Unseasonable Shore

映画の感想を中心に、普通の生活をおくる30代ゲイの日々感じるできごと。

沈黙(ネタバレ注意)

2017-03-27 17:43:27 | 映画
今回は映画「沈黙」について。



原作は遠藤周作、監督はマーティンスコセッシ。興味があったので、観に行ってきました。


ここで内容を・・・




江戸幕府によるキリシタン弾圧が激しさを増していた17世紀。長崎で宣教師のフェレイラ(リーアム・ニーソン)が捕まって棄教したとの知らせを受けた彼の弟子ロドリゴ(アンドリュー・ガーフィールド)とガルペ(アダム・ドライヴァー)は、キチジロー(窪塚洋介)の協力で日本に潜入する。その後彼らは、隠れキリシタンと呼ばれる人々と出会い……。



と書いてあります。



僕はキリスト教の信者でもないし、宗教には詳しくないので傍観者としてだけ観ていた感じなのでした。



キリスト教信者に対しての極端な弾圧や迫害、改宗しないものに対しての虐待がものすごくひどくて、目を覆いたくなるほどなのです。それなのに、主であるイエスは何も答えず、「沈黙」しているだけなのです。それが「沈黙」というタイトルの意味だった。



棄教したフェレイラの言葉で、「日本人は太陽などの自然を信仰の対象とするから、一人の神を信仰するといっても、それは大きな自然としての神を信じる」と言っていたのが、印象的でした。だから、いくら布教しても本当の意味でのキリスト教が普及しないと。





いろいろと考えさせられる映画でした。興味がある方だけご覧になってみてください。



ここからはネタバレです。ご覧になっていない方は読まないでくださいね。












ロドリゴは踏絵を踏むときに、沈黙を続けていたイエスが「踏みなさい」と言う声を聴きます。


棄教したロドリゴはフェレイラとともに、輸入されたものの中に、キリスト教に関係しているものを選び、処分するという仕事をうけます。

一見すると、キリスト教を離れたように見えるのですが、死後土葬されるときに、日本人妻が役人にわからないように、その棺に木で作った小さな十字架を握らせるのです。それがラストシーン。


信仰とは、心のうちにあるもので、声高に誰かに示すものでもない、ということを表現しているのかなと感じました。



この当時、なぜこんなに弾圧や虐待が多かったのか、不思議に思ってちょっと調べてみると、キリスト教の布教に来た神父たちや信者たが神社やお寺を焼いたり、仏像を壊したりということがあったことや、神父たちがマカオなどに日本人を奴隷として売っていたことなど、今ではちょっと考えられないようなことをしていたらしいのです。当時、キリスト教は西欧でものすごい力をもっていたので、そこで拡大していったやり方と同じことを日本でも行ったのだろうと思いました。日本は神社もお寺も、一緒に共存する文化。最初はキリスト教にも寛容でキリシタン大名なども多数存在していました。ですが、しだいにキリスト教布教のもとに大胆なことを行っていくようになり、その力が強大になっていくことを恐れた幕府も弾圧しなければいけなくなっていたのだと。


現在の日本では、様々な宗教が認められており、それぞれ信仰心を持っている人々に敬意をもって接することができる、良い世の中です。

過去にこういったことが起きていたこと、改めて知ることができて良かったです。


ブルーに生まれついて(ネタバレ注意)

2017-03-23 16:49:02 | 映画
今回は映画「ブルーに生まれついて」について。



主演はイーサン・ホーク、ジャズトランぺッターのチェット・ベーカーをボーカルも含めて演じているということで、観に行って参りました。


ここで内容を・・・


1950年代、黒人のアーティストたちが中心だったモダンジャズ界へと飛び込んだ、白人のトランペッターでボーカリストのチェット・ベイカー(イーサン・ホーク)。優しい歌声と甘いマスクで人気を博した彼は、「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」などの名曲を放つ。しかし、ドラッグに溺れて破滅的な生活を送るようになる。そんな中、自身の人生を追い掛けた映画への出演を機にある女性と遭遇。彼女を支えにして、再起を図ろうとする彼だったが……。




