ここ数日、このブログでは1960年代に流行し始めたイージー・リスニング・ミュージックについてあれこれ書いた。
きっかけは、先の3連休中、冬枯れの本土寺を目指して走らせていた車のラジオから流れてきた曲だった。
思えば、エフエム東京(TOKYO FM)で深夜に流れるジェット・ストリームという番組で、こうした曲を聴いていた。
あの頃聴いた甘く流麗な旋律の数々の曲。今聴くと、たちまち真っ青に抜けるイタリアン・ブルーの空が浮かんでくる。
パーシー・フェイス楽団やポールモーリア楽団、レーモン・ルフェーヴェル楽団、カラベリ・グランド・オーケストラなどポピュラー・オーケストラが流行していたのは、1960年の初めから1970年の終わりにかけてである。
さて、1960年代というと、1961年4月12日、ソ連のガガーリン宇宙飛行士が人類史上初めて宇宙を飛行し、「地球は青かった」と言葉を残したのがトピックス。
この快挙を東側諸国は、「資本主義」に対する「共産主義」の勝利ともてはやした。時はソ連とアメリカの冷戦真っただ中での出来事だったのだ。
この年の11月8日に、アメリカのジョン・F・ケネディ大統領は人間を月に送り込む「アポロ計画」を立ち上げた。
ケネディの遺志を貫いたNASAは、1969年7月に宇宙飛行士ニール・アームストロングおよびバズ・オルドリンのアポロ11号での月面着陸に成功。
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