今回は今公開している映画「消されたヘッドライン」について。
この映画、予告編で観たときから気になっていたんですよね。というのも、ラッセルクロウとベンアフレック、そして、ヘレンミレンという大物が(ベンは大物にいれても良い?)たくさん出ている映画ということと、その配役が事件を追う記者、スキャンダルな下院議員、敏腕新聞編集長、とくれば(笑)。
で、感想ですが・・、ラスト近くまでけっこうドキドキしながらテンポよく進んでいって、おお~っと思うのですがラストのオチがイマひとつという、実に惜しい作品だと思いました。原作はイギリスのテレビシリーズなんです。これって「トラフィック」もそうでしたね。イギリスのドラマもおもしろいものが多いようです。
内容は、路上で殺されたチンピラとピザの宅配人。その翌日に遺体となった下院議員の政策調査を担当した女性。最初は無関係に思えた二つの事件ですが、下院議員とその女性が愛人関係にあることがわかり、その下院議員はイラク戦争時に莫大な富を得た、民間の軍事産業会社を相手に公聴会を開く真っ最中であることも関係して、一大国家のスキャンダルに発展していくのです。まさに「政治と金」。
その真相を暴いていく新聞記者にも危険がせまってくるのですが・・・。
監督は「ラスト・キング・オブ・スコットランド」の監督だし、リアリティを追及した感じもとてもよいのですが・・。でも、俳優達の演技はすごくいいです。ラッセルクロウなんて、ほんとダサくて、腹の出た中年の新聞記者をリアルに演じているし、編集長役のヘレンミレンも嫌味をいいながらも、いい新聞を作りたいという気持ちが伝わってくるし。
なので、DVDでもいいかなって思いますが、機会があれば観て欲しい作品です。
ここからはネタバレですので、ご覧になっていない方は絶対に読まないでくださいね。
で、結局この殺人、展開の中でその軍事産業の会社がどうやらその女性を使って下院議員をスパイしていたということがわかってきます。ここまでは通常の展開。みごと下院議員も汚名返上となり、めでたしめでたしとなるはずが・・・、じつはその女を下院議員が何か隠していると疑い、知り合いに頼んで調べさせていたんですよ。その男は昔その下院議員とともに、イラク戦争で戦った同士で、戦争後少し、精神的に病んでしまった男だったのです。その男は、下院議員に近づいた女が実はスパイと気づき、その女を殺してしまったというオチなんです。で、その女を追っているときに撮った写真を入ったかばんをチンピラに奪われ、その内容を知ってしまったチンピラも殺し、その現場を見たピザ屋も殺してしまったというわけ。
このオチの結果、軍事産業の会社は殺しのこととは全く関係がなかったということになり、下院議員は殺しのことを知りながら、その男のことを隠していたとわかり、そのことを記事に最後書くことになる、新聞記者。
ご覧になった方にぜひ聞きたい!
このオチ納得できました?(笑)。僕は、なんだか「これかよ~」って感じでした。
ということで、今回は疑問を投げかける終わり方にしました(笑)。
この映画、予告編で観たときから気になっていたんですよね。というのも、ラッセルクロウとベンアフレック、そして、ヘレンミレンという大物が(ベンは大物にいれても良い?)たくさん出ている映画ということと、その配役が事件を追う記者、スキャンダルな下院議員、敏腕新聞編集長、とくれば(笑)。
で、感想ですが・・、ラスト近くまでけっこうドキドキしながらテンポよく進んでいって、おお~っと思うのですがラストのオチがイマひとつという、実に惜しい作品だと思いました。原作はイギリスのテレビシリーズなんです。これって「トラフィック」もそうでしたね。イギリスのドラマもおもしろいものが多いようです。
内容は、路上で殺されたチンピラとピザの宅配人。その翌日に遺体となった下院議員の政策調査を担当した女性。最初は無関係に思えた二つの事件ですが、下院議員とその女性が愛人関係にあることがわかり、その下院議員はイラク戦争時に莫大な富を得た、民間の軍事産業会社を相手に公聴会を開く真っ最中であることも関係して、一大国家のスキャンダルに発展していくのです。まさに「政治と金」。
その真相を暴いていく新聞記者にも危険がせまってくるのですが・・・。
監督は「ラスト・キング・オブ・スコットランド」の監督だし、リアリティを追及した感じもとてもよいのですが・・。でも、俳優達の演技はすごくいいです。ラッセルクロウなんて、ほんとダサくて、腹の出た中年の新聞記者をリアルに演じているし、編集長役のヘレンミレンも嫌味をいいながらも、いい新聞を作りたいという気持ちが伝わってくるし。
なので、DVDでもいいかなって思いますが、機会があれば観て欲しい作品です。
ここからはネタバレですので、ご覧になっていない方は絶対に読まないでくださいね。
で、結局この殺人、展開の中でその軍事産業の会社がどうやらその女性を使って下院議員をスパイしていたということがわかってきます。ここまでは通常の展開。みごと下院議員も汚名返上となり、めでたしめでたしとなるはずが・・・、じつはその女を下院議員が何か隠していると疑い、知り合いに頼んで調べさせていたんですよ。その男は昔その下院議員とともに、イラク戦争で戦った同士で、戦争後少し、精神的に病んでしまった男だったのです。その男は、下院議員に近づいた女が実はスパイと気づき、その女を殺してしまったというオチなんです。で、その女を追っているときに撮った写真を入ったかばんをチンピラに奪われ、その内容を知ってしまったチンピラも殺し、その現場を見たピザ屋も殺してしまったというわけ。
このオチの結果、軍事産業の会社は殺しのこととは全く関係がなかったということになり、下院議員は殺しのことを知りながら、その男のことを隠していたとわかり、そのことを記事に最後書くことになる、新聞記者。
ご覧になった方にぜひ聞きたい!
このオチ納得できました?(笑)。僕は、なんだか「これかよ~」って感じでした。
ということで、今回は疑問を投げかける終わり方にしました(笑)。