Unseasonable Shore

映画の感想を中心に、普通の生活をおくる30代ゲイの日々感じるできごと。

ノウイング(ネタバレ注意)

2009-07-28 16:28:25 | 映画
今回は今公開している映画、「ノウイング」について。

ニコラスケイジって、なんだかどんどん花がなくなっていくというか、彼が出ているから見ようっていう気にならなくなってきました(笑)。でも予告編を見る限り、なんだかおもしろそうだったのと、結末が知りたくて観にいきました。

ここで内容を・・・。50年前に埋めたタイムカプセルを掘り起こし、それぞれが過去からの手紙を受け取る小学生達。その手紙の中に数字の羅列だけが書かれたものを受け取ったケイレブ(ニコラスケイジの息子)。これはなんかの暗号だと言い張る息子に、最初は否定していた彼だったが、2001年の9月11日のテロの日付と犠牲者の数をその暗号から読み取った彼は、これがこれから起こる災害や事故だとわかる。これをなんとか阻止しようと頑張るのであるが、最後の暗号を解読できた時に、衝撃をうけるのであった・・・。

なるべくなら、劇場の大きなスクリーンで観たほうがいいかもしれませんが、あえて観にいくならってくらいで(笑)。DVDでもいいですよ。
映像はすごいけど、どこかでみたことあるような映像がたくさんで・・・(笑)



ここからはネタバレなので、ごらんになる予定の方は、観たあとに読んでください。











途中まではなんとなくおもしろいんですよ。特に飛行機事故と地下鉄の事故のシーンはよくできています。予告編でもやってましたが、あれより数倍インパクトあります。
でね、やっぱ最後な訳ですが地球は結局滅んで(太陽の大きなフレアがくるから、地表の生き物は全滅してしまう)しまうことは防げず(笑)、宇宙人たちが人間やその他の動物のサンプルを宇宙船に乗せて地球から脱出させるってオチは、「こうきかた~」って感じで(笑)。そのサンプルにニコラスケイジの息子が選ばれるんですよ。で、父親である彼は自分の両親とともに、フレアの熱波で死んでいく。この熱波が来るシーンはディープインパクトの津波が来るシーンにとっても似ているんですよね(笑)。抱き合って死ぬところなんかも(笑)。
「これ、どっかでみたことあるなぁ」って(笑)。

太陽フレアによって、地球が影響を受けるっていう設定は信憑性もあるし、いいんだけど、結局宇宙人頼みってところがなんだか救いがないような気がしました。

「2012年」っていう映画もどんなオチなんでしょうかね(笑)。

愛を読むひと

2009-07-17 10:57:16 | 映画
今回は今公開している(といってももう終わりそうです)映画「愛を読むひと」について。
この映画ずっと観にいきたかったんですけど、僕の相方がどうしても観たいと言って、なかなか都合が合わずにいけなかったんです。結局僕一人で行きました(笑)。映画は一人に限ります(笑)。


アカデミー賞を受賞したケイトウインスレットの演技に注目していたんですが、その内容に圧倒されてしまいました。監督は僕の好きな「リトルダンサー」「めぐり合う時間達」のスティーブンダルドリー。この監督とても作品を選ぶのがうまいと感心してしまいます。今作品もすばらしい作品になりました。

原作はベストセラーの「朗読者」。でも僕はよんだことがなかったので、全く内容を知らなかったんです。これが、こんな衝撃的な展開になるのかと思わせた理由でした。予告編では裸で本を読む二人が印象的でしたが、一場面裁判所のシーンがでてきます。これがいつ出てくるのか、なんで裁判になるのか、がとっても重要なんです。今回はネタバレしません。知らないで観にいったほうが、いいと思います。

少しだけ内容を・・。学校の帰りに体調が悪くなった15歳のマイケルはハンナという女性に介抱されて、家まで送ってもらうことに。体調がよくなったマイケルはあらためてハンナの家にお礼にいくのです。でも、マイケルはハンナの着替えを見てしまうところから、恋心を抱いていきます。それに応えるようにハンナは大人の女性として、マイケルにSEXを教えていくのです。ハンナはSEXをする前に必ず本を読んで欲しいと頼みます。ここから、マイケルはハンナのために様々な本を読んでいくのです。楽しいかった日々も、突然終わりを迎えます。ハンナが出て行ってしまったのです。電車の車掌をしていたハンナが事務職に昇格した日に。
ハンナはなぜ姿をけしたのか、そして、8年後思わぬところでマイケルはハンナと再会するのです・・・



