山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

富士山・お中道(最終回)

2010-06-11 | 富士山
2年前のカラマツ

真っ白になったカラマツがありました。
これは2年前のものです。
全体が凍り付いているようにみえます。
ドライフラワーのようでした。

マツボックリと新芽

マツボックリと新芽が行儀よく並んでいます。
葉っぱの出方がおもしろいです。
少しずつ伸びて松葉になります。


バラの花

上から覗いてみました。
バラの花のようです。
暖かい日差しに微笑んでいるようでした。



コケモモの実

コケモモの実がありました。
夏に花が咲いて秋に実をつけます。
この時期に実が残っているのは珍しいです。
厳しい冬を乗り越えたようです。

コケモモの蕾

コケモモの蕾です。
これから花が咲きます。
今はこの状態が普通です。
コケモモの実は食べられます。
たくさんあればジュースにしたりジャムにしたり
できます。
八ヶ岳のピラタスロープウエイの山頂駅ではコケモモ餅として
売られていました。
優しい感じにする甘さでした。


ベニバナイチヤクソウ

ここにはベニバナイチヤクソウが咲きます。
これは昨年の花のあとの姿です。
夏に赤い花を咲かせますが、花のあとの姿はなかなか
見ることができません。
オシベが枯れた姿で残っていました。


ハクサンシャクナゲ

両側にシャクナゲがたくさんあります。
ここのシャクナゲは色が白っぽいハクサンシャクナゲのようです。
咲く時期は7月中旬から下旬にかけてのようです。
その頃くればたくさんの花を見ることができます。

ガスの風景

再び、ガスがでてきました。
富士山の頂上もあっという間にみえなくなりました。
今回はお中道の中間点まで往復3時間の歩きでした。
朝の天気では頂上は期待していなかったのですが、
我々を歓迎して大サービスしてくれたようです。

富士山の山開きは例年7月1日です。
今年もたくさんの登山者が訪れることと思います。
足元が不安定な登山道なので、しっかりした靴で
登ってください。
また、天気も急変しますから雨具とヘッドランプは
必携です。
気分が悪くなったら、無理をしないほうが無難です。
高山病は低いところに下りれば治ります。

富士山・お中道(その4)

2010-06-10 | 富士山
遊歩道

前を行くみんなの姿が見えなくなりました。
このあたりは道が消えています。
敷石だけが目印です。
ガスが濃いと道迷いしそうです。
溶岩が風化されて細かくなっています。


ナナカマドの芽吹き

ナナカマドの芽吹きです。
インディアンの頭飾りを思い出しました。
奥に見えるように最初は両手を閉じているような姿が
少しずつ開いてくるようです。
かわいい姿でした。


ミヤマハンノキの芽吹き

これはミヤマハンノキの芽吹きです。
先端は雄花で少しずつ長くなってきます。
芽吹きの姿が見られるのもこの時期だけです。


ミネヤナギの花穂

ミネヤナギの花穂です。
このあと、白い綿毛がでてきます。
風で舞うと雪が降っているように見えます。
柔らかい感じがする花です。

富士山の頂上(1)

富士山の頂上を眺めてみました。
雲が左に流れています。
雪がだいぶ少なくなっています。


富士山の頂上(2)

だいぶ姿を現しました。
このあたりのカラマツはこれ以上大きくなれないようです。
頂上を何度も見ながら歩きました。


富士山の頂上(3)

かなり左に雲が流れてくれました。
もう少しで全体をみせてくれそうです。
あまり待っていると仲間において行かれます。
少し急ぎました。


カラマツ林

ガスがとれて明るくなってきました。
カラマツの芽吹きがきれいです。
ここの石畳はしっかりしています。
この先でみんなが休憩しているようです。
にぎやかな話し声が聞こえてきました。


富士山の頂上(4)

雲がすっかり取れて富士山の頂上が見えました。
歩いてすぐに登れそうですが、ここから約6時間はかかります。
そんなに甘くはありません。
朝の散歩ではまったく姿をみせてくれませんでした。
雲の上に出たからこそ見ることができる姿です。
素晴らしい姿にしばらく見とれていました。





富士山・お中道(その3)

2010-06-09 | 富士山
5合目の標識

富士山5合目にはこんな標識が立っています。
ここでみんな記念写真を撮っています。
標高2305m、富士山の頂上は3776mですから、
半分より少し上です。
5月2日に1度来ましたから、今年2回目です。
前回はここから1合目まで下りましたが、今回は横に歩きます。


