中国も日本も、5月5日と6日にゴールデン・ウィーク(GW)は終わった。
6日(月)、GW明けの中国福建省福州は明け方から青空、この日の気温の高さが思いやられた。この日の最高気温は36度となった。大学構内のデェイゴの赤い花が満開となっている。コスモスのような形の黄色い花も群生している。
5月1日(水)から5日(日)までの労働節関連の中国の連休。報道によると、中国国内を旅行した人(宿泊を伴うような旅行。故郷への帰省を含む。)は延べ約3億人。コロナ前の2019年の労働節連休の時よりも、約3割増しの国内旅行者数とのこと。有名な観光地、例えば万里の長城なども人で埋め尽くされていた。特にこの連休期間中、高速道路が無料化されたため、大渋滞の発生も全国各地でものすごいこととなったようだった。
この労働節連休期間、中国の国家移民管理局によると1日あたりの出入国をする人の数は延べ約176万人に上り、去年の同じ時期より40%増と報道されていた。海外旅行先の人気1位は、4月の清明節連休の時と同じく日本とのこと。続いて韓国、そしてタイが続く。(※それでも日本への中国人観光客は、これまでのピークだった2019年の約35%ほどの旅行客数との報道も。)
このGW中の日本時間5月4日午前0時から、U23(23歳以下)アジアカップの決勝戦が行われた。(日本VSウズベキスタン) 結果は1:0で日本が勝利し優勝した。この決勝戦の前半・後半・アディショナルタイム(ロスタイム)のダイジェストを視聴したが、ウズベキスタンも相当に強く、勝者はどちらに転んでもという試合だった。
このU23アジアカップの1位から3位(イラク)は今年夏のパリ五輪のアジア代表としての出場権を獲得した。3位決定戦でイラクに敗れたインドネシアは、アフリカの4位とのプレーオフ戦へ。これに勝った方がパリ五輪の出場権を得る。
4月28日(日)、注目された「衆議院議員補欠選挙(補選)」(東京15区、島根県、長崎県)の投開票が行われた。自民党は3選挙区全て全敗(不戦敗や敗戦)。3選挙区ともに立憲民主党の候補が当選した。
また、日本維新の会は2選挙区(東京・長崎)に候補者をたてたが、l立憲民主党候補にかなりの差で敗退した。特に注目すべきは、4月21日の大阪府大東市の市長選で、維新候補が敗れたことは、維新の本拠地の大阪でも退潮傾向があることを示したことだ。「大阪万博」「カジノ構想」など、この間の維新の会の政策や行動、主張が、日本全国だけでなく大阪府民にさえも維新に対する疑問や不信が膨らんでいることが露わになってきているのかと思われる。
私もこのブログで2018年以降、何度か「維新と吉本が、日本をダメにする」を書き続けているが、日本維新の会という政党の本質の問題点の大きさが国民的に明らかになってきているのかもしれない。
5月6日、次の衆議院議員選挙で「政権交代」を望む人が「自公政権の継続」を上回ったことが、JNNの世論調査で発表された。(※「JNN」➡[ジャパン・ニュース・ネットワーク]TBSをキー局とする28テレビ局のニュースネットワーク)
その世論調査によると、「自公政権の継続」34%、「立憲民主党などによる政権交代」48%。また、「自公政権の継続」の場合、次の総理にふさわしい人として、石破茂氏がトップに挙げられていた。日本の政局は少し動き始めるかもしれないと感じもする4月からこの5月。
■中国の習近平主席は、この5月に入り、フランスなど3か国のヨーロッパ歴訪。中国経済の問題をかかえ、ヨーロッパ各国との接近強化を取ってきている中国外交。