドライブだ。
そしてあっという間に美瑛に到着。
ケンとメリーの木、北西の丘展望公園などを廻ってみると悪天候にもかかわらず多数の観光客がおり、
そのかなりの割合が中国人のようだ。

この天気では今日は写真はやめにしよう。

私はパノラマロード方面へ進路を変え、いま話題の青い池を見た後、
宿泊先の大雪山白金観光ホテルへ向かった。
このホテルにはあまり期待はしていなかったのだが、
温泉が最高で、特に露天風呂には感激した。

(その2に続く)





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