案内板

お中道(おちゅうどう)の入り口にはこんな案内板があります。
ここから約1時間くらい歩きます。
スニーカーでも歩けますが、やはり底がしっかりした
登山靴を履いていると安心して歩けます。

注意書き

総勢30名の団体です。
「荒天時には歩かないでください」との注意書きがありました。
もっとも荒天時に5合目までくる人はいないと思います。
ガスに包まれたら、道に迷うこともあるようです。

残雪

雪が少し残っていました。
このルートは以前にも2回ほど歩いています。
アップダウンも少なく子供でも歩けるルートです。
標高が高いので気温は10℃以下でした。


ダケカンバ

ここに生えているのはダケカンバです。
シラカバより標高が高いところに生えています。
雪と風でまっすぐ延びることができません。
一生懸命生きている姿に元気がもらえました。

ダケカンバとシャクナゲ

遊歩道の右側にもダケカンバの林があります。
かなり大きな木もありました。
まだまだ芽吹きには早いようです。
シャクナゲもたくさんありますが、花はだいぶ先のようです。


カラマツの芽吹き

カラマツの芽吹きです。
葉っぱがかわいいです。
中央の松かさは昨年のものです。
ここにはカラマツもたくさんありました。

富士山頂上

富士山の頂上です。
雲がかかっていて姿をみせてくれません。
でもこの雲は流れています。
そのうち姿をみせてくれそうです。

遊歩道

遊歩道には石が敷いてありますが、このように
流されているところもあります。
年々少しずつ崩れているようです。
自然の力は止めることはできません。

ガスの中

ガスがかなり濃くなってきました。
先頭がまったく見えません。
風がでてくると気温も下がってきます。
富士山5合目には人が多いですが、ここまでくる人は
少ないようです。

オンタデの芽吹き

足元に小さな芽吹きがありました。
富士山に多い植物なので、「御蓼(おんたで)」という
名前がついています。
夏に白い花を咲かせます。
赤い花を咲かせるものもありますが、こちらは
メイゲツソウと呼んでいます。
混生しているとなかなかきれいです。



富士山・お中道(その2)

2010-06-08 | 富士山
湖面に映る新緑

湖の対岸に太陽があたってきました。
新緑が輝いています。
湖面に映る姿もきれいでした。
山には雲が垂れ込めていました。


ヤマフジ

ヤマフジが咲いていました。
ここの春はかなり遅いようです。
大きなフジの木でしたが、花は少なかったです。


ニシキウツギ

花が白からピンクに変化します。
変化の過程で二色あるので、この名前がついています。
箱根や丹沢、富士山周辺の山地に多く分布しています。
二色のウツギでハコネウツギというのもありますが、これは
箱根にはなくて海岸に多く自生しているそうです。
三浦半島の海岸でよく見かけました。

ミズキ

かなり大きくなる木です。
花は4弁花でオシベも4本あります。
遠くからみると雪が積もったように見えます。
ここではもう終わりのようでした。


ノアザミ

足元の草むらに咲いていました。
花の下を触ると粘りがあります。
夏の草原などでもよく見かけるアザミです。
これが終わるとノハラアザミが咲き出します。


木道

一周して戻ってきました。
約1時間20分の散歩でした。
宿の近くだけ木道になっています。
宿につくとすぐに温泉に入りました。
冷えた体に温泉が気持よかったです。
バイキングの朝食を済ませ、これから富士山5合目に
向かいます。

富士スバルライン

富士スバルラインに入りました。
バスの後部座席にいたのですが、前のほうに
移動してシャッターを切りました。
左側の白いものは窓ガラスについた雨の水滴です。


カラマツの芽吹き

登るに連れて少しずつ雲がとれてきました。
上のほうは晴れているようです。
カラマツの芽吹きがきれいでした。
5月2日にも来ましたが、その時より道路は
空いているようでした。


小御嶽神社

富士山5合目につきました。
雪はまったくありません。
この鳥居の奥に神社があります。
横の建物は後からできたようです。
鳥居の部分だけくり抜いてあります。
右横に立っている人形は何とかという俳優のようです。
漬物を売っているようでした。


レストラン

この建物の2階はレストランになっています。
中国や韓国からの観光客も多くいました。
大きな声が飛び交っていました。
外国には富士山観光も人気があるようです。
真っ赤なユニホームで統一している団体もいました。

