今回は、観てきて書くのを忘れていた(笑)作品「シェルター」について。
これ、予告編を観てもすごく見たいって思っていたわけではなく(笑)、なんにも観るものが無いから、観たっていう感じでした。
ここで、内容を・・・
解離性同一性障害(多重人格)の疾患を認定していない精神分析医カーラ(ジュリアン・ムーア)。ある日、多重人格とおぼしき男性デヴィッド(ジョナサン・リス・マイヤーズ)と引き合わされたカーラは、彼の症状を否定するために身辺調査を行い始める。そんな中、デヴィッドが25年前に亡くなった故人であることが判明し……。
といった内容(笑)。
この映画、期待して観ちゃダメです(笑)。僕もあんまり期待してなかったから、「そこそこ」よかったと思えたのですが、そうじゃなきゃ「何これ?」的な感じになったでしょう。よほど、ジョナサン・リス・マイヤーズのファンか、ジュリアン・ムーアのファンじゃないと。気に入ったってならないかも(笑)。
DVDでいいですよ~(笑)。
ここからはネタバレですから、ご覧になってない方は読まないでくださいね。
で、このデイヴィッドは多重人格者ではなく、神様を信じない人を呪い殺して、その魂の受け皿(シェルター)となっていたというオチ。しかもこのデイヴィッド(って本当は違う名前なんだけど)は1900年代にある村の牧師として赴任したが、インフルエンザが猛威を振るった時に、自分の娘にだけワクチンをうち、他の村の人々を見殺しにしたということで、のろいをかけられ、今までシェルターとして生かされ続けているっていう設定。だから、いろんな人がどんどん彼の中に、出てくるんですよね。
そして最後は、ジュリアンムーアの娘も死んで(ジュリアンムーアの旦那、つまり自分にとってはお父さんが殺されたことから、神を信じていないという設定)、デイヴィッドもジュリアンムーアが殺し、終わったかなって思ったら、その娘の身体に今まで彼の身体に入っていた魂が入っていくっていうラストなんです。
これ、キリスト教会が製作しているのかなって思うくらいの映画でした。「みんな神様を信じて!」っていうのが、この映画のメッセージなんですよ。多重人格者とかをうまく絡めて、サスペンス仕立てにしているけど、主題はそこに(笑)。
ジュリアンムーアが多重人格者を信じていないっていうところは、なかなかよかったような気がします。どうしても、肯定論の方が多いから。実際には意見が分かれることもあるんだなってことがわかったのはよかったです。
まぁ、こんな感じの映画でした(笑)。