山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

中禅寺湖畔歩き(その最終回)

2010-06-04 | 里山
トウゴクミツバツツジ

トウゴクミツバツツジがシャワーのように降り注いで
います。
雨でなければもっと輝いていたと思います。
この先にもまだまだ咲いているようです。

シロヤシオ(1)

今度はシロヤシオが声をかけました。
花弁が5つに裂けています。
真っ白な花は雨に濡れると透き通ってみえます。
晴れている日には見られない姿です。


シロヤシオ(2)

歩いてきた方向を振り返って見ました。
シロヤシオの枝はなだらかな曲線を描いています。
もっとたくさん花をつけるのですが、今年は少ないようです。
たくさん咲かせるのは3~5年くらいの周期があるそうです。


中禅寺湖の説明

中禅寺湖についての説明がありました。
中禅寺湖は人造湖を除く4Km2以上の湖としては
日本一標高の高い場所にある湖だそうです。
現在、この図の阿世潟と八丁出島の中間あたりを
歩いています。

新緑

このあたりは自然が豊かなところです。
ミズナラの大木がたくさんありました。
新緑が雨に洗われてきれいでした。


シロヤシオ(3)

こちらは下を向いています。
雨を花の中に入れないようにしているようです。
白いベルが並んでいるようでした。
葉っぱが5枚で先端が少し色づくのも特長です。


中禅寺湖

湖が少し見える場所がありました。
雲が下りてきてもう男体山は見えません。
遠くに街並みがみえます。
あのあたりまで歩くようです。


アズマシャクナゲ

再びアズマシャクナゲがでてきました。
このあたりが最後のようです。
雨の中でも充分楽しませてくれました。

トウゴクミツバツツジ

トウゴクミツバツツジが鮮やかです。
もうこれ以上花が咲く場所がないくらい咲いていました。
この木は来年はお休みするようです。
花も毎年たくさん咲くとは限らないそうです。
疲れるからでしょうね。


落ち葉の道

落ち葉がたくさん積もっています。
足元がまったく見えません。
毎年たくさん落ちるので、腐る時間がないようです。
絨毯を敷き詰めたようでした。


中禅寺

中禅寺の前を通ります。
このお寺は日光の輪王寺の別院になっています。
日光を開山した勝道上人が桂の立ち木を手彫りした
千手観音がご本尊だそうです。
別名:立木観音とも呼ばれています。


雨の中禅寺湖

湖の向こうに街並みが見えます。
雲が低く垂れ込めています。
なかなか幻想的な風景でした。

中禅寺温泉

街に入ってきました。
ここは中禅寺温泉です。
雨のためか観光客は誰もいません。
大きなサクラの古木が印象的でした。

バス停

バス停に到着です。誰もいません。
ここからバスに乗ります。
時間は丁度17時でした。
10分後にきたバスで東武日光にでて解散しました。

千手ヶ浜バス停からここまで約15キロ、5時間の歩きでした。
最後の1時間はかなり飛ばしました。
このバスに間に合わすためだったようです。
雨の中の歩きでしたが、たくさんのアズマシャクナゲ、
トウゴクミツバツツジ、シロヤシオに出会えて満足しました。

なお、山林から亜高山に咲く花でセンジュガンピ(千手岩菲)という
花があります。
ナデシコ科の白い清楚な花で7月頃上高地でよく見かけます。
千手ヶ浜で最初に見つかったので、この名がついたそうです。
この花の生まれ故郷が確認できただけでもよかったです。