ペンギンのひとりごと。

とにかく何事にも好奇心旺盛なペンギンのひとりごと。

ゴールデンウィーク1週前、伊豆下田へ。(その2)

2018-04-23 12:54:07 | 伊豆
●パレスホテル箱根の良さを再確認するばかり。

朝食も昨夜と同じレストランでビュッフェスタイル。
こちらも和洋折衷で、寿司などかなりの種類のメニューが並んでいた。

気持ちの良い快晴だったので私たちは屋外のテラス席を希望したが、
5つほどしかないテラス席のうち、パラソルがある席はいっぱいだったので、
一つだけパラソルがない席に着席。
そこはまあいいか。

私たちはパンやサラダなど洋食メニューを中心にチョイス。
一つだけ穴子のお寿司をいただいた。
どれも味はまあまあだったが、ビュッフェスタイルで良くあるように、
一部メニューがなくなっていたりするところはイマイチな印象。
スタッフは大勢いたが個々に動いていて、
全体を見ているディレクター的なスタッフは不在のよう。

チェックアウト後は送迎バスに乗車。
途中のペリーロードで降ろしてもらい、
町を散策して帰路についた。



ということで今回の旅を振り返ってみると、

1)下田は距離が遠い。
移動時間と料金が箱根の倍かかったことと、
熱海からはコースが1本のみなので、鉄道事故など何かあった時には不便。
今回は散策時間が短かったので決めつけることはできないが、
前に一度訪れた時も感じたように、下田の街は観光地として盛り上げていこうという、
中心になる何かが足りない気がした。

2)下田東急ホテルについて。
海を見下ろす高台に位置するロケーションは最高。
建物もリニューアルしたてでキレイだし、部屋も広い。
しかし、全体のオペレーションがフロントで管理されておらず、
個々のスタッフに任せるも能力的に差がありすぎる対応。
さらに種類が多すぎて加工も凝りすぎな和洋折衷の料理は如何なものか。

で、またしても今はなきパレスホテル箱根&箱根という観光地を下田と比べてみる。

箱根はロマンスカー1本とバスで自宅から約3時間のちょうど良い移動時間。
長年にわたり観光地として盛り上げるべく、
小田急や西武、商店街、ホテルや美術館や町が一丸となって盛り上げている活気や熱意。
パレスホテルの、施設は古かったけれどきちんと整備された館内。
フロントで全てが管理されているオペレーション。
スタッフのさりげないけど何も不満のない対応。
メニューの種類は多くないけれど内容もボリュームも満足な料理・・・。

やはり良いホテルだったなあ。
もう一度帰ってきてー!

※画像は朝食。






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ゴールデンウィーク1週前、伊豆下田へ。(その1)

2018-04-23 11:40:02 | 伊豆
●ロケーションは最高の下田東急ホテル。

ツレの誕生日はゴールデンウィークの初日。

これまでは誕生日当日ではなくても、
なんとか定宿のパレスホテル箱根に行くことがほとんどだったが、
今年は閉館してしまったことであちこち検討を重ねなければならなかった。