この話は人間の「無知」と「プライド」、それに悲しい時代という状況がプラスされてどんどん加速してきます。「どうして?」と思うとこともあります。でも、それを選択した二人にも理由がきっとあるのでしょう。そう、思わせる演出もすごいんです。

今僕は原作の本を読み始めました。映画とはどう違うのか、どう表現されているのかが知りたくて。

ケイトウインスレットはレボリューショナリーロードでもかなりインパクトのある演技でしたが、今回はまったく違う役柄なのに、またしてもインパクトのある演技。いったいどこまでこの人はいくのでしょうか。もとはニコールキッドマンが演じる予定だったとか。でもこの映画観ると、ケイトで大正解だったと思います。

ぜひ、DVDでもいいので、ごらんになってください。

コーヒープリンス1号店

2009-07-14 15:46:57 | ゲイ
今回は、映画の感想ではなくテレビのお話。

こないだたまたまテレビで観てしまったこの韓国のドラマ(笑)。

僕はまったく韓国のドラマには興味がないので、「またつまないのだろう」と思ってチャンネルを変えようとしたところ、僕の好みのタイプ(笑)の俳優さんが登場。それがこの「コン・ユ」という人。

このドラマのストーリーは小柄で少年のような女の子ウンチャン(この名前も凄いけど)がひょんなことから男性だけのカフェに男装をして就職し、そこの社長であるハンギョル(コン・ユ)と恋に落ちるっていう話。ハンギョルはウンチャンに惹かれるところで、「自分がゲイではないか」と悩むが、どうにもその気持ちがとめられない。で。最後は・・・。

僕は毎回観ているわけではないので、ちょっと話しがとんだりするけど、この実は男女なのに、少しゲイなテイストが入っているところがちょっとおもしろい。日本のイケメンパラダイスはちょっといただけないけど(笑)。

このコン・ユ君。身長184センチ74キロで元モデル。このドラマの中でもそうとうよい体を見せてくれるから、それもなんだか楽しいし(笑)。洋服もタンクトップや、体にフィットしたしゃつとかでいいっすよ~(笑)。韓国のテレビでは、女性のシャワーシーンやセクシーなシーンは放送してはいけないので、男性が多くなるのだそうです。これはゲイにとってみればうれしいことですが。だいたい韓国の男性の方が日本人より体格がいいし、筋肉質ですよね。でも顔がいまいちだし、ドラマがなんだか田舎臭い(ストーリーもベタだし)っていうのが見なかった理由ですが、このドラマはストーリーはどうでもいいけど、ゲイなテイストと、コン・ユ君のカッコよさで観てしまいました。


意外にも韓国ドラマに見入ってしまいました(笑)。

ターミネーター4

2009-07-06 13:56:33 | 映画
今回はいま公開している映画「ターミネーター4」について。

審判の日以降の未来を描いた作品。予告編の段階からかなり気になっていた作品です。監督がチャーリーズエンジェルのマックGということなので、派手な感じなのかと思いきや、もちろんアクションは凄いのですが、色調も押さえ気味、しかも前作のテイストをうまく取り入れていてすごくよかったです。

ここで内容を・・。審判の日以降、機械対人間の戦いの中で、リーダーとして成長していくジョン・コナー。ある戦いで自分の部隊を全滅させられてしまいます。そんなところに、過去に犯罪を犯し、死刑になった体をサイバーダイン社に検体としてささげた男が、その戦いとともに復活します。彼は自分が人間だと信じているのですが、それが間違いだと気づいてしまいます。彼は人間の脳を持つ機械へと変化させられていたのです。自分をこんな姿にしたサイバーダインに復讐したい男と、機械の人間と手を組むべきか迷うコナー。サイバーダインを滅ぼすことができるのか・・・

内容はこんな感じです。ストーリーはよくできていますし、前作をきちっと観ている人にとっては、セリフやカメラワークなど、ほぼ同じというところもあるのがうれしいですし、観ていなくても映像の迫力はものすごいので、それに圧倒されるから、問題はないです。

うれしいのが、ジョンの父であるカイルが少年で登場したり、母親のサラがテープによる声だけですが、出てきたり、あとなんと言ってもCGによるシュワちゃんが登場するあたりもよくできています。ターミネーター3は無視されているのかと思いきや、そのときにすでに作られていた戦闘ロボットも登場するので、ほんと満遍なく網羅されています。

続編もできるようなので、今後の展開も期待したいところです。

ゲイの視点からはとくに魅力的な場面はありません(笑)。

劇場の大きな画面でごらんになることをオススメします!