富士登山のモニュメント

ここには郵便局もあります。
ここからハガキや手紙を出す人も多いようです。
こんなモニュメントがありました。
昔はこんなスタイルで富士登山をしたようです。
なお、夏山シーズンには頂上にも郵便局が開設されていて
記念のハガキを出すことができます。
「富士山頂上」というスタンプを押してくれます。
これからお中道(ちゅうどう)巡りに出発します。


富士山・お中道(その1)

2010-06-07 | 富士山
休暇村 富士

5月30日、「休暇村 富士」の夜明けです。
前日ここで山の会の総会を行ないました。
朝食前に散歩に出かけました。
午前5時少し前です。
空気はひんやりしていました。

朝もやの山

山が朝もやに包まれています。
太陽が少し昇りだしたようです。
なかなか幻想的でした。


遊歩道

宿の裏手を下りると遊歩道がありました。
きれいに板が敷き詰めてあります。
小鳥の声が聞こえています。
鳥たちもお目覚めのようです。


富士山のビューポイント

「休暇村 富士」は田貫湖に面して建っています。
ここから正面に富士山がみえます。
この日は生憎雲の中でした。
4月と12月にはここから「ダイヤモンド富士」が見られます。
太陽が富士山の頂上から姿を現す現象です。
その頃はここにカメラマンの放列ができるそうです。


遊歩道

遊歩道に沿って湖を1周して見ることにしました。
途中まではきれいな木道が続いています。
5月末とはいえ、朝の気温は10℃以下でした。


ヤブデマリ

ヤブデマリの花が咲いていました。
オオカメノキに似ていますが、オオカメノキの装飾花はきれいな
5弁に分かれています。
ヤブデマリの装飾花は1枚が小さいので4弁花に見えます。
花茎も長いのが特長です。


対岸

湖の反対側です。
テントが見えます。
向こうではキャンプができるようです。
この湖は1時間くらいで1周できそうです。
静かな湖面が広がっていました。



ヤマツツジ

ヤマツツジです。
杉林の中から顔を出していました。
それほど大きな花ではありませんが、この時期は
よく目立ちます。

湖面に映る宿

後ろを振り返ってみました。
白い建物が宿泊した「休暇村 富士」です。
人気が高い宿でなかなか予約が取れません。
湖畔に見えるデッキが先ほど眺めた富士山の展望台です。
湖面に映る姿がきれいでした。


タニウツギ

タニウツギです。
子供の頃は田植え時期に咲くので、「田植え花」と
呼んでいました。
これは赤が強いですが、白い花が混ざって咲くのもあります。
谷沿いに多く咲くので、この名があるようです。


遊歩道

このような遊歩道が続いています。
釣り人も何人かいました。
ウグイスの声が時々聞こえます。
美味しい空気をたくさん吸って、まだまだ歩きます。










東京ディズニーランド

2010-06-06 | 日常の出来事
5月31日、東京ディズニーランドに行ってきました。


この日は運動会の代休だったようで、たくさんの
子供達がいました。
私の孫娘も休みだというので、息子から誘いがありました。
初めての体験です。

シンデレラ城

大きなお城が出迎えてくれました。
ここのシンブルだそうです。
内部にはガラス製品のお店がありました。

ミッキーマウス

お城を出ると「ミッキー」が「いらっしゃい!」のポーズを
とっていました。
ミッキーもここのアイドルのようです。

地図

たくさんの乗り物があります。
混んでくると1時間くらい並ぶようです。
午前中は比較的空いていたので、3つくらい乗れました。
孫娘は3歳くらいの時から何度もきているようです。
内部をよく知っていました。


デジブックにまとめました。
山歩きとは違う体験ができました。
お時間のある時にご覧ください。








国立西洋美術館

2010-06-05 | 日常の出来事
先日さんの写真展を見に行った時、国立科学博物館のすぐ隣の美術館に入ってみました。
ここにはロダンの彫刻が数点展示されています。

地獄の門

入ってすぐ右手にある大きな彫刻です。
ロダンの代表作の一つになっています。
正面の上に「考える人」がいます。
高さ5.4m、幅3.9m、重量7トンあるそうです。
地震で倒壊しないよう10年くらい前に免震工事を施しました。
この美術館が開館した1959年から設置されています。