するとある日、ハワイ好きの知り合いが、
下田東急ホテルに行ったら、まるでハワイのようで良かったわあ。
というので私たちも行ってみることにした。

下田は2013年に私一人で行ったことがあり、
駅周辺はもちろん、街中もかなり散策したので熟知しており、
心配性のツレも安心だろうということで即刻決定した。

ただ一つの心配は移動距離が長いこと。
乗り換えを少なくするのであれば中央線で東京まで行き、
踊り子号1本で下田までというルートになるが、

今回は慣れ親しんでいるロマンスカーで小田原まで行き、
小休止した後、JRで熱海、熱海から伊豆急線で下田というルートにした。

JR新宿駅の駅弁屋で弁当を購入し、
ロマンスカーに乗車。
車内は7割ほどの客で空いていた。

幸いにも雲ひとつない快晴だったが、
あまりに気温が高く、空は霞んでいた。
それでもロマンスカーの車窓からは、
まだ雪をまとっている富士山を望むことができた。

小田原では駅を出て小休止。

小田原から先では、所々で海を眺めることができたが、
前回の印象である、トンネル、トンネル、山、海、
トンネル、トンネルという景色は変わらなかった。

そして自宅を出てから約5時間半後、ようやく下田に到着。

ふぅー、着いたあ!
やっぱ遠いねえ。

クルマだともう少し早いと思うけど、
運転が疲れるし、居眠りしてられないからねえ。

喫茶店でしばし休憩後、
送迎バスでホテルに向かった。
乗客は10名ほど。
バスは運転手とナビゲータの二人体制。
乗りそうな客に声をかけるなど非常に丁寧な印象。

10分後ホテルに到着。
駐車場はほぼ満車。

数名のスタッフが笑顔で迎えてくれた。

チェックインしようとすると、
一人のスタッフが名簿で確認し、
少々お待ちくださいとのことだったが、
それを逃れ直接チェックインする客も。

あれれ、名簿確認はいらないんでないかい。(なぜか北海道弁)
夕食の時間を決めた後スタッフが部屋に案内してくれた。

部屋は4階のパーシャルオーシャンビューで、
30平米以上ありそうな広い部屋。
リニューアル直後なのでキレイ。
ベランダからは海が見えた。(画像)
さらに、ツレの誕生日ということでマカロンをいただき感激。

庭へ出てみると、芝生の向こうにヤシの木が並び、
まさに知人がハワイのようだという景色。
まあ、オアフではなくハワイ島かどこかかなあ。
100段ほどの階段を降りて海辺にも行ってみたが、
そちらはまるっきり日本の風景だった。

夕食は1階のレストラン。
満室の割には空いていたが、なぜか居心地の悪い席に通された。

食事の内容は和洋折衷のコース。

ひとつひとつは素材を生かした凝った料理でまあまあおいしかったが、
トータルのバランスはどうかなあ。
やはり和洋どちらかに絞った方がいいかも。
途中ステーキが出てくる前に赤ワインをオーダーするも、食べ終わるまで出てこず。
通りがかった別のスタッフに告げると、なぜか白ワインが。
ま、また魚料理になったからいいか。

大浴場のロッカーと脱衣所は狭かったが、
内湯、露天は広く満足だった。

エアコンの音が気になり消して就寝。

なんだか今回は批評ばかり書いてしまうなあ。

(その2に続く)















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梅雨入り直後の伊豆下田へ(その6)

2013-06-17 11:58:16 | 伊豆
下田プリンスへの路線バスは下田駅前から1時間に1本。
所要時間は15分ほどで¥350ぐらいだったかな。

このホテルは35年以上前、
仲間と良く海水浴に来ていた頃はみな貧乏で(今もそうだが)、
憧れのホテルだった。
そのホテルが季節外れの平日とはいえ、
朝食付き¥9,000ちょっとで泊まれるのだ。

エレベーターがある円筒状のセンターエリアを中心に左右に伸びる客室は、
今見てもかっこいい。

入館してみるとフロントは意外なほどあっさりした感じで、
スタッフもリゾート風。
やはり客は少ないというかほとんど見かけることがないほどガラガラのようだ。
私の部屋は5階のはじっこ。
部屋はだいぶ年期が入ってきているが、かつて憧れたホテルなので感慨深い。
全館そうなのだが、オーシャンフロントで海はすぐそこ。


さっそく温泉へ。
大浴場は1階でヨコ7,8メートル×タテ2.5メートルほどの大きな窓からはすぐ目の前が海だ。
客はだれもおらず貸し切り状態。
しかしあまりに近すぎるのか露天がないのは残念。

夜、窓を少し開けて寝たが、波の音がうるさくて途中で閉めた。

翌朝はレストランで朝食。
遅い時間だったせもあるが、広い店内に客は他に夫婦らしきカップルが二組のみ。
私は窓際の席でいただいたが、あまりにガラガラすぎて落ち着かなかった。