と書いてあります。



僕はジャズを聴くのは好きですが、そこまで詳しいわけではなく、チェット・ベーカーと言う名前とその演奏は聞いたことがあるという程度なんです。なので、その人物像が少しでもわかるこの映画はとても興味深く観ることができました。

実際のチェット・ベーカーの声はもっと女性的な感じなので、今回のイーサン・ホークはとてもうまいけど、また違った味わいとなっている印象です。でもかっこいいんですよ。

演奏のシーンもカッコよく、お酒を飲みながら観たい映画だと感じました。実際に僕はお酒を飲みながら映画館で観ていたのですが。サウンドトラックを購入し、家でもお酒を飲みながら聴いております。

前歯をドラッグによる喧嘩のため、全て失っていたということも、この映画でわかりました。そのリハビリの様子もイーサンホークがうまく演じています。イーサンホークは年齢を重ねて、うまく復活した俳優さんの一人だと思います。最近の彼は意欲的に様々な作品に出ていて、それがけっこうセンスが良いというか、作品の選び方がうまいような気がします。


ミュージシャンとドラッグはなかなか縁がきれないものなんだなぁとつくづく感じます。この映画以外でもやはり、ミュージシャンの映画はドラッグがからむことが多いです。それほど、常にクリエイティブでいること、第一線で活躍することのプレッシャーが強い職業だと思い知らされます・


本当のチェット・ベーカーはもっといろいろとあって、この映画とは違うということもありますので、すごく詳しい方にはつっこむところもあるかもしれませんが、イーサンホークのカッコよさとジャズの音楽に酔いしれ、ゆっくりお酒を飲みながら時間を過ごすにはとても良い映画だと思います。ご興味があれば、ぜひどうぞ。僕は好きな映画です。



ここからはストーリーのネタバレですので、ごらんになっていない方は読まないでくださいね。














ストーリーは、ドラッグから抜け出しなんとかジェーンとの生活を作り上げ、本来のジャズとは違う仕事などもしながら再起を目指し、ついに念願のステージに立つのですが、ジェーンとの約束も空しく再びドラッグに手を出してしまうのです。そして、ジェーンもステージに立つチェット・ベーカーを観て、再びドラッグを始めたことを知り去っていく、というもの。


ラスト、ステージに立つまえにドラッグの誘惑にかられるチェット、映像はそのあと演奏の場面になり、すでに離れて暮らしていているジェーンがそのステージを観に来るのですが、彼を観てドラッグをやったと確信して去っていくんですけど、演奏が素晴らしいだけに、なんとも切ない。

このラストが全てを物語る映画だと感じました。






インフェルノ(ネタバレ注意)

2017-03-21 16:13:00 | 映画
今回は映画「インフェルノ」について。



ダンブラウンのラングドン教授シリーズで、映画化3作目です。このシリーズでおなじみの監督はロンハワード、主演はトムハンクス、新しくフェリシティジョーンズが今回加わりました。このシリーズはとりあえず全部観ているので、観に行くことにしました。


ここで内容を・・・



記憶喪失状態でフィレンツェの病院で目覚めたロバート・ラングドン教授(トム・ハンクス)は何者かに命を狙われるも、医師のシエナ・ブルックス(フェリシティ・ジョーンズ)の手引きで事なきを得る。やがて二人は、人口増加を危惧する生化学者バートランド・ゾブリスト(ベン・フォスター)が人類の半数を滅ぼすウイルス拡散をたくらんでいることを知る。彼らは邪悪な陰謀を阻止すべく、ゾブリストがダンテの叙事詩「神曲」の「地獄篇」に隠した謎の解明に挑むが……。



と書いてあります。




今回、映画を観終って「原作の方が良い」という印象でした。前2作は「うまく映画化されているなぁ」と思ったのですが。というのも、今回はタイムリミットものなので、とにかく忙しい(笑)。だから、謎解きもすごく早くて、すぐわかっちゃう。原作だとタイムリミットもあるけど、そこは本なので、けっこう描写がゆっくりな感じで、謎解きもわかりやすい。でも、今回の映画はすごくあっという間にいろいろと解かれていくから、この作品の面白さである部分がおざなりになっている感じしました。

それでも、タイムリミットサスペンスとしてみれば、やはり面白い内容なので、飽きさせません。ロンハワード監督の手腕もその面では良かったと思います。原作の中で書かれているラングドンが朦朧とした意識の中で観るダンテの神曲の地獄が映像化されるのは楽しかったです。

このシリーズをとっても好きな人だと、ちょっと「あれ?」ってなるかもしれません。逆に、このシリーズを始めて観る方には結構おもしろく観ることができるのかもしれません。



ここからはネタバレです。ごらんになっていない方は絶対に読まないでくださいね。
















原作も映画も、基本的には同じようなストーリー展開ですすみます。

まず、ゾブリストがWHOに追われて、自殺するところからはじまります。このWHOの男は実は裏切りものであとで、このウイルスを手に入れて、金もうけしようとしていたことがわかります。

ラングドンが記憶喪失のような状態となって命を狙われるように見えるのかは、ゾブリストが契約した危機管理会社「コンソーシアム」が二人を追う形になったからであり、わざと殺されるような場面を作っていたことがあとでわかります。それはラングドンにうまく謎解きをさせるために。だけど、ゾブリストの示すウイルスのありかをラングドンに調査してもらいたいWHOがさらに彼らを追うことになるので、ちょっとこじれた展開になるのです。でも、この危機管理会社はゾブリストの計画を知って、途中からWHOと協力してこのウイルスのありかを探すことになるわけです。

でも、じつはフェリシティ―ジョーンズ演じるシエナが危機管理会社を裏切り(もともと彼女はこの会社と契約していて、この会社をゾブリストに紹介したのも彼女)、恋人だったゾブリストの意志をついで、ウイルスを拡散しようとしていたんです。最後の最後でラングドンを裏切るシエナというわけ。

でも、イスタンブールにある地下貯水場でそのウイルスはあともう少しで拡散するという状態ながら、なんとかうまく確保することができ、シエナは死んで、話は終わり。


今回の映画では、このウイルス、致死性のものだったのですが、原作では違うんです。致死性はなく、ただ「妊娠しなくなる」というもの。結果として、人口が減って、環境破壊や資源の過剰摂取を防ぐというもので、すでにこのウイルスがばらまかれたということがわかるのが原作のラスト。

たぶん映画としてみれば、この原作のラストはドラマチックではなかったんでしょうね。ハラハラさせて、間一髪で防ぐ方が面白いですから。

次に映画化される作品はどうなるのかが気になります。





愚行録(ネタバレ注意)

2017-03-21 10:55:40 | 映画
今回は映画「愚行録」について。





予告編を観たときに、「これ観たい」って思った作品です。というのも、キャストに満島ひかりと妻夫木聡の「悪人」コンビが入っていたこと、そして、監督がポーランド国立ウッチ映画大学出身の石川慶監督。興味がすごくわきました。


ここで内容を・・・




エリート会社員の夫・田向浩樹(小出恵介)、美しい妻・夏原友季恵(松本若菜)と娘の一家が、何者かに惨殺された。事件発生から1年、その真相を追う週刊誌記者の田中武志(妻夫木聡)は、一家の関係者を取材。浩樹の同僚・渡辺正人(眞島秀和)、友季恵の大学時代の同期・宮村淳子(臼田あさ美)、浩樹の大学時代の恋人・稲村恵美(市川由衣)らから語られる、一家の意外な素顔に驚く田中。そして、自身も妹の光子(満島ひかり)が育児放棄の容疑で逮捕されるという問題を抱えていた。




と書いてあります。


観終って、「うわぁ~」ってなりました。日本映画、こういう絵を撮る人が出てきたんだって思いましたね。全体的にヨーロッパ映画の雰囲気があって、内容は暗いけど、しっかりストーリーから目を離させないという演出。

特に冒頭の田中のシーンから、もう、持っていかれました。田中にバスの中で老人に席を譲らせようと正義をふりかざすサラリーマンに対して、席を譲るときに転び、脚が悪い様子をみせながらバスを降ります。それを見たサラリーマンは居心地の悪さを感じ、眼をそらします。そして、しばらく足を引きづりますが、バスが通り過ぎると普通に歩きだすのです。この感じ、すごく好きですねