山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

御坂峠から三つ峠(その2)

2010-06-20 | 山梨の山
お地蔵様

登山道の脇に鎮座していました。
かなり年月が経っているようです。
顔はまったくみえません。
それでも一生懸命何かをお祈りしているようでした。


御坂峠

バス停から1時間30分で御坂(みさか)峠に到着です。
ここは分岐になっているようです。
我々はここから御坂山を経て天下茶屋を目指します。


ヤマツツジ

みごとなツツジです。
1本の木にたくさんの花が咲いていました。
今年は当たり年のようです。
山の中でなかなか見ることができないような
大きな木でした。


クリンユキフデ

足元に変わった姿の花がありました。
タデ科の植物です。
1本の茎に葉っぱが輪生し、白い穂状の花を咲かせます。
名前はこの姿からつきました。
この時期、山でたくさん出会えます。



ユキザサ

葉っぱが笹の葉に似ていて白い小さな花を雪に例えました。
深い山の少し薄暗いところを好んで咲いています。
小さな花がかわいいです。


ヤグルマソウ

ここで一番多く出会った花です。
根生葉は5枚ですが、花のすぐ下の葉は3枚です。
白い小さな花をたくさん咲かせますが、まだツボミでした。


登山道

ミズナラやコナラに囲まれた登山道です。
新鮮な空気が美味しいです。
ハルゼミの声がうるさいくらいでした。

新緑

見上げると緑一色です。
出たばかりの葉っぱが空を埋め尽くしています。
森の妖精が飛び交っているようでした。


ツクバキンモンソウ

足元に静かに咲いていました。
葉っぱの真ん中に濃い筋があります。
花はジュウニヒトエによく似ていますが、ジュウニヒトエほど
派手さがありません。
この花は太平洋側に多く、日本海側に多いのはニシキゴロモと
呼ばれて住み分けているようです。

ベニバナツクバネウツギ

花の付け根のガク片が丸く輪生しています。
この姿を羽根突きの羽根に例えました。
ツクバネウツギは白い花ですが、これは真っ赤です。
今年、初めての出会いでした。
ウツギの仲間にもたくさんあります。
山で出会う花はどれも清楚な感じがしました。