その後はまた温泉に入った後、チェックアウト。

下田までは5kmぐらいの距離なので歩いてしまおうかと思ったが、
高温の中、連日の散策で足の指にマメができてしまい。
白浜神社、白浜海岸を過ぎたところでバスに乗り、また下田の町を少しだけ散策した後帰路についた。

今回は久しぶりの一人旅ということで、
どこに行こうかとかなり迷った。

飛行機や新幹線を利用して遠くに行くか、
それとも東北あたりの鄙びた温泉に行くか。
または昔よく行った信州蓼科あたりはどうか。

結局、空いている時間は平日2泊3日ぐらいしかないということで、
歴史も自然もあり、しかも在住の友人がいる伊豆下田ということになった。
下田はしょっちゅう訪れている箱根の延長みたいな所だが、
東京からもう一人の友人がチャリを携えて同行してくれたこと、
梅雨にもかかわらず連日良い天気だったことも含め、大正解だったように思う。

下田はこれから本格的なシーズンに入り混雑するだろう。
秋になり、また空いた頃を見計らって行こうかな。

この項終わり。
(画像はプリンスホテルの朝食)

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梅雨入り直後の伊豆下田へ(その5)

2013-06-14 13:54:48 | 伊豆
東京では台風が熱帯低気圧に変わってホッとしたものの、
どんよりした空は相変わらずで、高い湿度に悩まされている。
かと思えば関西などでは昨日、37℃になったところがあるらしく、
まだ6月中旬だというのに、本格的な夏にはどうなってしまうのだろう。

さて、町営の温泉の話である。

伊豆在住の友人によると、
今井浜の方に町営の温泉があり、
海に面した露天風呂が心地よいとのこと。
で、さっそく向かってみることにした。

私と友人は軽トラで、
もうひとりの友人は東京からチャリを携えて来ているため(チャリに乗ってきたのではなく列車で運んできた)、
チャリで向かうことに。
下田から今井浜方面は長い坂道が数カ所あるけど大丈夫だろうか。

私たちは訳なく15分ほどで今井浜に到着。
温泉を探してみたが、潜水艦のような建物は残念ながら昨年閉館されていた。
ううむ。
いい場所にあるのにどうしたんだろう?
客が少なすぎたのか?
安すぎたのか?

ま、しょうがないねえ。

しばらく待っているとチャリの友人がゼイゼイと息を切らしながら到着した。
「だめだあ、閉館だってさ。」
「えーっ!」
友人はしばし放心状態だったが、気を取り戻し、
「どっか他にないの。」と、どうしても温泉に入りたいようだった。
「そういえば河津にあったうような気がするな。」と、伊豆の友人。

私たちはさっそく河津に向かった。
河津は伊豆の踊子の舞台として有名で、
河津桜や河津七滝とともに良質な温泉があることでも知られているところだ。

チャリの友人を従えてゆっくりと走ること20分。
日帰り入浴施設「踊り子会館」の看板があった。

踊り子会館は入浴料¥1,000。(ちょっと高いんでないかい)。
入館してみると結構な広さで、
男女大浴場のほかにロビー、畳敷きの休憩所も備えたなかなかの施設だった。
では入浴してみよう。
洗い場は7,8箇所、内湯、打たせ湯、そしてかなり広い露天風呂だ。
先客は6,7名ほどだが、混雑している感じではなかった。
おお!いいんでないかい!
お湯は透明でサラッとしているが、肌に染みこむ感じで良くあたたまる。

私はテニスで少々傷めた肩や首のあたりに打たせ湯を浴びたり、
露天に浸かったり、けっこう満足することができた。
他のふたりも、これで¥700ぐらいなら大満足だなあと、まあまあ満足したよう。

その後、チャリの友人は河津から電車で帰郷。
私は軽トラを下田の町でおろしてもらい、
しばし散策し夕食を食べた後、2日目の宿である下田プリンスホテルに路線バスで向かった。

(画像は今井浜近くの尾ヶ崎ウイングから白浜方向を望む)










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梅雨入り直後の伊豆下田へ(その4)

2013-06-13 15:42:27 | 伊豆
下田の町で何を食べるか。

てっきりこの地に移住して何年にもなる友人が通うおすすめの店があると思いきや、
「最近、町に降りてないからどこが良いのかわからないよ。」
おいおい。
どーすんだあ?

