Unseasonable Shore

映画の感想を中心に、普通の生活をおくる30代ゲイの日々感じるできごと。

イルマーレ

2006-09-30 09:35:13 | 映画
今回は今公開している「イルマーレ」です。12年ぶりのサンドラブロックとキアヌリーブス共演でも話題ですね。あと、韓国映画のリメイクというところも話題でしょうか。内容は同じところで暮らしているが(正確にはサンドラブロックの方は暮らしていたですが)2年の隔たりのある二人が一つの郵便ポストで手紙のやり取り理をするうちに恋に落ちるというもの。ファンタジーです。観終わった感想は「二人とも歳をとった」というものでした。内容は韓国映画よりはファンタジー色が少なかったようですが、「こうなるんじゃないかなあ」と思っていると「やっぱそうじゃん」となるお決まりな感じあ(笑)。韓国映画ではもっと主人公が若いということです(僕は観ていません)。まあ、それよりはいいと思いますがなんでこれをリメイクする必要があったのかはわかりません。女性の視点であればまた別かもしれませんが、これを見て「ロマンティック~」と思うことは、僕はありませんでした(笑)。ゲイとしてみてもキアヌリーブスも太ってたし、あんまりかっこよくなかったですよ。今日本での興行収益は1位のようですが、主演の二人の力によるものと思います。
話題の映画なので、観る方も多いと思いますが、個人的には劇場でなくてもいいかなあといった感じです。

記憶の棘

2006-09-28 10:09:13 | 映画
今公開中の映画「記憶の棘」を観てきました。ニコールキッドマンが主演の映画です。内容は10年前に突然心臓発作でなくなった夫のことが忘れられずにいたアナ(ニコール)がやっとの思い出別な男性との再婚を決意します。そんな時10歳の少年が突然アナの前に現れて「自分は前の夫であるショーンだ」と言うのです。つまり生まれ変わりというわけです。最初は疑っていたアナですが、だんだん信じていくようになっていきます。しかし、その結末は・・・。
あんまり詳しく内容を言ってしまうとおもしろくないのでここまでにしますが、この映画は非常によくできていると思います。まず、映像の美しさ!冬のNYが舞台なのですが、まるでヨーロッパ映画をみるようだし、音楽も劇的過ぎるほどです。あと、セリフが少なく心理描写が顔の表情や、画面からにじみ出てくるのでかえってこちらの感覚に訴えかけるものがあります。結末が観客に委ねられるかたちですが、そこも最近のアメリカ映画にはない雰囲気で非常に良いです。ニコールキッドマンがものすごくきれいです。脇役も豪華で母親役にローレンバコールも出演しています。
派手な映画ではありませんが、映像のうつくしさと、叙情的なストーリーを楽しむにはいい映画だとおもいます。
おすすめします。

ゲイナイト5

2006-09-26 09:32:26 | ゲイ
ゲイナイトのお話も最終回になりました。ピンクのドレスの彼女が同僚に連れ戻されたあと、踊り続けていた僕とおじさん(たぶん歳はあんまり変らないかもしれないけど)。おじさんの行動がさらに大胆になってきたんですよ。そのころにはフロアは超満員になっていてただせさえ、体が密着してきているのに、さらに体をくっつけてなかば僕を抱えるような感じで踊っていたんですが、僕の腰を急につかんだと思ったら、ひょいっと持ち上げて、なっなんと肩車されてしまいました(笑)。これってどうゆうこと?と思っている暇も無くみんなの頭が下に見えていたんです。さすがに酔ってはいましたが、我にかえっておじさんの肩をたたいて、おろしてもらいました。これはものすごーくびっくりしました。どうして肩車なんかしたいとおもったのか?また、軽々とできてしまうあたりもかなりすごいのですが。でもこれで、僕はすっかりこのおじさんにさめてしまったので、おろしてもらった後に、ゆっくりフロアから離れていきました。おじさんは名残惜しそうだったんですが、このままだと力ずくでヤラレそうだったので、逃げました(笑)。幸い追いかけてくるくらいの人ではなかったので良かったのです。僕の初めてのNYでのゲイディスコの夜はこれで・・・と思っているとまだ楽しいことが待っていたんです。
それは、また今度に。

ゲイナイト4

2006-09-24 09:38:44 | ゲイ
セクシーダンスの彼女が近づいてきて、事態はまた急展開です。この後しばらく3人で(?)踊っていたんですよ!つまり僕をはさんで3人がくっついて踊るという、はたから観ればすごくおかしな状況だったと思いました。でも、そういう思いで周りを見てみると、3人でくっつきなかがら踊っている人達ってけっこういたんですよ。もちろん他は3人とも男ですが(笑)。そんな状況が続きその女性の連れ(?)らしい男が何気なくよってきたところ、けっこうあっさりこちらからは離れていったんです。どうやら彼女そうとう飲んでいたらしいのです。あきれた同僚(?)たちが連れ戻しにきたって感じでした。でも僕にとってははじめてのことだし、しかもNYでこんなことになると思っていなかったので、ものすごくおもしろかったんです。離れていく時にその彼女をハグしてキスをしました。(もちろんほっぺですよ)。
こうなったら残るは僕の後ろにくっついているガタイのいいおじさんです。このひとがまたけっこうしつこいんですよ(笑)。僕もだんだんいい気分になってきたので、他の人とも踊りたくなっていました。だからちょっとその場所からずれて行こうとしても、きっちりついてくるんです。おもしろいなあと思っていました。だって、このゲイディスコでは東洋人は僕だけだし、他の人は僕のことなんて目もくれないんですよ。だからあんまり怖くなったのに、この人だけはどうやら違うようです。さあ、僕はいったいどうなるのでしょうか(笑)。

