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Credidimus Caritati 私たちは天主の愛を信じた

2024年から贖いの業の2000周年(33 - 2033)のノベナの年(2024-2033)が始まります

クリストファー A. フェララ,Esq.著「ファチマの第三の秘密と公会議後の総崩れ」を読んで

2006年08月16日 | 本・新聞・ウェッブ・サイトを読んで

アヴェ・マリア!


「保守的」カトリシズムの出現



 クリストファー A. フェララ,Esq.著「ファチマの第三の秘密と公会議後の総崩れ (第四部 第五部)」(http://www.d-b.ne.jp/mikami/fn980421.htmの「保守的」カトリシズムの出現に関する考察はとても興味深かった。
以下、ポイントを拾ってみた。

【詳しくは、http://www.d-b.ne.jp/mikami/fn980421.htmをご覧下さい。】

 



【第二バチカン公会議以前】


 第二バチカン公会議の前にはすべてのカトリック教徒は「伝統主義者」であった


 すべてのカトリック教徒は、非カトリック教徒との「一致」のために教会の諸々の伝統のいかなる妥協もあり得ない、と考えていた。


 典礼に関しては、公会議前までカトリック教徒は古代の言語を含むミサの形式は諸々の時代を超えて聖霊の働きであり、刷新に服従するものではないと信じていた。


 キリスト教一致については、公会議前のカトリック教徒は、カトリック教会こそが別れて行った兄弟たちがそこへ戻らなければならない唯一の真の教会だと見なしてきた。



 カトリック的な正しい教皇像によると、教皇は、教会を統治する上で、至上のそして完全な権力(plena et suprema potestas)をもっている。


 ただし教皇は専制君主ではない。教皇といえどもイエズス・キリストに従わなければならない。教皇といえども、新しい教義を作り出すことが出来ない。


 教会博士聖ロベルト・ベラルミンはこう言っている。

身体を攻撃する教皇に抵抗することが合法的であるように、霊魂たちを攻撃する教皇、あるいは市民的秩序をかき乱す教皇、あるいはとりわけ教会を破壊しようとする教皇に抵抗することもまた合法的である。私は、教皇が命じていることをしないことによって、そして教皇の意志の遂行を妨害することによって教皇に抵抗することは合法的である、と言う。しかしながら、教皇を裁き、教皇を罰し、あるいは教皇を退位させることは合法的ではない。なぜならこれらは上長に固有の行為だからである。」



「人々の真の友人は革命家たちでも革新者たちでもなく、伝統主義者たちである」(教皇聖ピオ十世)

 

 




【第二バチカン公会議の到来によるリベラル派の解放】


 公会議はすべての断罪を放棄した。ヴァチカンが嫌疑を受けていた多くの神学者たちを突然名誉回復した。今日のリベラルなカトリック教徒たちは本来ならば破門されていなければならない人々であった。しかし、リベラル・カトリシズムは今日教会においてはその他の点で一般に大目に見られている。それは少なくとも外的な公共の場では、カトリック的実践および信念の様式として存続するようになってしまった!



 少数のカトリックは、正真正銘のカトリックでありつづけようとした。つまり、カトリックで留まろうとする彼らは「伝統主義者たち」「カトリック伝統主義者たち」「伝統主義カトリック」と呼ばれるようになってしまった! 伝統主義者は、ただ単に、カトリック教徒たちが常に礼拝してきたように礼拝し、そしてカトリック教徒たちが常に信じてきたように信じることをもとめただけだった。



 本来の単なるカトリック(第二バチカン公会議以後は「伝統主義者」と呼ばれるカトリックは、公会議後の革命にその発端から反対した。特に典礼に関する「伝統主義者の」立場は、新しいミサに反対するオッタヴィアーニ枢機卿とバッチ枢機卿とによって表明された。



 オッタヴィアーニ枢機卿とバッチ枢機卿とは、パウロ六世の諸改革がトレント公会議によって成文化されたミサの神学からの「著しい逸脱」であり、千五百年以上も続いている典礼の伝統を単純に放棄することができなかった人々の間に「良心の危機」を産み出す「一つの測り知れない誤謬」であると警告した。

[オッタヴィアーニ・バッチ両枢機卿のパウロ6世教皇聖下への手紙)
http://fsspxjapan.fc2web.com/pro_missae/rappot.html

 


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聖伝のミサにようこそ! WELCOME TO THE TRADITIONAL MASS!