で、結局、友人ふたりが山から到着する間、
安くておいしそうな店を私があらかじめ探しておくことになった。

もう下田の町を散策するのは何度目だろう。
1時間ほど碁盤の目を彷徨い探し出した店は2軒。
和食の黒船屋と中華の温州軒。
どちらも郵便局のそばでわかりやすい。

しばらくして友人達が到着し、
まずは黒船屋を覗いてみる。
すると、店内は常連らしき人たちに占領され、
みなさんどっかと腰を落ち着けてしまっているようで、
私たちが入り込む余地はなく退散。

ううむ、おいしそうだったんだけど残念。

で、温州軒へ。

こちらには数人先客がいたが、座敷が空いており、
我々3人、無事入店することができた。

我々は冷やし中華、カツ丼、チャーハン等を注文。
下田らしい海産物は食べられなかったが、
安くて満腹になる食事ができた。

さあ、次はどこへ行こうか。

店を出てブラブラしているとあじさい祭りのポスターを発見。
会場は下田公園でここからも近い。

おお、行ってみよう。

下田公園は旧市街の外れにあり、
階段を登ると山一面にあじさいが咲いていた。

おお!
こりゃあ凄いや。

私たちはさまざまな色や形のあじさいを堪能。
下山後は今井浜の方にある町営の温泉に向かった。

(画像はあじさい祭りの下田公園)

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梅雨入り直後の伊豆下田へ(その3)

2013-06-13 12:44:19 | 伊豆
ソウルバー土佐屋さんはペリーロードの橋を渡った所にあり、
江戸時代の船宿を改築したという由緒ある建物。
ソウルと古い建物のミスマッチが面白いのだが、
店内は、壁面や天井の至る所にポスターやレコードジャケットが貼られ、
ウッディな内装とともにソウルバーらしい雰囲気を醸し出していた。

この夜はちょうどサッカーワールドカップ最終予選の
日本VSオーストラリア戦が行われたこともあり、
大勢のお客さんが大型テレビに見入っていた。

翌朝、黒船ホテルの朝食は、7階の割烹のような場所で和食をいただいた。
どうやらここではグループ・個人にかかわらず個室があてがわれるようで、
一人の私も四畳半ほどの部屋に通された。
すでにテーブルの上にはアジの干物、湯豆腐、納豆、おしんこ、フルーツなど、
かなりいろいろなメニューがセットされており、
3分ほど待つとお姉さんがおひつ入りのご飯と味噌汁を運んでくれた。

いやあ、こんなに食べきれないなあ。
それでもほとんどのメニューをおいしくいただいた。

食事の後は温泉に浸かりチェックアウト。

部屋は古くトイレが外だったのはマイナスだけど、
眺望、風呂、朝食を考えれば約¥10,000という価格はまあ妥当かな、と思った。

その後は黒船遊覧船乗り場から、道の駅、そして夕べも訪れた下田の町をブラブラ。
せっかく来たのだからと寝姿山ロープウエーで山頂も散策。
散策路に咲くさまざまな花や眺望を楽しんだ。

さて、この日は友人達と下田の街中でお昼を食べることになっていた。

(画像はペリーロード沿いに咲くあじさい)


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梅雨入り直後の伊豆下田へ(その2)

2013-06-12 15:40:13 | 伊豆
電気も水道も、坂道さえも自らが作った家。
手作り中の友人宅の進行状況はまだ半分にも届かず、
完成は来年になるという。
すでに出来上がっている部分の出来映えはなかなかで、
完成が待ち遠しい。

1日目の宿は、黒船遊覧船乗り場の目の前にある黒船ホテル。
夜、下田の町を散歩したかったので、町から徒歩圏内にあることと、
露天風呂が良さそうだったのでこのホテルをセレクトした。

