Unseasonable Shore

映画の感想を中心に、普通の生活をおくる30代ゲイの日々感じるできごと。

ハプニング(ネタバレ注意)

2008-07-31 17:58:26 | 映画
今回は、今公開している映画「ハプニング」について。

あのシックスセンスのMナイトシャマラン監督の最新作です。こないだのレディインザウオーターの時もそうだったのですが、どうしてもシックスセンスを超えられない、豪華なB級映画監督というイメージがぬぐえません。なので、今回もあまり期待せずに観にいきました。のせいか(笑)、前作よりは楽しめました。

ここで、内容をすこし。
ニューヨーク、マンハッタンのセントラルパークで突然人々が自ら死を選択するように、どんどん死んでいく事件が発生します。またテロかとも思われ、人々はパニックになって行きます。その様子をフィラデルフィアの高校教師である、マークウオールバーグは「蜂が姿を消している」ことと関連付けようと考えます。そして、同様な事件が次々にNY近郊に広がり、市民達はますますパニックになり、非難することになります。主人公達も列車に乗って移動しようとしますが途中で列車が止まってしまいます。誰とも連絡がつかなかくなってしまうので・・。田舎町に残された主人公達にも、少しずつ「死」がせまってきます。

原因は?生き残るには?

テンポ良くすすんでいくので、飽きることはありません。DVDでもいいかもしれません。


ココからはネタバレですので、観ていない方は読まないでください。









まず、あの監督にしては、死に方が残酷な感じでした(笑)。自分で首をさしたり、ビルの上から飛び降りたり、ライオンに食われたり、芝刈り機にはさまれたり。結構おもしろかったです。

でね、結局「植物」が科化学物質を放出して、人間の中枢神経を侵して、自ら死ぬように仕向けていたというのがオチなんですよ。「宇宙人」だとサインと同じだしなぁって思って観ていたら・・・(笑)。温暖化や燃料の枯渇など、人間の影響が大きく言われている中で、植物も抵抗してくる、っていう考えは納得できました。植物は実際に化学物質を放出するし、刺激に対して反応するし、植物同士もコミュニケートしていることも科学的には証明されています。
その終息の仕方も突然なんです。警告のように・・

「自然に起こることは完全にはわからない」

映画自体は、すごくおもしろい!!っていうほどではないけど人間の行動を自ら改める必要があるかも、と考える作品かもしれません。
この監督のネタがなくなってきてる感じはいなめません(笑)。

パリ、ジュテーム

2008-07-27 11:43:20 | 映画
この映画2006年の映画ですが、見逃していたんです。本当はすごくみたかったのに(笑)。で、昨日たまたまつけたケーブルテレビで全部観てしまいました!

18人の監督による、18本の5分間の映画たち。そのどれもが、等身大のパリがえがかれて(中にはSFホラーみたなのもありますが)、すごくおもしろかったんです。とにかく、一度ご覧になってみてもらいたいです。

この映画の中のエピソードで気に入っているのがいくつかあるのですが、そのうちの1本がガス・ヴァン・サンド監督の作品。この人はゲイなので、描かれる物語にもゲイのテイストが入っています。
ある画廊に画家が通訳の男性と一緒にやってきます。ここで働くちょっと不思議な感じの男性(実はアメリカ人でフランス語があまりよくわかっていなかった)に一瞬ににして、心を奪われてしまう話です。また、この二人がカッコいいんですよ(笑)。

あともう1つは、ちょっと監督の名前をわすれてしまったのですが、ある理由があって腹を刺された男性と、それを救護する新米救命士の切ないラブストーリー。これ、5分とは思えない内容の濃さです。

このほかにも、いろんな監督の作品があります。コーエン兄弟の地下鉄駅でスティーブ・ブシェミを主役においた作品もすごくおもしろいです。自分の子供は朝早くから託児所に預けて、他人の子供の面倒をみるベビーシッターの話も、考えさせられるものでした。セリフだけでは、男と女の関係なのかと思っていたら・・・なんて、脚本のうまさが光る作品もあったり、ほんとたくさん言いたくなってしまうくらい、楽しい作品でした。