2006年08月16日 | 聖伝のミサの予定

兄弟姉妹の皆様を心から、聖伝のミサにご招待いたします。


アヴェ・マリア!


 ■ 聖伝のミサにようこそ! ■ WELCOME TO THE TRADITIONAL MASS!


 兄弟姉妹の皆様、お元気ですか。


 聖伝のミサに兄弟姉妹の皆様を、私たちは心から歓迎します! 


(聖伝のミサは、本来なら「ローマ式典礼様式のミサ」と呼ばれるべきでしょうが、第二バチカン公会議以前のミサ、聖ピオ5世のミサ、古いミサ、昔のミサ、旧典礼、ラテン語ミサ、トリエントミサ、トリエント公会議のミサ、伝統的ミサ、伝統ラテン語ミサ、伝統的カトリック・ミサ、・・・などとも呼ばれています。)


聖伝のミサは、
聖ピオ5世教皇様の大勅書によって義務化され永久に有効なミサ聖祭です。

「余によって命ぜられたものより他のやり方でミサ聖祭を捧げる事が無いように。又、何によってであろうともこのミサ典礼書を変更すべく強いられ、強制される事無く、又この手紙が決していつの時代でも変更されることの無く却って〔この手紙が〕常に堅固、且つその適応範囲において有効であるように、同じく余は規定し宣言する。」

「・・・ 故に、絶対に誰一人として、余のこの許可、規定、命令、勅令、決定、認可、許可、宣言、意志、政令及び禁止のページに背反し、或いはそれに大胆にも背く事のないように。もしも、誰かがそれを企てようと敢えてするとしたら、全能の天主〔の憤慨〕及び使徒聖ペトロとパウロの憤激をかうと言う事を覚えよ。」

(1570年7月14日聖ピオ5世の大勅令『クォ・プリームム』)



「聖ピオ5世のミサ典書は、一度も廃止されたこともないし禁止されたこともありません。」

(2006年7月21日、ローマのIメディアのインタビューで、典礼聖省の事務総長、ランジット大司教の言葉)

 

「私たちが今日経験している教会の危機は、「もし神が存在しなかったとしても」(etsi Deus non daretur)の原則に従って行われた改革の結果である典礼の崩壊が原因であると、私は確信しております。」

(ベネディクト十六世 ヨゼフ・ラツィンガー著 里野泰昭訳『新ローマ教皇 わが信仰の歩み』春秋社)



「私はファチマのルチアに対する聖母のメッセージによって心配しています。教会に脅威を与える諸々の危険についてのマリアのこの固執は、信仰と教会の典礼を変更するという自殺行為に対する天主の警告です。

(ピオ十二世の言葉)
http://www.d-b.ne.jp/mikami/fn980217.htm

 


     <2006年8月>


【大阪】大阪市東淀川区東中島1-18-5 新大阪丸ビル本館(JR新大阪駅の東口より徒歩5分)「聖母の汚れ無き御心巡回聖堂」


18日(金)平日(4級)緑      午後5時半
19日(土)証聖者聖ヨハネ・ユード(3級祝日)白     午前11時



【東京】東京都文京区本駒込1-12-5曙町児童会館1F 「聖なる日本の殉教者巡回聖堂」
19日(土)午後6時半 グレゴリオ聖歌に親しむ会(http://sound.jp/gregorio/
     午後8時40分 グレゴリオ聖歌による終課

20日(主)午前10時  ロザリオ及び告解
          聖霊降臨後第十一主日(2級)緑 午前10時半
     午後2時半 公教要理の霊的講話
     午後4時半 グレゴリオ聖歌による主日の第二晩課

21日(月)寡婦聖ヨハンナ・フランチスカ・シャンタル(3級祝日)白  午前7時 (予定)

22日(火)聖母マリアの汚れ無き御心(日本の最上位の保護者)(1級祝日)白 午前7時 (予定)

 

 



 詳しいご案内などは、
http://sspxjapan.qp.land.to/holymasstips.htm
http://sspxjapan.qp.land.to/masscentersfaq.htm
http://sspxjapan.qp.land.to/schedule.htm

または
http://immaculata.web.infoseek.co.jp/manila/manila351.html

 などをご覧下さい。



それでは、皆様のおこしをお待ちしております。


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天主様の祝福が豊かにありますように!
トマス小野田圭志神父(聖ピオ十世会司祭)

 


 


--このブログを聖マリアの汚れなき御心に捧げます--

アヴェ・マリア・インマクラータ!
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