ペンギンのひとりごと。

とにかく何事にも好奇心旺盛なペンギンのひとりごと。

吉祥寺の嫌いなところ

2007-04-29 20:48:06 | 吉祥寺
ふぁあ。
本日からみんなの待ちに待ったゴールデンウィークが始まった。
私は今、青いというよりは宇宙色とでもいうべき空の下、どこまでも透き通る海を目の前にモルジブの砂浜でくつろいでみたいなあ、と思いながら、いつものように吉祥寺の某所で仕事をしている。ケッ。

そんな訳で今回は吉祥寺の嫌いなところを書いてしまおう。

まず、すべての根源は人が多すぎることであろう。
平日はともかく休日の人出は、完全にこの街のキャパをオーバーしてしまっている。
そのため、クルマが溢れ、自転車が溢れ、カフェが溢れてしまう。
恐らく道路や駐車場やカフェは平日でギリギリ。
駐輪場は平日でも完全にオーバーしており、そこら中の歩道やちょっとした横道に自転車が氾濫してしまう。
ゴールデンウィークのこの時期はまるで街に出る気が失せてしまうほどひどい混雑だ。
吉祥寺はたびたび人気の街にランクされているのだが、なぜこういうマイナス面を書かないのだろう。

ま、でも行列が好きな人もいるしなあ。
あんまり空いてるのもつまらないしなあ・・・。

あ、いかん、仕事仕事。
ブログなんか書いている場合ではないのだ。

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キオスクの多数店舗休業について

2007-04-28 15:47:07 | ふと思ったこと。
困ったことになった。

といってもお金がありすぎて使い道が思いつかないとか、婦女子にモテすぎて断るのが大変だとかではない。
私の行動範囲内の、JR駅のホームにあるキオスクがほとんど休業していることだ。
例えば近いところでは吉祥寺駅。
中央線ホームに2店、総武線ホームに1店あるキオスクは3店とも休業。
新宿や東京などの大きなターミナル駅でも、長いところではもう半年近く休業しているのだ。
ちょうど1年前の4月27日、私は当ブログで、キオスクのレジに導入されたレジおよびPOSシステムに困惑し、「キオスクにおける職人芸の終焉」という一文を書いたのだが、心配が現実になってしまったようなのである。
マスコミによると、休業の原因はどうも、ベテランが辞めてしまい後任が集まらないということと、コンビニ型店舗の売り上げが増えているので、キオスクのてこ入れに躊躇していることがあるらしい。

でも、やっぱ困っちゃうんだよなあ。
雑誌や新聞やガムが買えないよー。

私が考えるに、駅のホームというのは特殊な空間で、キオスクというのは、乗車する寸前に何かを買いたくなる一種のスリルのような人間の心理を、テキパキとした職人芸のおばちゃんがさばいていく、非常に特異かつ効率的な店舗形態であったと思う。
しかしそこに多店舗と同様のPOSが導入されたことにより、効率が著しく低下し、スリルのようなものが無くなり、結果、売り上げも下がってしまったのであろう。

キオスクはこのまま無くなってしまうのだろうか。
いや、それは困る。

では、復活の手段を考えてみよう。
やはり職人芸を復活させるしかないだろう。
しかも高給で優遇するのだ。
まず、キオスク職人芸養成所を作る。
で、辞めてしまったおばちゃんを講師にひと月ほど練習。
試験を通過した生徒は実際の店舗でインターン。
さらに能力給も設け、売り上げ効率の高い人には時給¥3,000ぐらい出しちゃう。

なあんて思うんだけど、いかがでしょう。



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たまにはセレブな気分でロバータ・フラックのライブを観に行く。

2007-04-19 13:43:10 | コンサート鑑賞
しっかし寒かった。
ついこの間は30度近い気温でもうすっかり初夏のようだったのに、ここ数日は最低気温が10度を下まわり真冬に逆戻り。
昨晩はその寒さにくわえ雨も降る最悪の天気だった。
こう寒いときはカラダの芯から温まらなければならぬと思い、炉端焼きを食べに、ではなく、ロバータ・フラックを観に出かけた。

ところは南青山のブルーノート東京。
17:30に受付に到着するとそこにはすでに、セレブな紳士淑女が大勢集まっていた。
通常でも¥8,000を超える入場料なのだが、昨晩はとびきりのビッグネームということで¥12,600という高額なため、年齢層はおおむね30代半ばから60代と超アダルトな雰囲気。
私が選んだ席はステージ左手のロバータから18.44mほどの距離で、テーブルには私の好きなボサノバシンガー、アストラット・ジルベルトの来店記念プレートが埋め込んであった。(画像)

さて、場内が暗くなり、いよいよステージの幕開けである。
厨房の方から、まずバックミュージシャン、続いて男女のコーラスシンガーが登場、少し間をおいてティナ・ターナー、ではなく、ティナ・ターナーのようなヘアスタイルのロバータがやってきた。
軽快でリズミカルなパーカッションに導かれ、オープニング曲の“オアシス”がスタート。
甘くねばりのある声は昔と変わらぬまさにロバータの声で、すぐに彼女独自の世界に引き込まれてしまう。
数曲後、男女のコーラスシンガーが、それぞれソロで自らのオリジナルを歌うが、まったく無名の彼らの歌唱力がこれがまた絶品で、ううむ、やっぱ本場物は違うわいと思ってしまう。
そして超名曲、“やさしく歌って”。
もう恐らく彼女は数千回は歌っているのであろうか、ちょっと飽きてしまっているようだったが、満員の観客は大喜び。
ちょっとコーヒーが飲みたくなったりして。
次曲も大ヒットの“フィール・ライク・メイキン・ラブ”で、また大盛りあがり・・・。

わずか1時間ちょっとのライブであったが、私は大満足。
そこらで¥2,500のライブを5回観るより、たった1回でも超一流を観るべきなのだなあと思った。

コメント (2)
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吉祥寺の中道通りでオールウェイズなラーメンをいただく。

2007-04-12 18:44:24 | グルメ
スポーツ界は今、プロ野球の裏金問題で揺れている。
横浜BスターズのN選手が入団の際、協約で定められた額を大幅に上回る裏金を手にしたというのだ。
ちょっと前に西武Lイオンズから始まった裏金問題であるが、ついに球界全体に広がりそうだ。
これまでは相当以前からその存在が疑われていたのだが、金額と選手といった実態が明らかになってしまった。
球界の盟主を自認する某有名球団などは、すべてが明るみに出てしまうのではないかと戦々恐々としていることだろう・・・。

さて、そんなことにはおかまいなく、私は久々に暇ができ腹も減ったので吉祥寺の街をブラブラすることにした。
古本屋を数軒めぐるも収穫がなく、いつの間にか中道通りへ。
しばらく歩くと左手に古ぼけたラーメン屋が目に入った。
店の名は“Yしの家”。
いかにもという感じだ。
そこはずーっと以前からある店で、煤けたショーウインドウの中の煤けた蝋細工の料理は何度も目にしているのだが、引き戸が磨りガラスのため内部が確認できず、客が出入りする瞬間に立ち会ったこともない謎の存在だった。
私は、暇ができた開放感からか、ふと入ってみたい衝動にかられた。

ガラリと引き戸を開けるとそこは雪国、ではなく、まさにオールウェイズな空間だった。
やや古ぼけたウッディなインテリアは軽井沢の隣町にありそうなラーメン屋の雰囲気で、擦れて薄くなったテーブル表面のプリントや、壁面の、恐らくタバコの煙で地が白からグレーに変しまったメニュー、入り口上部に置かれたテレビなどはそのままロケに使えそう。
先客はこれまたエキストラのような怪しいおじさんがひとり。
黙々と焼きそばを食べている。
私はメニューを詳細に検討した結果、中華の基本であるラーメンを頼むことにした。
ぼんやりテレビを見ていると、来日中の中国温首相が、かの「オールウェイズ三丁目の夕日」の映画が好きで、我が国はまさに今あの状態なのですとおっしゃったとか。
ううむ。
グッドタイミングではないか。
日本にも古き良き店が残っていると、温首相には是非この店を見てもらいたいものだ、などと思っているとラーメンが到着。
半透明の醤油スープにやや黄色いちぢれ麺、シナチク、なると(最近珍しい)、刻みネギ、チャーシューが載るまさに古き良きラーメンだった。
まずは一口スープをごくり。
おお!
これは今はなきハーモニカ横町の第一中華とそっくりでうまい。
もしかしてその昔、両店で吉祥寺ラーメンの主役の座を競い合っていたのかもしれぬなあ、などと思いながらあっという間に完食。
近い将来引退してしまうかもしれぬおばさんに¥500を支払い、私は現代に舞い戻った。



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