1階は広いフロア全体にカーペットが敷き詰められ、
自動演奏のピアノや巨大水槽、お土産コーナーなど、
かなり豪華なホテルといった趣だが、
フロントは地方の旅館という感じ。
私の部屋は8階だったが、
何度か建て増ししたらしく、
エレベータを乗り継がなければたどり着けなかった。
部屋は和室でかなり広く、ひとり旅には十分。
風呂はあったが、トイレが共同というのがちょっとねえ。
窓からは湾全体が見渡せた。

では待望の温泉に入ってみようか。

大浴場は7階から階段を下りたところで、内湯と露天がある。
それぞれがかなり広く、洗い場は15箇所ぐらいあったかな。
いそいそと眺めの良さそうな露天に浸かってみたが、
立ち上がらないと風景は見えず。
ま、向こうからも見えちゃうから仕方ないと言えば仕方ないんだけどね。
で、造りも岩がゴロゴロしてるタイプじゃなくて、
きちんとタイルが貼ってあるタイプで、
ちょっと居心地が悪かったかな。

お風呂の後は、下田の町へ。
ホテルからは10分ぐらいだったかな。
町と言っても駅前ではなく、
駅から国道を渡った旧市街の方だ。
面積は300メートル×800メートルぐらいかな。
道はほぼ碁盤の目のように規則正しいが道幅は狭い。
商店街とはいうものの、びっしりと続いているわけではなく、
数十メートルに一軒という感じ。

実は下田に来る前に、一軒のソウルバーがいいらしいとの情報を見つけたので、
ぜひそこへ行ってみたかった。

そこはかなり奥まったところにあった。

(画像はホテル7階エレベータ前からの風景)






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梅雨入り直後の伊豆下田へ(その1)

2013-06-11 16:45:55 | 伊豆
箱根から戻った翌々日、平日にひとりで伊豆下田へ向かった。
今度は、これまで半年弱がんばった自分へのご褒美と、
吉祥寺から伊豆に移住し、自分で家を造っている友人に10年振りに会うためだ。

往路は東京駅からスーパービュー踊り子号を利用した。
おっと、乗車の前に大丸の弁当売り場でまい泉のトンカツ弁当を購入。
箱根に行くときのように多摩川を通過したら食べるつもり。

踊り子号は梅雨入り直後の平日のためかガラガラで、
私の車輌には3割程度か。
しかも乗客はみな、やがて海が見える左側に着席している。
まさか左に傾いてやしないだろうなあ。

やがて列車はスルスルと発車。
東海道線を順調に西に向かった。
横浜、大船、茅ヶ崎を過ぎ、ロマンスカーでも見慣れた小田原に到着。
もうこれからは頻繁に海が見えるはずだ。
ところが熱海を過ぎた辺りからトンネルが多くなってきた。
ううむ。

トンネル、トンネル、トンネル、遠くに海、トンネル、トンネル・・・。
ううむ、ううむ。
これでスーパービューかあ?

伊東では黒船号とかいう、左側の座席がすべて海側を向いている列車があった。
ううむ、これからは大いに見えるのかな?

しかし、また、トンネル、トンネル、遠くに海、トンネル、トンネルだ。

そしてどこだか忘れたが、たった3分ほど、海から30メートルぐらいの場所を通る箇所があり、
そこからは晴れて視界が良ければ、伊豆七島のいくつかの島が見えるというアナウンスがあった。
ううむ。

これがスーパービューの正体だったかあ。

それからは二度と海が見えることはなく伊豆急下田に到着した。

下田駅には迎えの友人が待っていてくれ、10年振りの再会を喜ぶ間もなく友人宅へ。
友人宅は下田から30分以上離れた山の中に住んでおり、
わざわざ遠回りをして海岸沿いを走ってくれた。

その海岸沿いは険しい山道だったが、さまざまな花が咲き乱れる絶景だらけの道だった。



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