ゲイナイト3

2006-09-23 08:33:08 | ゲイ
NYでのゲイディスコのお話。女性に手を引かれてフロアにいったところ、ガタイのいい中年のおじさんがニコニコして近寄ってきたんですよ。しばらく踊っていて抱かれながら名前を聞かれてびっくりしていると、だんだん行動が大胆になっていって、うしろからしっかり抱かれ(ひょっとして羽交い締め?)のように踊りだしたんです。僕も酔っ払っていたのとなんといっても抵抗しても全く歯が立たないくらいの体格だったのであきらめていたのと、その人も楽しそうだったので、まあそのまま踊っていました。その人の踊りにリードされるままに前から抱かれたり、後ろに回られたりとさまざまに動かされて(笑)、踊っていると、もう一人の女性がものすごいアプローチでこちらにやってきたんです。たぶん、ものすごく酔っていたんだと思います。ピンク色のワンピースがきれいな人でしたが、非常にセクシーな腰つきと、スカートを時々もちあげ下着が見えてしまうのではと思うくらい激しいダンスで近づいてきました。最初は僕の後ろの人に寄ってきたのかと思っていましたが、どうやらそうではなく僕達に寄ってきていたようなのです。僕の目の前で非常にセクシーなダンスを披露し始めた彼女は、僕の腰に手を回すと踊りながら、僕の体を体でなめまわすような動作をし始めました。ちょうどアメリカのストリッパーが銀色のバーにつかまって上下に動くように!こうなるとこっちもびっくりしましたが、もう楽しさの方が先に立ってこっちも腰を動かす始末!

まだまだ、つづきますよ。

ゲイナイト2

2006-09-22 10:25:28 | ゲイ
前回の続きです。トイレにびっくりしていた僕ですが、一通り見せの中を歩き回った後に、ふたたびフロアに戻ってきて壁にもたれながら、ビールを飲み人を観察してました。僕は本物のハードゲイをみるのが初めてだったので、どこを見ていいやら恥ずかしくなってしましました。皮の拘束具をつけ、下は皮のケツ割れ穿いてるし。しかもカップルだし。すごいなあと感心しました(笑)。グループで来ている中に女性もいて、その女性達は非常に楽しそうでした。誘われて危ない目にあう心配がないからなのでしょうか(笑)。そんな女性に手を引かれて無理やりフロアに担ぎ出されてしまった僕でした。なぜかゲイの男性ではなく、そこに来ていた女性にチヤホヤされてしまったのは全く意外でした。一緒に踊っていると一人の男性が僕に近づいてきました。背はさほど高くないのですが、体格が非常にがっしりしている、40代くらいの坊主頭の人だったのです。最初はその女性の隣で僕を見ながら踊っていたのですが、だんだん、その女性を押しのけるようにして僕の前に出てきたんです。その女性も楽しそうに踊っていたので、僕もさほど気にしていなかったんですよ。そしたらいきなり抱きつかれて耳元で「What your name?」ってきかれました。やはり、大音量の中名前を聞くにも一苦労ですよ。でもこうやって何気なく体を触ってくるあたり、「手馴れてるなあ」と妙に感心してしまいました。
ちなみに、僕の手を引いてフロアに連れ出してくれた女性はすごくきれいな人でした。音楽が今までのハウスやテクノから、ホイットニーヒューストンのリミックスに変った瞬間に僕の手をひいて連れ出してくれたんです。やはりみんなが知っている曲は盛り上がりますよね。フロア全体で大合唱でした。
続きはまた次回!