弓を引くヘラクレス

これはアントワーヌ・ブールデルの作品です。
ブールデルはロダンの弟子だそうです。
今にも矢が放たれそうな迫力を感じました。

考える人

これもあまりにも有名な作品です。
もう随分長い間考えているようですが、結論がでないようです。
これからの日本の行く末を考えているのでしょうか?
新しい人にはできることから実行して欲しいです。


カレーの市民

最後はこの作品です。
これもこのようにまとめてあったり、人物をバラバラにして
展示しているところもあるようです。
それぞれの人物の表情がリアルでした。

上野には何度もきていますが、ここに入ったのは久し振りです。
この彫刻は建物の外に展示してありますから、自由に鑑賞できます。
上野に行ったらぜひ立ち寄ってみてください。


◎付 録
5月29日、山の会の総会がありました。
初日は紅葉台を散策しました。
デジブックにまとめましたので、お時間のある時にご覧ください。











中禅寺湖畔歩き(その最終回)

2010-06-04 | 里山
トウゴクミツバツツジ

トウゴクミツバツツジがシャワーのように降り注いで
います。
雨でなければもっと輝いていたと思います。
この先にもまだまだ咲いているようです。

シロヤシオ(1)

今度はシロヤシオが声をかけました。
花弁が5つに裂けています。
真っ白な花は雨に濡れると透き通ってみえます。
晴れている日には見られない姿です。


シロヤシオ(2)

歩いてきた方向を振り返って見ました。
シロヤシオの枝はなだらかな曲線を描いています。
もっとたくさん花をつけるのですが、今年は少ないようです。
たくさん咲かせるのは3~5年くらいの周期があるそうです。


中禅寺湖の説明

中禅寺湖についての説明がありました。
中禅寺湖は人造湖を除く4Km2以上の湖としては
日本一標高の高い場所にある湖だそうです。
現在、この図の阿世潟と八丁出島の中間あたりを
歩いています。

新緑

このあたりは自然が豊かなところです。
ミズナラの大木がたくさんありました。
新緑が雨に洗われてきれいでした。


シロヤシオ(3)

こちらは下を向いています。
雨を花の中に入れないようにしているようです。
白いベルが並んでいるようでした。
葉っぱが5枚で先端が少し色づくのも特長です。


中禅寺湖

湖が少し見える場所がありました。
雲が下りてきてもう男体山は見えません。
遠くに街並みがみえます。
あのあたりまで歩くようです。


アズマシャクナゲ

再びアズマシャクナゲがでてきました。
このあたりが最後のようです。
雨の中でも充分楽しませてくれました。

トウゴクミツバツツジ

トウゴクミツバツツジが鮮やかです。
もうこれ以上花が咲く場所がないくらい咲いていました。
この木は来年はお休みするようです。
花も毎年たくさん咲くとは限らないそうです。
疲れるからでしょうね。


落ち葉の道

落ち葉がたくさん積もっています。
足元がまったく見えません。
毎年たくさん落ちるので、腐る時間がないようです。
絨毯を敷き詰めたようでした。


中禅寺

中禅寺の前を通ります。
このお寺は日光の輪王寺の別院になっています。
日光を開山した勝道上人が桂の立ち木を手彫りした
千手観音がご本尊だそうです。
別名:立木観音とも呼ばれています。


雨の中禅寺湖

湖の向こうに街並みが見えます。
雲が低く垂れ込めています。
なかなか幻想的な風景でした。

中禅寺温泉

街に入ってきました。
ここは中禅寺温泉です。
雨のためか観光客は誰もいません。
大きなサクラの古木が印象的でした。

バス停

バス停に到着です。誰もいません。
ここからバスに乗ります。
時間は丁度17時でした。
10分後にきたバスで東武日光にでて解散しました。

千手ヶ浜バス停からここまで約15キロ、5時間の歩きでした。
最後の1時間はかなり飛ばしました。
このバスに間に合わすためだったようです。
雨の中の歩きでしたが、たくさんのアズマシャクナゲ、
トウゴクミツバツツジ、シロヤシオに出会えて満足しました。

なお、山林から亜高山に咲く花でセンジュガンピ(千手岩菲)という
花があります。
ナデシコ科の白い清楚な花で7月頃上高地でよく見かけます。
千手ヶ浜で最初に見つかったので、この名がついたそうです。
この花の生まれ故郷が確認できただけでもよかったです。

