山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

御坂峠から三つ峠(その6)

2010-06-24 | 山梨の山
三つ峠山頂

三つ峠山頂に着きました。
ここにくる度に撮っている石標です。
標高1786m、正式な山の名前は開運山です。
何となくよいことがありそうですが、周りはガスで真っ白です。
こんな現象を「ホワイトアウト」と呼んでいます。


シロバナサラサドウダン

シロバナサラサドウダンが咲いていました。
サラサドウダンは淡いピンクをしています。
そのシロバナバージョンです。
かなり大きな木でした。

頂上全体

頂上全体はこんな感じです。
左奥にあるのは方向盤です。
晴れていればこの正面に富士山が見えます。
ここは山梨百名山にもなっているようです。


キバナウツギ

全体がクリーム色で花もかなり大きいです。
枝の先に必ず2個花をつけます。
花の中の下唇に斑点があるのも特長です。

ルイヨウボタン

葉っぱがボタンの葉に似ているので、類葉(ルイヨウ)という
名前がついています。
花は全体がグリーンです。
なかなか出会えない花です。
登山道の脇にひっそりと咲いていました。


オオバギボウシの群生

三つ峠の頂上から御巣鷹山に向かっています。
途中にオオバギボウシの群生地があります。
7月になれば茎が伸びて筒状の花を咲かせます。
これだけの花が咲けば圧巻だと思います。

アマドコロ

普通横になっている姿が多いのですが、ここでは元気に
立っていました。
茎を触ると角ばった稜があります。
ナルコユリにはありません。
またアマドコロのほうが花が大きい感じです。

ニガイチゴ

ニガイチゴの花が1輪ありました。
もっと大きくなる木ですが、これは小さいです。
赤い実がなりますが、種を噛むと苦いのであまり美味しくありません。
モミジイチゴなどと違って花びらの間に大きな隙間があります。
これも特長の1つです。


ヤグルマソウ

ここにもヤグルマソウがありました。
花はまだ小さな蕾です。
もうしばらくすると小さな花をたくさん咲かせます。

ミネザクラ

別名:タカネザクラと呼んでいます。
標高が高いところに咲くヤマザクラの仲間です。
この時期、サクラの花が見られるのは嬉しいものです。
蕾に淡いピンクがかわいいです。



ガスのかかった風景

御巣鷹山にはアンテナが立っているだけでした。
いつも三つ峠は開運山だけをピストンしていました。
グルッと廻ったのは初めてです。
小屋に泊まったので、時間的余裕がありました。
ガスは相変わらずかかったままでした。
これから小屋に戻ります。