ゲイナイト

2006-09-20 11:09:51 | ゲイ
この間、東京でゲイナイトに行った話を書きましたが、今回はNYでのゲイディスコのお話。僕は仕事でNYに行くことがあります。でもそれは乗り継ぎをするためでほとんどマンハッタンにステイすることはありませんでした。でも去年1週間の滞在ができたのでいろいろ観てくることができました。そのときに初めてアメリカのゲイディスコに行ってみました。日本でも行ったことないのに、いきなりNYとは!と思ったのですが、一人だし、何かあっても責任は自分と思って(大げさな)行って見ることにしたんです。ホテルからタクシーで10分ほど行ったところにありました。見た目は普通のディスコのようですが、中に入るとやはりゲイディスコ!男ばかりなんですよ。しかもみんなでかいしがたいもすごい!そんななか東洋人は僕くらいです。最初はほとんど無視されていましたね~。それがかえって怖さをなくしたので、いろいろ観て回ることにしました。ビールを片手に。そしたら地下にもバーがあってそこはラウンジも備えてありかなり落ち着いた雰囲気なんですが、なぜかシャワーがついています。しかもガラス張り!だれがこんなもの使うのでしょうか?僕がいた5時間の間にはだれも使っていませんでした。そしてなによりびっくりしたのはトイレ(小の方)もガラス張りだったんですよ!さすがに前面は曇りガラスですが、個室ごとの仕切りやトイレの扉は全部ガラスです。さすがに自信がないとできないですね。やはりみんな大の方のといれにきちんと並んで入っていました(笑)。
まだまだ、話はたくさんありますが今回はこの辺で。

再び東京へ!

2006-09-19 09:38:56 | ゲイ
この間出張で東京へ行って参りました。なんだか慌しかったのと、天気があまり良くなかったのとで、遊ぶ時間があまりありませんでした。でも地方に住んでから行っていなかった表参道ヒルズに行ってみました。おしゃれなつくりで、「やっぱ東京だなあ」と思って中に入ってみると、以外にも小さくそして中のお店も高いのですが、僕にとってはあまり興味を引くものは少なかったんですよ。でもここでしかかえないチョコレートやお菓子をお土産にかってきました。
そして、都心からは少し離れたおおきなクラブでゲイナイトを行うということだったので、行ってみました。そこまでは都心から観光バス(無料)で高速を通り行くわけです。これはちょっとした観光気分を味わえます。でもここに乗っている人はぜんぶゲイなんだと思うと、それもなんだか変な感じ(笑)。遠足みたいでした。中に入ると、フロアが3つもあり、ものすごい数の人たちがいて熱気で汗だくですよ。みんな体に自身のある人は上半身裸だし!たのしかったんですけど、やはり日本人は(自分も含めて)自分の知り合いと盛り上がることが多いから、新しく何かある(?)ことは、無かったんです。本当に観光って感じで行ってきました。
おのぼりさんな(もちろん仕事はきちんとしてましたよ)3日間でした。

X-MENファイナルデシジョン

2006-09-15 09:39:56 | 映画
今回も今公開している映画のお話。「X-MEN」です。シリーズ最後ということらしいのですが、最後にふさわしい内容だったと思います。くわしく言ってしまうと、まだ観てない人にとっては面白くないので、言わないのですが展開が意外で、驚くことが多かったです。また、原作のコミックのファンにとっては喜びのミュータントや攻撃態勢なんかも出てきて、楽しめます。また、この頃のこういった映画にありがちのな「長すぎる!」ということもなく1時間50分で抑えているのも、テンポがよくていいです。迫力はありますので、ぜひ劇場の大きなスクリーンで、しかもTHXサウンドのところで見たほうがいいと思います。ヒュージャックマン演じるウルヴァリンは当然今回も上半身裸になります(笑)。この人どんな映画でも必ず上半身裸になるんですよね。一昔前のブルースウイリスのように。まあ、いい体だから見せたいのでしょうが。でも今回はもう一人「エンジェル」というミュータントが出てきます。この男の子の方が体がキレイだと思いました。顔はそんなにカッコよくないのですが、羽との体とのバランスが非常にキレイでした。ということで画像もこの子にしてみました。
新しい展開(ウルヴァリンが主人公のスピンオフ)もできるようですが、ひとまずX-MENとしては最後のようなので、観てください。ゲイにとっては肉体の鑑賞という意味でも楽しめます(笑)。

キンキーブーツ

2006-09-14 11:57:02 | 映画
今、公開中の映画で「キンキーブーツ」というのを見てきました。これはイギリス映画です。実話を基にして作られていますが、とてもおもしろい映画でした。少しだけ内容を・・・。イギリスの田舎にある紳士靴のメーカー。歴史は古く老舗なのですが、どうやら廃業寸前まで来ているようなのです。この状況を隠して死んでいった父親の後を次いだ息子ですが、そのことが発覚しリストラや売却を考えます。しかし、ひょんなことから知り合ったドラアッグクイーンとともに、男性用の女装ブーツ(キンキーというのは変態という意味)をつくり、一躍有名になるというもの。これだけでもおもしろそうなのですが、映画はさまざまな人間模様があり、大変奥が深い映画です。人を偏見無く好きになることの大切さを教えてくれる映画です。人間っていいじゃん!って思える映画です。イギリス映画はこういう小さくても面白い作品が多いですよね。日本もこういう感じの映画を作るといいのにといつも思ってしまいます。

あと、主役のローラ(ドラアッグクイーン)のセリフで、「服装倒錯者はエリツィンがかつらをかぶったやつ、ドラアッグクイーンはカイリーミノーグ!」と説明したところが、僕はとてもおもしろく一人でげらげら笑っていました。
ゲイにとっても、そうでなくてもとてもおもしろい映画です。
ぜひ、観てください。元気が出ます。