本当は映画を観て、感想を書くのが、このブログの趣旨なんですけど、こないだ、僕の住んでいる地域でロングランをしているミュージカル「オペラ座の怪人」と観てきたので、それについて書こうと思っています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/a2/fe14bb47e347de5dcbc9be55d46831f5.jpg)
映画は観ていたので、話の内容はわかっています。今回は舞台装置を見たかったというのもあって、観に行ってきました。
一応内容を・・・
19世紀のパリ、オペラ座に住む伝説の男ファントムの仕業とされる怪事件が多発。一連の事件は、彼が見初めた歌姫クリスティーヌをプリマドンナにするために起こされたものだった。
とあります。
これは映画とおんなじです(笑)。
ここから、言うことはあくまでも個人的な意見ですから。特に劇団四季のファンの方は読まないでほしいです。
まず、オーケストラが無いことに驚き!そう、カラオケでやっているんですよ。これ、ちょっと詐欺じゃないかって思いました。僕はブロードウエイでもミュージカル観てますが、生演奏じゃないことってなかったんですよね。生演奏だからこそ、役者の呼吸にあわせたり、役者の演技も変わったりすると思うのです。でも、それが薄っぺらなスピーカーから聞こえてくるこの変な感じ。
あと、怪人の役者高井 治 という方みたいです。この方、怪人の役では有名な人なんですね。確かに歌はうまいのですが、いかんせん「見た目」が悪い。頭は大きく背は小さく、典型的な日本人体系。出てきたときに「ちっちゃい!」って言いそうになりました。怪人はかっこいいわけじゃないっていうところからも、こういったキャスティングは良いのかもしれませんが、もうちょっとなんとかならんのかなと思いながら観ていました。歌はうまいですよ。さすがに。ですが、演奏が生じゃないことが原因かわからないけど「伝わってくるもの」が無いんです。これは他のキャストの歌もそうです。そして、日本語のはずなのに、まったく記憶に残らない。
クリスティーヌの役者は笠松はるという人。この人も歌はうまいけど、声量がちょっと足りないかなぁ。有名なあの歌のラスト、かなり高音を出し続けるすごい難しい歌なのですが、マイクつかっているのに、細い声しか出ない。もともとサラブライトマンが歌っていた曲ですからね。そりゃ無理でしょう(笑)。
他のキャストで、気になったのがイタリアの男性オペラ歌手ピアンジを演じた橋元聖地という役者。韓国人みたいだなぁって思っていたら、やはりそうなんですね。別に問題はないのです、どの国の人だろうと。確かに、歌はうまいです。ですが、オペラ歌手という感じがしないんですよね。同じオペラ歌手カルロッタを演じた役者河村 彩という役者の方が、まだオペラ歌手らしい歌い回しがありました。
そして、何より一番ひどかったのが、クリスティーヌの友人メグを演じた石田真子という人。歌が全然ダメですよ(笑)。のっけからひどかった。なのに、けっこうこのメグという役は出番が多い。当然他の人たちとも差が出る。この人なんで選ばれたたのかが非常に疑問でした。
そんな中、僕がすごいなぁと思った人がマダムジリ(メグのお母さん)を演じた横山幸江という役者。この人、しゃべる声と歌う声が違和感なくつながり、存在感もあって、良かったです。この人は輝いていましたね。
舞台装置は20年以上前のものですが、すごく良くできていて、楽しめました。
やはり、日本でしかも劇団四季のミュージカルはキャストの層が薄いと感じました。もっと広くオーディションとかして発掘しないと、これじゃ、行かなくなってしまいます。
現に、生オケじゃなくなったのも、経営が難しいからなのでしょう。
だったら、あちこちでやるんじゃなくて、きちんとした生演奏でしっかりとしたものを固定でみせれば、良いのではないでしょうか。
劇団四季を好きな人は見ても良いと思いますが、僕はもう他の作品も観なくても良いかなと感じました。
youtubeでロンドン、ロイヤルアルバートホールで行われた、映像があって観たのですが、全然別物です(笑)。生のオーケストラで役者の息遣いがわかり、感情が揺さぶられます。画面を通してもつたわるのに。
僕は結構良い席でしかも生で観ることができたのですが、そういった息遣いや感情を感じることができなかったんです。
残念でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/a2/fe14bb47e347de5dcbc9be55d46831f5.jpg)
映画は観ていたので、話の内容はわかっています。今回は舞台装置を見たかったというのもあって、観に行ってきました。
一応内容を・・・
19世紀のパリ、オペラ座に住む伝説の男ファントムの仕業とされる怪事件が多発。一連の事件は、彼が見初めた歌姫クリスティーヌをプリマドンナにするために起こされたものだった。
とあります。
これは映画とおんなじです(笑)。
ここから、言うことはあくまでも個人的な意見ですから。特に劇団四季のファンの方は読まないでほしいです。
まず、オーケストラが無いことに驚き!そう、カラオケでやっているんですよ。これ、ちょっと詐欺じゃないかって思いました。僕はブロードウエイでもミュージカル観てますが、生演奏じゃないことってなかったんですよね。生演奏だからこそ、役者の呼吸にあわせたり、役者の演技も変わったりすると思うのです。でも、それが薄っぺらなスピーカーから聞こえてくるこの変な感じ。
あと、怪人の役者高井 治 という方みたいです。この方、怪人の役では有名な人なんですね。確かに歌はうまいのですが、いかんせん「見た目」が悪い。頭は大きく背は小さく、典型的な日本人体系。出てきたときに「ちっちゃい!」って言いそうになりました。怪人はかっこいいわけじゃないっていうところからも、こういったキャスティングは良いのかもしれませんが、もうちょっとなんとかならんのかなと思いながら観ていました。歌はうまいですよ。さすがに。ですが、演奏が生じゃないことが原因かわからないけど「伝わってくるもの」が無いんです。これは他のキャストの歌もそうです。そして、日本語のはずなのに、まったく記憶に残らない。
クリスティーヌの役者は笠松はるという人。この人も歌はうまいけど、声量がちょっと足りないかなぁ。有名なあの歌のラスト、かなり高音を出し続けるすごい難しい歌なのですが、マイクつかっているのに、細い声しか出ない。もともとサラブライトマンが歌っていた曲ですからね。そりゃ無理でしょう(笑)。
他のキャストで、気になったのがイタリアの男性オペラ歌手ピアンジを演じた橋元聖地という役者。韓国人みたいだなぁって思っていたら、やはりそうなんですね。別に問題はないのです、どの国の人だろうと。確かに、歌はうまいです。ですが、オペラ歌手という感じがしないんですよね。同じオペラ歌手カルロッタを演じた役者河村 彩という役者の方が、まだオペラ歌手らしい歌い回しがありました。
そして、何より一番ひどかったのが、クリスティーヌの友人メグを演じた石田真子という人。歌が全然ダメですよ(笑)。のっけからひどかった。なのに、けっこうこのメグという役は出番が多い。当然他の人たちとも差が出る。この人なんで選ばれたたのかが非常に疑問でした。
そんな中、僕がすごいなぁと思った人がマダムジリ(メグのお母さん)を演じた横山幸江という役者。この人、しゃべる声と歌う声が違和感なくつながり、存在感もあって、良かったです。この人は輝いていましたね。
舞台装置は20年以上前のものですが、すごく良くできていて、楽しめました。
やはり、日本でしかも劇団四季のミュージカルはキャストの層が薄いと感じました。もっと広くオーディションとかして発掘しないと、これじゃ、行かなくなってしまいます。
現に、生オケじゃなくなったのも、経営が難しいからなのでしょう。
だったら、あちこちでやるんじゃなくて、きちんとした生演奏でしっかりとしたものを固定でみせれば、良いのではないでしょうか。
劇団四季を好きな人は見ても良いと思いますが、僕はもう他の作品も観なくても良いかなと感じました。
youtubeでロンドン、ロイヤルアルバートホールで行われた、映像があって観たのですが、全然別物です(笑)。生のオーケストラで役者の息遣いがわかり、感情が揺さぶられます。画面を通してもつたわるのに。
僕は結構良い席でしかも生で観ることができたのですが、そういった息遣いや感情を感じることができなかったんです。
残念でした。