Unseasonable Shore

映画の感想を中心に、普通の生活をおくる30代ゲイの日々感じるできごと。

Sex and The City

2008-08-26 23:55:38 | 映画
今回は今公開中の映画、「Sex and The City」について。これ、ニューヨークが好きで、アメリカ人が好きで、ゲイであれば(笑)必ず見ると言ってもいいほどの同名テレビシリーズの映画版です。
テレビでのシリーズもおもしろくなってくるのは、シーズン3あたりからでそれまでは、なんだかドキュメンタリーみたいなインタビューみたいのも入ったり、あんまりいい男もでてなかったり(笑)でイマひとつなんですが、それからはラストのシーズン6まで、独身女性4人のNYで都会の暮らしやキャリア、ファッション、人生、なんかを過激なセックス描写で描いていってとてもおもしろいシリーズです。

今回も主人公4人、キャリ、ミランダ、シャーロット、サマンサはそのまま他の役者達もテレビのまま、それにもう一人の主役であるNYがまた素敵な魅力をはなっています。あと、なんといってもいい体の男性の裸が多いのもこのテレビシリーズをゲイが好きな理由だと思います(笑)。今回もしっかりでてきますよ~(笑)
。あと、新しいキャラクターとしてジェニファーハドソンちゃん(ドリームガールズ!)が演じるルイーズもとてもチャーミングな役柄で、楽しめます。

映画は約2時間半という長さなんですが、テレビシリーズを4話一気にみてしまったって感じです(笑)。まさに起承転結で。前半はビバ!NYってかんじで、スタイリストであるパトリシアフィールドの力量発揮!これでもかっていうほどファッションのオンパレード、中盤で、ちょっといろんな問題がおこり、後半でそれぞれの結果が出て、また「友情」を再確認。ほんとテレビのまんま(笑)。

インテリア、レストラン、クラブ、どれをとってもかっこいいNYスタイル(ちょっと褒めすぎか)。これもこの映画の魅力。ね、ゲイ好みだよね(笑)。

ただ、みんな歳をとっているのが違うところ。そこも等身大って感じでいさぎよい(笑)。

もし、テレビを観ていないのあればシーズン4あたりから見ることをオススメします。そして、あの世界にはまることができれば、まちがいなくこの映画を楽しめると思います。あと、絶対「吹き替え版」で観ること!そうすれば、とても贅沢なテレビ番組を楽しめますから(笑)。

僕の前世はやはりニューヨークに住んでいたに違いないって確信しました(笑)

日本映画(どろろをテレビで観て)

2008-08-16 11:29:59 | 映画
こないだ、テレビをつけたらちょうど日本映画「どろろ」をやっていたので、何気なく観てしまったんです(笑)。妻夫木君も出ているし(笑)。

でもねぇ、「出来が悪い」ということがまず全編を通して感じることでした。
演技やコスチュームなんかはそんなに問題はないと思うのですが、脚本とCGがダメですね。こういった漫画を原作にするのであれば、大人が観て納得するような映像でないとダメだと思うんですよ。いろんなクリーチャーがCGで出てくるのですが、背景とのマッチがうまくいっていないところや、着ぐるみに変るところもはっきりわかるし(笑)。
日本沈没やリターナーなんかの方が断然CGや特撮のできはキレイです。

ほんと、もったいない映画の作り方するよなぁ、日本って(笑)。

ダークナイト(ネタバレ注意)

2008-08-15 14:39:04 | 映画
今回は今公開している「ダークナイト」について。

けっこうネタにふれているので、まだご覧になっていない方はご注意を!



これバッドマン。ビギニングの続編なんですが、監督も変っているわけでないのに、まったく違うタッチの映画になっていました。クリストファーノーラン監督はメメントで有名になりましたが、そのあとイマひとつヒットがなくで、こないだのバッドマンが大きなヒットになったんです。今回はその続編。「リアル」さを追求した演出で、アメリカ本国でも大ヒットしたようです。でも、僕はこのリアルさとあのコスチュームがどうもピンとこない「違和感」を感じてしまいました。これはあくまでも個人的な感想ですけど。予告編などを観てもわかるとおり、今回は背景となる映像にCGなどはほとんど使われていないような感じで(もし使われていたとしても、ほとんどわからないくらい)ゴッサムシティーがニューヨークと同じになっているように感じました。
今回はジョーカーが出てくるのですが、このジョーカーを演じているヒースレジャーはこれが遺作となりました。変人を喜んで演じているようで、演技はうまかったです。でもあのカッコよさはありませんが(笑)。

この映画には僕の好きなアーロンエッカードも出ています。やはりカッコイイのですが(笑)、彼がなんと2フェイスになってしまうんです!まぁ、恋人を殺されていまうからなんですが。顔の半分が大やけどによって、変ってしまうことによりその性格までかわってしまうという設定。ここはCGで顔半分のグロテスクさを作っています。これも、「リアル」さを追求した結果だとおもうのですが、やはり違和感はバッドマンのコスチューム。「ここまでリアルになるのであれば、あの形じゃなくてもいいのかも」って思ってしまいます。

どうやら、続きもできていくようですが、僕としてみるとコミックの要素をもう少し入れてもいいのかなって感じでした。

皆さんの意見は?劇場でご覧になってみてください。