中禅寺湖畔歩き(その4)

2010-06-03 | 里山
遊歩道

遊歩道にはかなり狭いところもあります。
この左は湖です。
滑り落ちたらそのまま「ドボン!」です。
雨は相変わらず降っていました。

標識

こんな標識がありました。
まだ半分もきていません。
頑張って歩きましょう。


シャクナゲの見分け方

アズマシャクナゲとハクサンシャクナゲの見分け方が
書いてあります。
葉っぱの裏の違い以外に葉の付け根の形状から見分けることも
できます。
またホンシャクナゲという種類もありますが、これは花の先端が
7つに分裂しているのですぐにわかります。
アズマシャクナゲとハクサンシャクナゲは5つに分裂しています。

老木

大きな木にたくさんのコブができていました。
何か病気にでもなったのでしょうか?
不思議な光景でした。
なお、この木は枯れていいました。


シロヤシオ

白い花が現れました。
シロヤシオと呼ばれているツツジの仲間です。
雨のため下を向いています。
すぐ横に蕾がありました。

シロヤシオ

枝先にたくさんの花をつけています。
葉っぱが5枚なので「ゴヨウツツジ」とも呼ばれています。
愛子様の「お印」とされている花です。
丹沢の檜洞丸はシロヤシオがたくさん咲く山として有名です。
花が散ったあとは地面が真っ白になり、雪が積もったように
みえます。


岩場

大きな石がありました。
ここを乗り越えて次に進みます。
濡れていると厄介です。
傘をたたんで慎重に乗り越えました。

男体山の全貌

しばらく進むと展望台がありました。
そこから眺めた男体山です。
やっと全貌を現してくれました。
標高2486m、日本百名山の1つに数えられています。
まだ未踏峰なので、いつか登ってみたいと思います。

男体山から右の方

男体山から少し右のほうを眺めてみました。
この湖畔に沿ってまだまだ歩きます。
緑がかなり濃くなっています。
湖面に映る緑がきれいでした。


男体山から左の方

男体山から左のほうです。
遠くに見える山は奥白根山のようです。
雲がかかっていてよく見えません。
湖面の奥に光が横に走っています。
昨年7月に行ったカナダのレイクルイーズを思い出しました。


アズマシャクナゲ

アズマシャクナゲの開花の様子です。
蕾と花が同時に見られました。
蕾の時は真っ赤です。
こんな姿をみるのも楽しいです。


アズマシャクナゲと湖

湖面がみえる場所があります。
シャクナゲがたくさん咲いていました。
湖面からはまったく音がしません。
もう少し歩きます。





中禅寺湖畔歩き(その3)

2010-06-02 | 里山
ワチガイソウ

足元に小さな花が咲いていました。
花の直径は1cmもありません。
花びらが5枚で赤いヤクがよく目立っていました。
ナデシコ科の花です。
昔、名前がわからないので「輪違い」と印をつけておいたら、
そのまま花の名前になったそうです。

シャクナゲの木

シャクナゲの花がでてきました。
この湖畔にはシャクナゲが咲くことで有名です。
葉っぱの裏が茶色いので、アズマシャクナゲです。
名前の通り、東に多いシャクナゲです。

アズマシャクナゲ

近づいて撮ってみました。
きれいなピンク色をしています。
雨にしっとりと濡れていました。

アズマシャクナゲ(シロバナ)

こちらは色白です。
アズマシャクナゲにもこんな色があるようです。
白い花もなかなかきれいでした。


アズマシャクナゲとトウゴクミツバツツジ

アズマシャクナゲとトウゴクミツバツツジの競演です。
湖の色がブルーならもっとキレイだったと思いますが、
贅沢はいえません。


赤い蕾

蕾を見つけました。
真っ赤です。
この姿もなかなかよいものです。


湖畔の道

湖畔の道です。
落ち葉がそのまま残っています。
足元が滑りやすいので、慎重に歩きました。
新緑がやっと始まったばかりのようでした。


ギンリョウソウの目覚め

土の中から白い物がたくさんでていました。
ギンリョウソウが目覚めたようです。
いつも立ち上がっている姿をみていますが、このような
姿に出会ったのは初めてでした。
これから少しずつ顔を出してくるようです。

