ペンギンのひとりごと。

とにかく何事にも好奇心旺盛なペンギンのひとりごと。

ニーナ・アナニアシビリ引退公演

2012-07-25 23:47:39 | 映画・観劇
いつの間にかバックの画像が変わっちゃった。
ずっとブログを書いてないからかな。
しょうがないから、ひさびさに書いてみるか。

先日、東京文化会館で、ボリショイやニューヨークでプリマだった
ニーナ・アナニアシビリとグルジアバレエ団による白鳥の湖を観た。
これが引退公園だという。

ニーナの踊りは素人の私が観てもとにかく素晴らしく、
真っすぐに立つ、回転する、という基本的なバランス感覚および軸の安定感と、
腕と手による白鳥の表現が特に秀逸だった。
ニーナはもう50歳に近い年齢だと思うのだが、
全盛期を知らない私には、引退をするような身体の衰えはまったく感じられなかった。


構成は前回観たボリショイのものとはちょっと違っていて、
美術も衣装も照明も明るくモダンな印象だ。
グルジアバレエ団はボリショイと比べると若々しい感じだが、
全体のまとまりには若干欠けるかなあと思った。

舞台終了後はブラボーの声がやまず、
スタンディングオベーションが10分以上続いた。
ニーナは何度も閉じられた幕から出てきて、丁寧に観客に応えてくれた。

クラシックバレエという古典の枠の中で光るニーナの個性により、
クラシックバレエを再発見した一夜だった。
(なんちゃって、まともなバレエはこれが2回目なんだけど)





コメント
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