山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

小笠原諸島(その13)

2012-02-02 | 日本の島
展望(1)

展望のよい尾根歩きです。
海を眺めながら歩きました。
手前の植物はタコヅルです。
父島にもたくさんありました。

オオイワヒトデ

シダの仲間です。
葉っぱがどれも柔らかい感じでした。


スポットライト

海面にスポットライトがあたっています。
クジラのダンスでも始まるのでしょうか?


ワダンノキ

海岸の岩場に生えているキク科の植物です。
本土ではせいぜい20cmくらいの背丈です。
秋に黄色い花をたくさん咲かせます。
小笠原では大きく進化してついに木になってしまいました。
これは花が終わった後の姿です。



シコウラン

6月頃に薄黄色の小さな花を咲かせます。
この時期は残念ながら花は咲いていませんでした。


半島(1)

歩いている左側に半島がみえました。
大きく崩れているところがあります。
海の一部がきれいでした。


半島(2)

きれいなところをズームしてみました。
石灰岩と光の関係でこのようにきれいなブルーに
みえるそうです。
このあたりまで行くことができるそうですが、現地ガイドを
雇って6時間くらいかかるそうです。
6月から2月までは入林禁止になっています。


展望(2)

再び海のほうの眺めです。
遠くに天使の階段がみえます。
右が妹島で左が姪島です。

テリハハマボウ

テリハハマボウのツボミです。
これから咲いて夕方には赤くなって散ってしまうようです。
スイフヨウによく似ていました。


シマオオタニワタリ

これは木の根っこに着生していました。
木の枝や岩などにも着生することがあります。


イモラン

やはり6月頃茶色い花を咲かせます。
これは花が終わった後の姿のようでした。

トキワサルトリイバラ

本土のサルトリイバラにはトゲがありますが、
これにはありません。
天敵がいないので、トゲがなくなったようです。


標識

登山口まであと2.1キロです。
ガイドが時間を調整しながら歩いてくれました。

シマクマタケラン

ショウガ科の植物です。
葉っぱはヤブミョウガによく似ていました。
小笠原には固有種が70%くらいあるそうです。
固有種には「ムニン」という頭文字がついています。
野生種が豊富なのも島の特長のようでした。