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tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

ほえるリス

2012-07-12 21:57:46 | 古都 鎌倉

 

夕暮れ迫る覚園寺からの帰り道。静かな住宅街の小道に聞き慣れない生物の声が聞こえてきた。
「アーオアーオ」とまるで小さな子どもが泣いているような鳴き方。
野鳥の鳴き声だろうと頭上を見上げたら、リスだった。
電線にかなり肥満気味のタイワンリスがつかまって鳴いている。
・・・落っこちなきゃいいが。。

リスといえば、以前、鎌倉を自転車で散歩してた時に、リスが上から降ってきたことがあった。降りだした雨で滑る路面だったので、急ブレーキをかけたぼくは自転車もろとも前方宙返り。はでに転んで道を歩いていた多くの観光客に目撃されてしまった。
降ってきたリスは、申し訳なさそうに振り返りながらも、近所の家の塀をよじ登って逃げて行ったっけ。・・・リスも木から落ちる。

その鳴き声を、野鳥の声と思って風流と感じていたが、その鳴き声の主がタイワンリスだとわかると印象が変わってくる。
おそらく、この時期、オスがメスにアピールしている声なのだろう。大きな声で長く鳴ける。
リス(彼?)にしてみれば、メスを獲得するために必死なのだろうが、ちと、うるさい。


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コバルト・アワーズ

2012-07-01 21:54:29 | 古都 鎌倉

 
 

ぼくが育った家の庭には、ひとかぶの大ぶりなアジサイが植えられていた。
小さい頃の思い出の一つはこのアジサイの花だ。その思い出には、必ずカタツムリとかダンゴムシがセットになっている。
その年代の男子にとって、庭の花よりもカタツムリなどの生物がより身近な存在だ。
アジサイの花の色がその土壌の水素のポテンシャル、すなわちpH(酸性度)によって赤紫から青紫に変わると知ったのもこの頃。
フェノールフタレイン指示藥がpHによって青から赤に変わることから、アジサイの色変化も色素分子の構造変化によるものだろうと思っていた。だが、どうやらアジサイの色変化はアルミニウムの濃度によるらしい。同じ株でも部分によって色が違うことがあるが、根から花へ送られてくるアルミニウムの量に差があるとすると納得が行く。

さて、茜から紫に色が変化する時間帯をコバルトアワーと荒井由美は表現したが、どうやらこの言葉は彼女のオリジナルのようだ。
コバルトの塩化物は、乾燥してると青色で水分を吸収すると赤色に変わる。彼女は夜明けの空を塩化コバルトの色変化に例えているのだ。
一方、コバルトの酸化物ブルーは、宇宙を感じさせるような深いブルー。ガラスの発色にも用いられる。
アジサイのシーズンが終われば朝焼けが美しい夏が始まる。もう7月。コバルトブルーはもうすぐそこだ。


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鎌倉 はらみっと

2012-05-27 23:08:17 | 古都 鎌倉

 
 

100年の耐久性能の建造物に対する議論がで始めたとは歓迎すべきことだ。
そもそも、日本の家屋は百年以上の永い風雪に耐え、そこで人々が暮らしてきたのだ。
そこには、日本の文化・伝統や日本人の心を集約した形があり、伝統の力強さが象徴されている。
刻々と変化する時代の中にあって、文化は常に流れていく川のようだが、建造物もまた、時代の変化に応じて、自分自身をわずかに変化させながらも、そのほとんどを変えることなく存在していく。

寺の周りを取り囲む変わりゆく背景と変わらない古寺の姿を対比させ、映像や文章に残しておくのは急激に変化する今の時代に生きる者としての義務なのかもしれない。

さて、長谷の御霊神社には「面掛行列」(はらみっと行列)という祭りが伝わっている。
伝説によれば、頼朝が極楽寺に居を構えた関東の頭の娘を懐妊させたため、この面掛行列が始まったとする俗伝もある。異形の面をつけた人々が町を練り歩き、その行列の最後尾におかめの面をつけた妊婦(はらみっと)と産婆がついて歩く。
「おかめ」は腹に詰め物をして妊婦を滑稽に演ずる。その腹に触れると「安産祈願」。

・・・今年は祭りの9月18日は連休の後の火曜日。思い切って4連休のパターンかなあ。


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大切な時間

2010-07-06 22:07:44 | 古都 鎌倉
 
  
 
  <EMBED height=385 type=application/x-shockwave-flash width=480 src=http://www.youtube.com/v/le5_Puw0OCI&amp;hl=ja_JP&amp;fs=1 allowfullscreen="true" allowscriptaccess="always">
あじさいは日本の花だ。かつては、シーボルトがオランダに持って帰った。そして多くの品種に作り上げた。

季節の花たちが次々にきれいな姿を見せてくれる東慶寺は、ぼくにとって大切な時間と場所。
かつての駆け込み寺は、そこにいる間、八方ふさがりの現実からの逃避を許してくれる。

山門に通じる石段の両側には、柏葉紫陽花が咲き誇っている。その名の通り、葉が柏のよう。
早く咲いたものは終わりに近づいていたのだが、まだまだ、十分に楽しませてくれる。
紫陽花だけでなく、桔梗も咲き始めていた。

東慶寺の紫陽花が好きだ。
色んな種類の、手入れの行き届いた紫陽花が咲き乱れる。


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悠久の空の青

2010-07-05 22:59:30 | 古都 鎌倉

 
 
 
 

紫陽花の淡い青が空の青に見えて、“6月の空と重厚な歴史が混ざった青”に見えた。
梅雨も悪くない。蒸し暑いけど、アジサイの青に救われた日。

悠久の青。明月院の紫陽花は日本古来の姫アジサイという種らしい。

”日ごとに色を増し、最後は悠久の空の青、母なる海の青へと深まり、大地に還る・・・”

花が優美ということから、「姫あじさい」の名が付けられたそうなのだが、たしかに小振りで可憐。
青一色のあじさいは雨の日が良く似合うのかもしれない。


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