
1944(昭和19)年に開校した「大島農林学校」を前身とする大島高校。地域から必要とされる産業(農業・家庭・水産)を柱として、優秀な人材を世に送り出してきた歴史のある高校だ。
大島の郷土・文化を学びつつ、農業や観光産業・防災など就業体験にも力を入れ、国際社会で活躍できる人材教育を行っている。
大島高校の椿園は昭和52年から。大島公園の園芸種を順次導入し、挿し木や接ぎ木の実技教育により増殖が行われてきた。現在では350種ものツバキが校内の椿園を中心に育てられている。
ツバキの開花シーズンが終われば、新学期。お礼肥から整枝剪定、病害虫予防、下草がり、そして挿し木や接ぎ木の実践教育が続く。
また、ツバキ栽培を通じて広く情報発信を行うほか、椿油など高校生による特産品づくりなどの活動も行っている。こうした若い人たちの島の観光に関する理解と努力は実を結びつつあり、椿の大島高校として大島観光の目玉の一つになりつつある。
昭和52年からの開園ということもあり、園内の木はまだ若い。フレッシュな分、花の付き方も活発で、写真を撮ったこの日はまさに百花繚乱。若さが爆発していた。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます