Unseasonable Shore

映画の感想を中心に、普通の生活をおくる30代ゲイの日々感じるできごと。

父親たちの星条旗

2006-10-31 10:04:33 | 映画
ついに観てきました。硫黄島2部作の第1部「父親たちの星条旗」です。観終わってみると、こんな歴史があったのかと改めて考えさせられる内容です。アメリカで意にそぐわず英雄にしたてあげられた兵士の苦悩や迷いがその後の人生にも大きく影響していく姿は、観ていて胸がつまる思いでした。また編集も巧みで、つらい戦争場面とその後の、「国債を買わせるキャンペーン」でアメリカ中をまわることになる兵士の映像がタイミングよく、入ってくるので飽きるさせることなく、一気に見せてくれます。こんな戦争をしていきたアメリカなのに、結局犠牲をだしたとしても「勝利」しているので、いまだに戦争したがるのですかね。まったく悲しいことです。主演のライアンフィリップもうまかったです。この人、最近ではリースウィーザースプーンの旦那としか見られてなかったのに、「クラッシュ」やこの映画でもなかなかいい味をだしてきています。もともとかっこいいし、体もキレイなので好きでしたが、今回は演技でもみせてくれています。
12月には日本からみた硫黄島の映画「硫黄島からの手紙」が公開されます。こっちの方が、みるのつらいだろうなあと予告を見て思ってしまいました。
賛否はあると思いますが、若い人たちに観てもらいたい映画です。

世界中がアイ・ラヴ・ユー

2006-10-30 11:16:40 | 映画
今回は僕がすごく気に入っている映画「世界中がアイ・ラヴ・ユー」です。これはウッディアレンの映画ですが、ミュージカルなんです。とにかく映像がきれいなのと、出演人が豪華なんです。しかも歌は全て本人達が歌っています。だから、ジュリアロバーツの歌が聴けるのはこの映画だけということになります。へたくそなんですが、この映画ではなんだか味があっていいんです。ティムロスやドリューバリモア、若いナタリーポートマンまででています。エドワードノートンの歌や踊りもいいんです。ミュージカルシーンもダンスやニューヨークのきれいな部分だけつかった景色もなんだか現実ばなれしていて、好きなんです。でも最後のウッディーアレンとゴールディホーンがパリのセーヌ川で歌い踊るシーンは最高にきれいでびっくりするしかけもあります。最近このシーンをパロディにしたコマーシャル(JALかなんかのCM)もありました。
ゲイはミュージカルが好き(?)といわれますが、これは誰が見ても楽しく、幸せになれる映画です。
まだ観たことない人はぜひ観てください!

アメリ

2006-10-29 09:34:09 | 映画
今回はあの有名な「アメリ」について。これって女の子に絶大な人気がある映画ですね。まあかわいらしい映画であることは確かですが、僕の好みのジャンピーエルジュネ作品からすると「ちょっと違うぞ」と思ってしまいます。この監督お気に入りの俳優さんや、監督でもあるマチューカソビッツも出演しているし、主役のオデュレイトトゥもかわいいんですけど、この監督特有の「ブラックさ」にかけているように思います。他の作品はブラックさがあるのにこれは全編「かわいらしさ」で終わっているんです。これだから女の子に人気なんでしょうが。ゲイからしてもかっこいい男が出てくるわけでもなく、ただただかわいいというだけ(かわいいものが好きなゲイならOKかもしれません)。おもしろいのですが、ちょっと物足りない感じがしました。こんなことを書くと「アメリファン」の方に怒られそうですが、僕の正直な感想です(笑)
みなさんはどうですか?

将来の目標

2006-10-27 17:08:47 | ゲイ
仕事が忙しかったのと映画を観に行く暇もなかったので、ほとんど更新していなかったこのブログですが、今回はどうしても言いたいことがあったので、書くことにします。今、僕の仕事を研修している人がいるのですが、将来のことを「今はまだ見えてこない」を連発するんですよ。これが19や20歳の子がいうのであれば話もわかりますが、32歳になって将来の目標もなく、研修しているにもかかわらず(すくなくとも興味はあるようですが)本を読むわけでもなく、人の話にあわせることばかり・・・。たぶん実家が非常にお金持ちなのでしょうが、こういう若い人がたくさん出てくると、「日本はおわりだなぁ」と感じることがあります。自分はやりたいことが見つかるまでは、適当にバイトでもして生活するという人たち。夢を追うことはすばらしいと思うのですが、その「夢」すらない。結局何もできない人間になってしまうと思うのです。きちんと社会に属することの大切さをあまり感じていないようにおもいます。また、自分ひとりだけがうまくいけばいいという考えは人に迷惑をかけないと思っている人が多いと思いますが、それで税金をはらわなければ、大勢の日本国民に迷惑がかかることがわかっていないと思うのです。

せめて、自分の夢をしっかり実現できるように努力する姿をみせて欲しいと思いながら、仕事をこの1週間はしています。あ~疲れる!

腹筋

2006-10-24 10:24:18 | ゲイ
今回は、僕のダイエット作戦の報告です。作戦開始から2ヶ月ですが、以前より腹筋が割れてきたんですよ。びっくりしています。前回にEMSマシーンはやはり効果がないと話ましたが、あれからも自分で行っているとどんどん割れてきて、今では、6つの筋肉がわかるようになってきたんですよ。この歳になってからもこんなふうになるのかと思ってびっくりしています。でも気をつけてないと、きっとすぐに戻ってしまうのかもしれませんが(笑)。
こうなるとなんだか人にみせたくなるのが不思議です(笑)。これもゲイだからでしょうか(笑)。風呂屋にでもいってこようかなぁ。
この食生活と、運動は続けていかないといけないですね。でも、維持するのってすごく大変です(笑)。

バウンド

2006-10-20 16:22:02 | 映画
今回は僕の気に入っている映画「バウンド」です。これはマトリックスシリーズのヲシャウスキー兄弟の作品です。話は犯罪ものなんですが、なんといっても女同士で恋に落ちるという設定や、主演のジーナガーションのカッコよさが光る作品です。マフィアの金をどうやって横取りするかをスリリングな演出で見せてくれます。この作品は1996年のものですが、今見てもそのカッコよさは変りません。レズシーンもなかなかいいですよ。マトリックスシリーズの2と3は、評判がよくなく。僕自身もあんまり好きではないのですが、この作品は非常に気に入っています。あんまり大きな設定にしないで、カッコよさを追求した作品の方がこの監督さん達はうまいように思います。
画像は白黒ですが、作品はカラーです。

まだ観ていないかたはぜひDVDレンタルでご覧になってください。

ブラックダリア

2006-10-19 16:10:59 | 映画
今回は、公開中の映画ブラックダリアです。映画を観ての感想としては「さすがブライアン・デ・パルマ!」の一言です。ファムファタールやスネークアイズの時は話よりカメラワークや編集の仕方に感心してしまうところがありましたが、今回はストーリーも彼向きで、しかも1930年代後半のロスという場面設定も彼のつぼにはまっています。内容をこまかくいうとぜんぜんおもしろくないので、あえて何もいいません。犯人がだれなのか、いまだにわかっていない事件をもとに、原作者が解釈を加え良いストーリーに仕上がっています。原作のいいところをふまえつつ映画ではこまかな設定などを変えて、よりドラマチックになっています。
ジョシュハートネットが主演ですが、なんだかカッコイイんですよ。ゲイからみても露出が多いし、体を見せる場面も多いから楽しめます。共演のアーロンエッカードも好きな俳優ですが、今回はジョシュハートネットのカッコよさが際立っています。あと、スカーレットヨハンソンもだんだんキレイになってきて、びっくりしました。「ゴーストワールド」という映画ではさえない女子高生だったのに、こんなにきれいになるとは!
とにかく、ミステリーが好きで、デパルマのカメラワークが好きであれば文句無く観るべきだと思います。

ワールドトレードセンター

2006-10-17 11:57:26 | 映画
今回は今公開しているワールドトレードセンターです。これは実際に9.11の時に救出された警察官二人のお話です。映画としての迫力はものすごくあります。音や映像も。WTCが崩壊していくところはすごいです。そこから救出されるまで主役の二人はほとんど動かず(身動きがとれないので、しかたないのですが)顔の表情と、声だけでの演技になるんですが、これもニコラスケイジがうまくほんとうに事故になったらこんな感じになるんだろうと思わせる演技でした。セットもリアルで、テレビで観ていた通りでした。結果はわかっていても救出されるまではハラハラさせられます。これが本当におきたんだと思うと、本当に良く助かったと思います。ただ、映画として家族の回想シーンはもう少し少なくてもよかったように思います(個人的な感想です)。胸にせまるという意味では、ユナイテッド93の方がくると思います。
いずれにせよ、事実を描いた作品として脚色されていますが、よくできた作品だと思います。

トンマッコルへようこそ

2006-10-16 10:06:46 | 映画
今回はこれから公開される映画トンマッコルへようこそです。試写会に行くことができたので、一足早く観てきました。すごくいい映画です。韓国の映画では一番で気がいいと、僕は思っています。今までのシュリやJSA、ブラザーフッドも南北の問題を取り上げていてよくできてはいましたが、日本人から観るとどこか違和感があるようにおもっていました。でもこの映画は少し違うんです。冒頭の戦争のシーンは残酷さもありますが、全体的にはファンタジーの要素が強い映画です。でも、時代背景や南北あと、連合軍のアメリカ人の感情などはよく描かれていると思います。ここでも連合軍のアメリカが強引に作戦を推し進めるあたりは、グエムルのようにアメリカ批判の要素も入っています(でも、トンマッコル村に助けられているアメリカ人はいい人ですが)。詳しくはいいませんが、最後は泣けました。同じ言葉を話すもの同士の戦争は悲しいものです。でもこの映画の最後はそれだからこそ、大きく感じるものが多いです。

この映画のコピー「笑顔が一番強いんです」が最後によくわかる映画です。

ぜひ、観てください。

現代の若者(クラブにおける)

2006-10-14 19:26:56 | Weblog
昨日、久しぶりに昔の友人達(ストレート)と昔よく行っていた、ディスコ(今はクラブになっていますが)に行ってきました。どうやらイベント(友人の一人がそのイベントに関係している)があるらしいということで行ったのですが、15年ぶりくらいだったにもかかわらず昔のままの外観(当時はものすごい流行の先端でしたが、今では普通です)で中も変っていませんでした。地方にあるディスコにしては、大きかったのですが今見るとなんだか中も小さく感じられます。あと、来ている人たち(イベントの内容が若い子向けだったので)がすごく若い!でもぜんぜんおしゃれじゃない!犬の散歩帰り?といいたくなるような人とかもいて、「なんだか昔とは全然ちがうなあ」」と思ってきました。今ではVIPルームにも入れるのですが、それでも中にいる人たちがまた・・・。
昔を懐かしむというわけじゃないけど、僕達がディスコに行く時って、けっこうおしゃれしていったと思うんですよ。時代が変ったんですかね(笑)。
せっかくクラブに行くのであれば、若者よもっとおしゃれをしよう!
地方じゃむりかなぁ(笑)。