13世紀に南宋で作られた青磁の香炉がある。千鳥の香炉。
盗賊の石川五右衛門が秀吉の寝所に忍び込んだとき、この千鳥が鳴いたため捕らえられたという。豊臣秀吉、徳川家康と伝来、家康の歿後尾張家初代義直へと伝わった。
円筒形で、三つの足が浮き上がる形態が千鳥が片足を上げるしぐさに似ていることから千鳥形と呼ばれるのだが、くだんの千鳥の香炉には、千鳥をかたどったつまみがついた蓋がついている。
人が歩き回る振動に鳴動するような蓋ではないのだが、古い陶器にはそんないわれが似つかわしい雰囲気がある。
時の権力者・豊臣秀吉に対抗した反体制派のヒーロー、石川五右衛門。捕えられ、京都三条河原で一子と共に煎り殺される。
ただ、名ゼリフで知られる南禅寺の三門は、五右衛門の死後30年以上経った寛永5年(1628)に再建されたものらしい。
この日、南禅寺を訪れたのは、先斗町の横道、木屋町から細い路地に入ったところにある「トラットリ屋 es」さんのかわいい女性のお勧めによる。ディズニーランド好きのお嬢さんで、関東に住むぼくをうらやましがったが、こちらからすれば、京丹波手前に住む彼女の方こそ日常の古き良き日本の風景がうらやましい。
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