ペンギンのひとりごと。

とにかく何事にも好奇心旺盛なペンギンのひとりごと。

西荻グルメ探索(その1)格安ステーキと老舗喫茶店

2010-01-29 22:47:48 | グルメ
先週末吉祥寺で300g¥1,050のステーキを食べ、エネルギーが満ちあふれるのを感じた私は、
この1週間で消費してしまったエネルギーを再びステーキのパワーで取り戻そうと思った。
もう少し高価でも良いからおいしいステーキはないかとネットをいろいろ検索した結果、
お隣の西荻にある「Kimurakan」という店がひっかかった。
西荻にはキャロットという超格安の有名店がありネットにやたらと出てくるのだが、
どうもこの店はこの間の吉祥寺のステーキ屋と同様に若者向けのようで敬遠した。

西荻北口を出て斜め西の方向へ歩き出すがなかなか店が見つからない。
300メートルほど歩いたところでもう1本線路寄りの道だったことに気づきようやく店を発見。
近くのキャロットには行列ができており、並んでいるのはやはりすべて若者だった。

さて、入店したが先客はおらず、金曜のこの時間に誰もいなくて大丈夫なのかとちょっと心配してしまう。
店内は明るくゆったりとした感じで壁面やテーブルには年期が入っている。
私は素人っぽいマスターからメニューを拝見し、
和牛ステーキ200g¥1,650(サラダ、ライス、みそ汁、コーヒー付き)を注文した。
まずは結構なボリュームのサラダが出てきたのだが、非常に新鮮でドレッシングもおいしくあっというまに完食。
さらに10分後、ジュウジュウという音とともに鉄板皿に載ったステーキが到着した。
でかっ!
200gを注文したのだが面積はこの間の300gぐらいあり、人参やフライドポテトなど付け合わせもたっぷり。
ご飯も山盛りみそ汁も具沢山で小さなおしんこも付いていた。
私は一瞬うろたえたのだが、ええいっと食べ始める。
さすがに吉祥寺の300gより肉は上質で、醤油とにんにくのタレを選択したのも正解だったためか、
割とさくさくと食べられるのだが残り2割ぐらいのところでスピードダウンし、
お腹をさすりながらようやく完食した。
ふぅ。

食後は腹ごなしのため南口をちょっと散策。
いい喫茶店があればしばし休憩をしたいと思ったのだが、飲み屋と定食屋ばかりで見当たらず。
でもどの店も安くけっこう人が入っていた。
あきらめて駅にもどろうとしたところで喫茶店の看板を発見し、
”店内携帯電話お断り”の但し書きにピントきた私は、ここだ!と思った。
店の名は「ダンテ」。

扉を開けると店内はまるで70年代そのままで、初めての店なのにいきなり懐かしさを感じてしまう。
先客はカウンターに常連らしき年配の方がひとり、店のイメージぴったりのマスターとおしゃべり中だった。
BGMはもちろん70年代以前のJAZZ。
私は高校時代に行きつけの喫茶店で良く飲んだブラジルを注文。
当時と同じくサイフォンで作られたブラジルは、濃厚で豆の味がしっかり出ており非常においしかった。
それにしても癒される空間だ。

という訳で今回はネットであらかじめ検索したステーキと、
その場で直感で入った喫茶店がどちらも正解だったことがとてもうれしく、
西荻という町(街ではない)に、大資本に浸食されてしまった吉祥寺とは違う魅力を感じたことが大きな収穫で、
今後しばらくは西荻グルメを探索してみようと思った。



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今月の1冊「日本人の矜持―九人との対話」藤原正彦著 新潮文庫

2010-01-27 23:04:52 | 書評
ひっさびさの書評である。
私はとにかくほぼ毎日本を買って読んでいるのだが、なにせ書評を書くのは面倒なのだ。

先の金曜日、吉祥寺の第一ホテル手前にある若者向けステーキ屋に初めて入店し、
300g¥1,050と超格安のステーキを食べたのだが、
やはり「肉」の力は絶大で土曜日曜はやたらとカラダを動かしたくなり、
手っ取り早いウォーキングを2日間合計22kmも歩いてしまった。
仕事をばりばりしているうちは草食だなんて言ってる場合じゃないね。

さて、藤原先生の新刊文庫である。
これがめっぽう面白い。
これまで「国家の品格」「祖国とは国語」「この国のけじめ」と一貫して、
読み書きそろばんを主体とする教育論や武士道に基づく道徳観を主張してきた藤原先生が、
今回はさまざまなカテゴリーの有識者と対談。
というか、文章のバランスが藤原先生8に対して相手が2ほど割合になっており、
有無を言わせず持論に引き込んでしまうあたり、藤原先生も相当な肉好きなのではと思えてしまう。

こういう今時珍しい頑固一徹な人には、ぜひこれからも頑張っていただきたい。


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日航の破綻はロゴマークのデザインも一因ではないか?

2010-01-19 21:37:42 | ふと思ったこと。
時の経つのは歳とともに年々早くなり、ついこの間新年を迎えたと思ったらもう20日。
残る345日もあっという間に過ぎるだろう。

本日、ついに日航が破綻した。
グループの負債総額は2.3兆円とかで金融機関を除く戦後最大だという。
これからは公的資金という名の大量の税金を使って立て直しをはかることになる。
かつては世界を席巻したほどの日航がこのような事態に陥ってしまった原因はさまざなものがあると思うが、
あのロゴマークもその一因なのではないかと私は思う。

JALのロゴマークは1989年の民営化の際、
以前のクラシックなものから当時としてはとてもモダンなものに一新され、私も非常に気に入っていた。
しかし2002年頃、現在の"JAL"の文字に円弧がかかるものに変更されてしまった。

そもそもロゴマークというものはできるだけシンプルに、
誰にでもわかりやすく企業のイメージを伝えるべきであり、
日航の場合には、日本の企業であることや、
空の交通を司る企業として安全重視の姿勢のような前向きで明るいイメージを表現してほしかった。
しかしあのロゴマークから受けるイメージは、まるで日本刀で社名をまっぷたつに切るようなマイナスのイメージで、
私は大きな違和感を感じながら現在に至っていたのだ。

組織は相当縮小されるようだが、
この際、まずロゴマークを変更してみたらどうだろう。





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