Unseasonable Shore

映画の感想を中心に、普通の生活をおくる30代ゲイの日々感じるできごと。

魍魎のハコ

2007-12-31 08:29:06 | 映画
さぁ、どんどん行きましょう(笑)。次は「魍魎のハコ」。俺にしては珍しく劇場で日本映画を観てきました。実はこの京極堂シリーズは全部読んでいるんです。で、前作の「ウブメの夏」も観にいきました。今回の魍魎のハコは一番好きな作品だったので、どうなっているかと思いましたが、まぁ、あの内容を2時間20分に修めるのはやはり難しいというのが感想です。あまり、評判が良くないようですが、俺は楽しめましたよ。正直ストーリーも忘れていたのですが(笑)。軽く、ストーリーを。少女連続失踪事件が起こり、箱に詰められた手足は発見されるが、顔と胴体がみつからないという奇妙な事件に発展します。これに大物女優の娘の失踪、箱をご神体とする新興宗教の存在、断崖に建てられた大きな箱のような医学研究所、新進の小説家の存在が絡んで京極堂の謎解きと憑物落しがはじまるのですが・・・。
これもネタバレしませんので、ご覧になってみてください。手足を切り落とされ、箱に詰められた女の子の描写がどうなっているのかと思ってましたが、あんまりグロテスクではないので、そういうのが苦手なかたでも大丈夫だと思います。俺とすればもっと描いていてもいいかなと思いましたが、あと、上海で全てロケしているので、日本ではない雰囲気もなんとなくあっていたように思います。前作と違うのが主人公の一人関口の役が永瀬正敏から、椎名吉平に変っているのが、ちょっと不満でした。関口のイメージは永瀬君の方が断然合うから。あと前作からもそうですが俺の中の木場刑事のイメージとどうも宮迫が合わなくて、どうも違和感でした。俺の中ではもっとでかくて、マッチョなかんじなんですけどね(笑)。
DVDでもいいと思いますが、けっこう長いのでだらだら家で観るにはどうかと思います。劇場で一気に観てしまうほうがいいかもしれません。

ナショナル・トレジャー2

2007-12-29 09:57:28 | 映画
この2日間でなんと3本も映画を観てきた俺ですが(笑)、まずはその1本目「ナショナルトレジャー・リンカーン暗殺者の日記」について。これまず2作目ということで、どんな感じになるのかと思って観てましたが、やはりゲイツ(ニコラスケイジのの祖先が絡んでいるんですよ。しかもきゅうにリンカーン暗殺の片棒をかついでいたのかも、なんて疑いがかかってしまって。それを証明するためにあらゆることをしていくんですよ。大統領までまきこんで(笑)。ご覧になるかたのために今回はネタバレしませんので、劇場で確認してください。で、そのもとになる情報をもらすのがエド・ハリスなんですが、このエドハリスがカッコイイ!悪を演じせてもじつに絵になるひとです。俺の好きな俳優さんの一人です。年取っても、禿げててもかっこいいっていいですよ(笑)。では内容に戻って、今回共通するテーマが「家系」ということ。西洋の人達はどうしてこの家系にこだわるのでしょうか?よほどいい家でないと日本ではあまり気にしないように思うのですが、この家系をどう守るかっていうのが、テーマにありました。そのためならどんな手段でも問わないってちょっと変だと思ったのは俺だけでしょうか?
理由はともあれ、ありえない展開と冒険、カーチェイスなんでもありのこの作品。劇場でなんにも考えずに観るにはいい映画です。年末を暇にしているのであればご覧になってみてください。
最後にゲイ的な視点から(笑)。ニコラスケイジの助手役のジャスティン・バーサという青年。前回から「お、ちょっとカワイイな」って思ってましたが、今回もコミカルで、ちょっとダメな男を演じてますが、頼りになる相棒でとてもよかったですよ。顔もなかなかかわいいし(笑)。俺のタイプですね~(笑)。

デイジー(チョン・ウソン)

2007-12-20 15:00:54 | ゲイ
今回はこないだたまたまケーブルテレビでみた映画「デイジー」とその主演俳優のチョン・ウソンについて。カテゴリーをゲイにしてるところもミソなんですが(笑)。この映画「インファナル・アフェア」の監督が撮っているんですが、とてもきれいな映画でした。でもどうもお金を払って観にいく気にはなれない映画ですが。でね、オランダの麻薬組織を追うインターポールの韓国人警官とその麻薬組織に雇われている殺し屋(ウソン)が同じ画家の女の子を好きになるっていう、悲しいラブストーリーなんです。話はなかなか良かったんですよ。そして、僕は気がつきました。このチョン・ウソンの顔が好きだということが(笑)。これまであんまり韓国の俳優さんの顔を好きだと思ったことなかったんですが、この人の顔は東洋人ではタイプですね(笑)。タンクトップのシーンもあるのですが、そこまでいい身体とはいえないけど、すごく普通っぽくていいです(笑)。で、殺し屋をやりながら、半分ストーカーみたいに女の子を追っている時と、殺し屋の時はかっこいいんですが、この女の子と警官を事件に巻き込んでしまい(自分で撃ったんですけどね)、そこからこの女の子と急接近するんですよ。ここがあんまりカッコよくないんです。どうもニヤケた顔のシーンばかりで。でも、最後はやはり彼女を殺され、友達になった警官も殺され、復習しにいくところはかっこよかったですよ。
映画の内容の細かい話は省きます。DVDでもよいので観てください。

このチョン・ウソンという人がどんな役をこれからやっていくのか楽しみになりました。

ナンバー23(ネタバレ注意)

2007-12-14 10:21:12 | 映画
今回は今公開している映画「ナンバー23」について。このところあまりぱっとしないジムキャリーでしたが、どうやらシリアス路線に変更したいようなんです。この作品もそんな彼が選んだ作品でした。「23」という数字に取り付かれた男の小説を読み進めていくうちに、自分と重ねはじめる主人公の男(ジムキャリー)。そして、自分までも23に取り付かれていき、自分の妻、妻の友達などに疑いを向けはじめ、ついに真実を知るのだが・・・・。というのが大まかなあらすじ。「ちょっとこじつけじゃないの~?」ってつっこみを入れたくなるこの「23」にまつわる話の数々。たしたりかけたり引いたり割ったりすりゃそりゃなんでもそうなるって(笑)。まぁ、そういうものに執着していくことの恐ろしさを描いているといえばそうなのですが。
ここからはネタバレになるので、ご覧になっていないかたは読まないでください。





結局この小説だれが書いていたのかっていうのが、一番の謎なんですがこれがジムキャリー本人が書いていたんです。え~っ!ってかんじでしょ?それを思い出せないのは、過去のトラウマ(23にとりつかれたこと、そのことが元で好きだった女の子を殺して埋めてしまったこと)から記憶喪失となり、精神施設へ行ったからだったんですよ。そして、今の奥さんと結婚し子供もできて12年間1回も思い出さなかった殺人のことをその小説を読んで思い出してくるんです。でね、その小説を出版したのがその当時担当だった精神科医。この人もジムキャリーの影響で「23」にとりつかれてしまったので、この小説を出版したというわけ。
因果応報ってこと?

おもしろくないわけでないけど、DVDでみるだけでもいいかもしれません。ただ、小説の中のジムキャリーはセクシーな感じなので、そこはよかったですけど(笑)。