Unseasonable Shore

映画の感想を中心に、普通の生活をおくる30代ゲイの日々感じるできごと。

クロッシング

2010-11-16 16:13:09 | 映画
今回は、今公開している映画「クロッシング」について。

これ、監督がアントワン・フークワ(ちょっと言いづらい・笑)。主演がリチャードギア・イーサンホーク・ドンチードルと豪華。この配役というだけで、観に行ってきました(笑)。

ここで、内容を・・・


1週間後に退職予定の警官エディ(リチャード・ギア)は、犯罪が日常茶飯事のニューヨークのブルックリンで20年以上働いてきた。一方、麻薬捜査官で家庭的なサル(イーサン・ホーク)は、妻と5人の子どもたちのために、新居を購入するための資金に困っていた。そして潜入捜査官タンゴ(ドン・チードル)は、危険な任務に嫌気が差しており……。


と、書いてあります(笑)。

僕は全く内容を知らないで観にいったのですが(予告編のみの知識です)、なかなか渋くて、良かったと思います。でも、想像していたのとはちょっと違ったっていうのが、正直な気持ちで。というのも、もっと「クラッシュ」のような、最初は全く関係がないような人達が、最後にはつながっていくっていうような映画かなって思っていたんですけど、NYのブルックリンで警察官として働く3人の話なんですが、微妙につながりそうでつながらない(笑)。当然、同じカットに入ってくるけどからまない(笑)。

きっと、そこも監督が考えているような気はしますが、ラストもそれぞれの出した結果として納得が行く感じですが、個人的には「もっと、絡んでもいいのに」って思いました(笑)。

イーサン・ホークは「ガタカ」っていう映画ですごくカッコよかったのに、今はこういったちょっと落ちぶれた警官がぴったりの雰囲気になって(笑)。ドンチードルもうまい役者さんなので、ほんと安心して観ていられる映画ではあります。

にしても、NYのブルックリンはやはり怖いっていうイメージができますね、これ観ると(笑)。この映画の原題はBrooklyn`s Finest」って言うんですが、これ調べるとブルックリンの警察官っていう意味なんですね。クロッシングっていう日本の題名がクラッシュのような内容を想像させてしまうのかもっていうことも感じました。

ちなみに監督のアントワン・フークワはすごく昔から知っていました。それは僕が大ファンの聖子ちゃんのPVを撮った人だから(笑)。1995年の「ステキにonce again」とIt`s style 95」っていう楽曲の監督なんですよ(笑)。モノクロのフィルムでスタイリッシュな映像でした。


無骨な映画ですが、こういった雰囲気が好きな人にはオススメします。全員が好きなタイプの映画ではないかなぁ(笑)。

SAW3D ファイナル(ネタバレ注意)

2010-11-02 18:05:26 | 映画
今回は今公開している映画「SAW3Dザファイナル」について。

これもう7作目なんですよね(笑)。最初の衝撃からどんどん「世直し復讐」が進んで、ついに今回は完結ということになってようです(笑)。でも、なんだかまだ出来そうですよ(笑)。

ここで内容を・・

ジグソウ(トビン・ベル)の発案した殺人ゲームから奇跡的に生還した人々は心に深い傷を負い、救いを求めていた。彼らは自身もゲームの犠牲者であるとともに生存者でもある精神的指導者、ボビー(ショーン・パトリック・フラナリー)のもとに集まってくる。だが、次第にボビーの暗い過去が明らかになってくるにつれ、新たな恐怖が忍び寄る。

って書いてあるけど、もうどうでもいいんですよ(笑)。知りたいのはジグソウの奥さんが見た箱の中身のこと(笑)。

まぁ、いつものようにいろんな罪で裁かれていく人達。ジグソウからアマンダ、そしてホフマン刑事と継承されていくこのゲーム。でも、だんだん、努力しても結局救えないってこと多くなっていきますよね(笑)。まぁ、観ているほうも殺されていくところを観たいっていうところもあるのかもしれませんが。

この映画、ずっと観てきた人にとっては、観た方がいいと思いますよ(笑)。そうでなければ、別に観なくてもいいです(笑)。
せっかくだから、3Dで観ましょうよ(笑)。隣の学生達が騒ぎながら観ていたのですが、そういう感じが1番楽しめますよ。


ここからはネタバレです。ごらんになっていない方は読まないでくださいね。









でね、やはり気になるのが最後に「ゲームオーバー」って言うのが誰かってことですよね。

これ、大方の予想通りの結果になっていて(笑)、「やっぱりか~」ってなります。
というのも、以前から、第1作の生存者である、自分の足を切って脱出したゴードン医師が関わっているんじゃないかって、SAWをずっとみてきた人達の間では言われてきてました。医学的な知識があのゲームにはどうしても必要だから。
でね、前作あたりからあのホフマン刑事の「殺人好き」はわかってましたから、「この人が本当の後継者ではない」って思っていたんですよね。今回も、偽のジグソウゲームの生存者が出てきて、その人が仕事の関係者を助けながら(って言っても、結局死ぬんですけど)、自分を見つめなおすっていうストーリーが入ってくるけど、最後に彼の奥さんを助けられるかっていうところで不思議だったのが、この奥さんは全く彼のウソを知らず、純粋にゲームからの生還者で生きることに前向きになった人を好きになっただけなのに、結局犠牲になってしまうんですよ。しかもすごく残酷な死に方。このあたりホフマン刑事の資質が問われるところです。あと、ジグソウの奥さんも殺してしまったり、警察関係者もみんな殺してしまったりと、ジグソウとは全く違う、「保身のための殺人」もやってるし。そういえば、アマンダもゲームとはいえ、成功しても結局死んでしまうようなしかけを作ったりと、自分のためなんですよね。(でも、ジグソウも世直しって感じだけど、個人的な恨みもありますよね)。

で、今回のラストはゴードン医師がホフマンをあの自分がつながれていた場所につないで、もう2度とゲームを出来ないようにしてしまうっていうオチなんですよ。ジグソウの奥さんが箱で発見したものは、ゴードン医師あてのメッセージだったんですよ!奥さんも知らなかったってことですね。

逆に「え~っ!」っていう結末ではなく、落ち着くところに落ち着いたって感じです。

僕はこれでいいと思うんですけどね(笑)。

でも、ゴードン医師が再びゲームをするのかどうかはわかりません(笑)。

そう、この偽の生還者を演じているショーン・パトリック・フラナリーって昔、「インディージョンズ・若き日の大冒険」(これテレビシリーズです)でインディやってた人ですよ(笑)。えらいオッサンになってしまって(笑)。

今回の殺され方もなかなか楽しめますよ(笑)。車を使った仕掛けがおもしろかったです(笑)。

ほんとに終わりかどうかは、わかりませんがとりあえずこれで完結するらしいです。