今回は映画「ダンケルク」について。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/e3/51a7a19315d5aae2219a277333b60439.jpg)
監督がクリストファーノーランで、歴史物っていうおもしろさに魅かれて観に行ってきました。
ここで内容を・・・
1940年、連合軍の兵士40万人が、ドイツ軍によってドーバー海峡に面したフランス北端の港町ダンケルクに追い詰められる。ドイツ軍の猛攻にさらされる中、トミー(フィオン・ホワイトヘッド)ら若い兵士たちは生き延びようとさまざまな策を講じる。一方のイギリスでは民間船も動員した救出作戦が始動し、民間船の船長ミスター・ドーソン(マーク・ライランス)は息子らと一緒にダンケルクへ向かうことを決意。さらにイギリス空軍パイロットのファリア(トム・ハーディ)が、数的に不利ながらも出撃する。
と書いてあります。
この映画、視点が3つあって、桟橋での1週間、民間の舟の1日、戦闘機の1時間、これらが複雑に絡んで一つのラストにつながっていくというとても面白い編集です。それでいて混乱することが無いのも、監督の手腕なのだと思いました。
あと、戦争の悲惨さを大きく伝えるとか、一人のヒーローの活躍を追うとか、敵であるドイツ軍の事情とか、一般的な戦争映画で出てくる内容が無いというのも、とても面白かったです。説教臭さみたいなものが無いというか。
それらは、観終ったあとに、それぞれ自分たちが考えることなのかと感じました。
自分が戦争に放り込まれてしまう感覚になり、生きるために必死になる感情が緊張感とともに迫ってきます。実際に戦争に参加すれば、敵と会話したり、顔をあわせたりすることはほとんどないのだと、当たり前なのだけど、この映画で改めて感じます。
空中戦やその他でも、なるべくCGを使わないというノーラン監督の狙いがとてもうまくいっていると思います。メイキングを観ましたが、実際に戦闘機を飛ばして、自らも飛行機に乗りすべての撮影に参加したようで、そのこだわりがすごく感じられまた。イギリス軍は本土決戦に備えて、援軍を出したがらないから、当然戦闘機の数が少ない、戦争映画で大群で戦闘機が現れるシーンに慣れている私たちですが、今回はそうではないので、よけいに戦闘機に乗っている兵士の孤独感や、使命感が伝わってくる感じします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/6b/33f6e5f88cd1f1124bcfbdb47bd9115e.jpg)
俳優も、ノーラン監督の映画ではおなじみに人たちが多いけど、うまい人たちばかりですから、全く違和感なく観ることができます。
個人的には中佐を演じるケネスブラナーがラストで、「まだフランス軍を助けなければいけないから、自分は残る」と桟橋から部下に敬礼して、見送るシーンがかっこよくて、印象深いです。
好き嫌いはあるかもしれませんが、劇場で観ていただきたい作品です。
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監督がクリストファーノーランで、歴史物っていうおもしろさに魅かれて観に行ってきました。
ここで内容を・・・
1940年、連合軍の兵士40万人が、ドイツ軍によってドーバー海峡に面したフランス北端の港町ダンケルクに追い詰められる。ドイツ軍の猛攻にさらされる中、トミー(フィオン・ホワイトヘッド)ら若い兵士たちは生き延びようとさまざまな策を講じる。一方のイギリスでは民間船も動員した救出作戦が始動し、民間船の船長ミスター・ドーソン(マーク・ライランス)は息子らと一緒にダンケルクへ向かうことを決意。さらにイギリス空軍パイロットのファリア(トム・ハーディ)が、数的に不利ながらも出撃する。
と書いてあります。
この映画、視点が3つあって、桟橋での1週間、民間の舟の1日、戦闘機の1時間、これらが複雑に絡んで一つのラストにつながっていくというとても面白い編集です。それでいて混乱することが無いのも、監督の手腕なのだと思いました。
あと、戦争の悲惨さを大きく伝えるとか、一人のヒーローの活躍を追うとか、敵であるドイツ軍の事情とか、一般的な戦争映画で出てくる内容が無いというのも、とても面白かったです。説教臭さみたいなものが無いというか。
それらは、観終ったあとに、それぞれ自分たちが考えることなのかと感じました。
自分が戦争に放り込まれてしまう感覚になり、生きるために必死になる感情が緊張感とともに迫ってきます。実際に戦争に参加すれば、敵と会話したり、顔をあわせたりすることはほとんどないのだと、当たり前なのだけど、この映画で改めて感じます。
空中戦やその他でも、なるべくCGを使わないというノーラン監督の狙いがとてもうまくいっていると思います。メイキングを観ましたが、実際に戦闘機を飛ばして、自らも飛行機に乗りすべての撮影に参加したようで、そのこだわりがすごく感じられまた。イギリス軍は本土決戦に備えて、援軍を出したがらないから、当然戦闘機の数が少ない、戦争映画で大群で戦闘機が現れるシーンに慣れている私たちですが、今回はそうではないので、よけいに戦闘機に乗っている兵士の孤独感や、使命感が伝わってくる感じします。
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俳優も、ノーラン監督の映画ではおなじみに人たちが多いけど、うまい人たちばかりですから、全く違和感なく観ることができます。
個人的には中佐を演じるケネスブラナーがラストで、「まだフランス軍を助けなければいけないから、自分は残る」と桟橋から部下に敬礼して、見送るシーンがかっこよくて、印象深いです。
好き嫌いはあるかもしれませんが、劇場で観ていただきたい作品です。