ご存知、東大大学院理学系研究科付属植物園。日本最古の植物園だ。
若いころからのコンプレックスから、自然と足が遠のいてしまう鬼門。
もともとは東大が開設した施設ではなく、江戸幕府によって開園された薬園。目的は人々の薬になる植物を育てるためだ。山本周五郎の「赤ひげ診療譚」は、ここに併設された医療養成所の医師の物語。養成所は明治初年に廃止になり、大学東校(医学校)を経て、明治10(1877)年から東京大学理学部付属の植物実験場に。
さすがに生物学の聖地とだけあって、園内ですれ違ったのはカメラを抱えた写真家ではなく、メジャーと記録用紙を携えた学芸員さんだったりする。
でんと居座る大きなクスノキを中心にして、びっしりとたくさんのツバキの木が植えられており、ツバキ園一画は中に入ると薄暗い感じ。その高低差とコントラストが特徴的。
小石川植物園のツバキはおよそ50種以上。山茶花を含めると約800本。
ツバキは枝を透かせて空を入れるのが好きだが、都内のここではバックにビルを入れることもできる。
「目閉づれど 心に浮かぶ何もなし」
石川啄木終焉の地だ。
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伊豆・伊東の小室山。標高321mの自然公園。山頂の草原からは富士山や天城山、伊豆七島などの景観を楽しめる。
そのふもとにあるツバキ園。15000m2の敷地内に昭和57年に1000種、4000本の椿を植樹。
雑種を含め、2000種近くあるといわれる椿の半数の種が植えられていることになる。椿は伊東市の花木。毎年春先には、「ツバキ鑑賞会」が開催される。
一番大きな木は、八重の紅花の「明石潟」。幹の直径は約15㎝。また数多い品種の中で、一番多いのは「ヤブツバキ」。
天気が良ければ、咲き誇るツバキとともに富士山が望めるのだろう。
一輪挿しの侘助などに清雅を見るツバキだが、寒空に光沢のある葉が茂り、その濃い葉の中にぽつりと咲く。整備された歩道からそれて、木漏れ日を浴びた林の中に踏み出せば、妖精の森に迷い込んだかよう。
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