ハウチワカエデ

小さな赤い花がぶら下がっています。
葉っぱが傘の役目をしているようです。
かわいい花をつけるカエデの仲間です。

静かな湖面

左手に湖を見ながら歩いています。
時々このように湖面が顔をだしてくれます。
この時期は水鳥もいないようです。
物音一つしませんでした。


アズマシャクナゲ

蕾と花が同居しています。
咲く順番が決まっているようです。
花びらの淡いピンクが印象的でした。

アズマシャクナゲに花

こんな姿をみるとつい足が止まってしまいます。
秩父の奥にある十文字峠はアズマシャクナゲが群生する
ことで有名です。
昔、甲武信岳から縦走して十文字小屋に泊まったことがあります。
小屋の後ろにアズマシャクナゲがたくさん咲いていました。
雨の中の花も落ち着いた感じがしてよいものでした。



◎付 録(写真展)


昨日(1日)、写真展を見に行ってきました。
場所は上野の国立科学博物館の中です。
目黒駅近くにある「自然教育園」の自然を紹介しています。



ここには四季を通していろんな花もさくようです。
珍しい花の写真もありました。



自然教育園は都会とは思えないような自然がそのまま
残っているところです。
都会とは思えない自然の雰囲気が楽しめます。




野鳥もたくさんいるようです。
今回はブログ仲間のさんのご紹介です。
紅さんは鳥を追って日本全国を飛び回っている女性(ひと)です。
写真クラブに所属されていて、ここにも数点展示されていました。

この日は紅さんがご主人と一緒に立ち会っていました。
入り口で紅さんのほうから声をかけてくれました。
一目でわかったようです。
話をしていたら、横浜からnaoママさんが駆けつけてくれました。
naoママさんは山が大好きな女性(ひと)です。
みんな初対面でしたが、コーヒーを飲みながら楽しく話をしました。

この写真展は今月27日までやっているそうです。
時間は9:00~17:00までです。
但し、月曜日と22日~25日は休館です。
紅さんは火曜日に立ち会っているそうなので、その日に行けば
お会いできるかも知れません。

中禅寺湖畔歩き(その2)

2010-06-01 | 里山
中禅寺湖
中禅寺湖畔にでました。
雨で遠くの山はよく見えません。
中禅寺湖は日光を代表する湖です。
この水が流れ落ちて「華厳の滝」となっています。


千手ヶ浜の看板

こんな看板が立っていました。
文字の幾つかが消えかかっています。
自然が豊かな湖のようです。




橋を渡ります。
今回の参加者は男性4名、女性1名の合計5名でした。
天気がよければもっとたくさんの参加者があったと思います。
他の人は雨具をつけていますが、私は傘だけで歩きました。
風がなければ傘のほうが快適です。
雨具をつけると汗で中から濡れてきます。

男体山(なんたいさん)

晴れていればこの正面に男体山が見えるはずです。
残念ながら雲に覆われていました。
湖面は水音一つなく静かでした。

フッキソウ

歩いている左に花をつけた植物が群生していました。
フッキソウです。
まだ花は蕾が多いです。
平地ではもうとっくに終わっている花です。
これだけ群生している姿は珍しいと思いました。


吊り橋

吊り橋を現れました。
「乙次郎橋」と書いてあります。
しっかりした橋でほとんど揺れませんでした。

男体山

再度、男体山のほうを眺めました。
先ほどより少し雲がとれています。
もう少しすると全景をみせてくれるかも知れません。

ミズナラの大木

ミズナラの大木です。
樹齢は100年以上経っているようです。
ここにはこんな大木がたくさんあるそうです。
大きな木からは元気が貰えます。





黄色い服が今回のリーダーです。
後ろをピッタリとくっついているのが紅一点の女性です。
いつも元気一杯です。
新緑はまだ始まったばかりでした。


お堂跡

ここにお堂があったそうです。
お堂には千手観音が祀ってあったので、この一帯を「千手ヶ浜」と
呼ぶようになったそうです。

看板

こんな看板がありました。
随分昔に消滅してしまったようです。
ここにお堂を再建してもお参りにくるのはたいへんだと
思いました。


トウゴクミツバツツジ

ミツバツツジの仲間で「トウゴクミツバツツジ」といいます。
関東南部から中部地方の山地に多い花です。
ミツバツツジ同様、葉っぱが開く前に花が咲きます。
日光では特に有名です。
このあともたくさん出会えそうです。
雨にしっとりと濡れていました。