【撮影地】富山県中新川郡立山町立山峰1(絶滅危惧II類(VU)につき撮影地は記載しない)(2008.9月撮影)
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そろそろ、帰りの時間だ。何といっても、今日中に東京まで帰り着かなければならない。縦走路に戻り、真砂岳の山腹をトラバースする大走りコースを目指す。この大走りコースは別山の稜線を右に見ながら雷鳥沢へ一気に向かうエスケープルートとして知られている。稜線から急なザレ場の下りが延々と続き、ハイマツ帯に沿ってほぼ直線的にグングン下る。左右に遮るものがなくて開放的な景色。ずっと眼下には、色鮮やかなテント村のある広々とした雷鳥平を見下ろし、右手には巨大な別山を見上げる。振り返ると、真砂岳から立山連峰に続く稜線見える。少しガスって来た。さすがに疲れてきて歩くペースが落ち気味。
下っても下っても、まだ着かない。途中から岩混じりの道に変わり、浮石も多く歩きにくい。膝や足先にかなりの負担がかかり始めていたが、大走り分岐から2時間ほどでやっと平坦な場所に。「賽の河原」と呼ばれる広い草原だ。
大走りからの合流点付近。流れている川の橋を渡り、今度は標高差200m弱を登ることになる。ここから、室道のターミナルまでさらに1時間。
途中、雨が本格的になり、らい鳥温泉雷鳥荘の軒下で雨宿り。雨はかなり激しく降っていて、時折、雷鳴さえとどろく。先ほどまでの僅か1時間半ほどの天気は、貴重な晴れ間だったわけだ。
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