俳優もすごく豪華なので、そこら辺もチェックしてみるのも、また楽しい。

ショートフィルムでありながら、統一感があって、とても良い作品です。

僕はワインを飲みながら、スナック菓子を食べつつ、ゆっくりと観ました。
ぜひ、夏の夜にゆっくりパリの雰囲気にひたりつつ、時間を過ごしてみてください。

スピードレーサー(ネタバレ注意)

2008-07-26 10:28:27 | 映画
今回も今公開している映画「スピードレーサー」について。
僕は小さい頃から「マッハGO!GO!」のファンで、ついにこれが実写化されるとわかって楽しみにしていました。なんといってもあのタランティーノもこの漫画のファンだということもあって(笑)。
いや~あんなに漫画に忠実だと思わなかったですよ(笑)。もちろんCGを駆使してほとんど仮想な世界で物語が進んでいくのですが、服装(クリスティーナリッチ演じる彼女の髪型なんかも)、車のデザインなどほとんど同じなんですよ。主題歌までも(笑)。アメリカ人があの漫画をすごくすきなんだなぁって感じました。
派手なアクション(車同士の!)もおもしろいし、車にしこまれた様々なガジェットもほぼ同じだし、昔の漫画を好きな人はとても楽しめると思います。でも・・・、昔を知らないと「タダの派手な車の映画」とだけ映ると思います。ここら辺がイマイチ日本では、話題にならなかった理由かもしれません。今の日本で普通に映画を観にいこうと思う人達の年代が、下がっているから当時のアニメをみていないということだと思います。


ここからはネタバレになるので、本編を観てから読んでください。




ストーリーの中で、重要な覆面レーサーX。これ、漫画だとお父さんっていう設定だっだのですが、今回の映画ではお兄さんになっているんですよ。これが唯一違うところですかね。当時の漫画では覆面レーサーと協力してピンチを切り抜ける(昔の漫画では、豪の目が見えなくなって、覆面レーサー助けるという話。これ豪は覆面レーサーだとは気がつかないという芸のこまかさ。今回はこの形ではないけど)というストーリーもきちんと盛り込まれているし。

とにかく、昔の漫画の世界が好きだった人達にはオススメです!大画面でみてください。ちょっとSWのエピソード1のポッドレースに見えなくもないのですが(笑)。

ワンミスコール(ネタバレ注意)

2008-07-25 13:56:58 | 映画
久々の更新です(笑)。今回はいま公開している「ワンミスコール」について。ホラー映画が好きな僕としては、日本のホラーがリメイクされたとなれば見ないわけにはいきません(そのくせ、日本のホラー映画は映画館ではみないのですが)。
内容はほとんど一緒のリメイク。ニキータとアサシンくらいの同じ度合い(笑)。でも日本の映画よりテンポが速くてサクサク進むところがいいですね(笑)。
内容は皆さんご存知のとおりで、聴いたことの無い着信音からはじまる携帯電話。聞くと断末魔の自分の声。しかも日付は2日後。主人公の女の子の周りで次々に殺されていく友人達。自分の妹も不審な死を遂げた刑事とともに、真相を追っていくのですが・・・。実際の犯人(?)も日本版と同じで喘息をもったお姉ちゃんが妹を虐待していてそれに気がついた母親が、お仕置きのつもりで部屋に閉じ込めたところ、喘息の発作を起こして死亡。そのときにお母さんに電話をかけながら死ぬから、お母さん→看護婦(刑事の妹)→看護婦の友人(主人公の友人)とつながっていくんです。これも同じ。テレビで悪魔祓いするところもいっしょ(笑)。
ただ一つ大きな違いがありますそれは・・・
DVDでもいいので、観て日本との違いを感じてください。

ここからは、この映画のネタバレになります!



日本版だとちょっと最後がよくわからない感じですよね。堤真一は死んだのか?柴崎コウも死んだのか?でもアメリカ版は違います(笑)。もうはっきりしまくりで、さすが単純な国民性(笑)。でも、こっちもすっきりするんですよ。結局刑事はあのお姉ちゃんのゴーストに殺されますが、主人公は病院の廃墟で遺体(といっても半分生きていた!)を見つけたお母さんのゴーストに助けられて、終わるんです。ねぇ、はっきりしてるでしょ(笑)。
でも、オチもあってその刑事の携帯からまた誰かに電話がされていたので、先に続くような感じもありました。
アメリカでは、脚本家達がストをしたりと映画業界があまりよくないので、リメイクや続編が多くなるのだとか。いよいよネタがつきてきたんですかね(笑)。

REC/レック

2008-07-08 11:29:57 | 映画
今回は、今公開している(といってもあと少しで終わってしまうのですが)「REC/レック」について。ブレアウィッチ、クローバーフィールドに続き、なんちゃってノンフィクション、手ぶれいっぱい(笑)画像で見せるホラー映画。でも、おもしろいのはそれがスペインの映画だということ。アメリカとは違うアパートの作り(僕にはスペイン人の友人がいるので、以前から間口がせまいのに、奥がとても広いときいていたんです)なんかも怖さを引き立てているし、人物の設定もなかなかおもしろいです。
内容は、消防士の夜勤を取材していたテレビクルーが「老人が部屋に閉じ込められている」との通報にあるアパートに救出に向かいます。そこには住人が1階に集められていたました。その老人の部屋をむりやり開けて入ると、そこには血にまみれた、老婆が意味不明な言葉を吐いて立ってしました。すると、突然警察官に襲いかかり、その警察官の顔を食いちぎってしまいます。パニックになってそのアパートから逃れようとするのですが、出口が外側から警察によって塞がれているんです。「あなた達は、ここからでることはできません、中にいる警察の指示に従ってください」とそとから繰り返すばかり。そうこうしている内にあの老婆の部屋に残っていた消防士が1階の踊り場に突き落とされるように突然落下してきます。顔は血だらけ、状況はますます悪くなる一方。住人達は、けが人を奥に運ぶと状況を外の警官に問いただしますが「防疫班が中に入るから」というのみ。その防疫班が入ってけが人の検査をするのですが、そのときにそのけが人達が、襲いはじめてしまいます。何かが感染してしまったように。ここから、外には出られない、中にはえたいの知れない感染症で狂人になってしまった住人。パニックがはじまっていきます。
この様子をテレビクルーが撮影しているという設定なんです。

次第に事実がわかっていくんですが、なんだかそんなのもうどうでも良くなってしまいます(笑)。28日後のテイストと最後に出てくる全ての根源になっている存在のクリーチャーが僕の好きなホラー映画のディセントのテイストが入っていて、なかなかたのしめました。刺激的な映画を観たいと思っているかたにはオススメの映画です。クローバーフィールドほどは酔わないですみます。一応プロのカメラマンが撮っているという設定なので。でも、後半はそんなこと言ってられない状況になるので、かなりぶれますが(笑)。で、いつもこの手の映画を観ると思うのですが、どうして最初より、感染して発症する速度が速くなるのかって。これも最初の咬まれた人が発症するまで、2時間くらいかかっていたのに、後半なってあっという間ですよ(笑)。まぁ、映画ですからね(笑)。

とにかく、最初から最後まであっという間に過ぎていくこの映画。後にはなんにも残りませんが、暑い夜に見るにはとっておきかもしれません。

習い事

2008-07-05 13:26:37 | ゲイ
今回は久しぶりに、映画ネタではない話題。じつは、映画を観にいけずにいた時期があって、このブログもあんまり更新てきでいなかった時があったんですよね。その時に何があったのかをちょっ記録しておこうかと思って(笑)。

僕は今年の1月からある習い事を始めました(あまり詳しくはかけません。ごめんなさい)それは仕事のストレスを発散させるために始めたんですが、それを習っている先生から「コンテストに出てみませんか?」というお誘いがあり、何気なく出場したところ、なんと地方予選を突破し、全国大会へ出ることになったんです。この全国大会の出場があったので、映画館にもいけず、ブログの更新もできずにいたというわけです。ここで何の大会か言ってしまうと、実は僕がばれてしまうのです。その全国大会は35名であらそうもので、パンフレットには堂々と顔写真までのっているから(笑)。
まぁ、結果はなんの賞などももらえなかったのです(笑)。でも、非常にいい経験ができました。僕はずっと文科系だったので、何かの大会に出るなんてことなかったんです。マラソン大会は出ていましたが、それはだれかと競うという感じではなく、「気持ちよく走る」ことが目的だったので。
この習い事、しばらく続けていくつもりです。来年も出るのか・・・(笑)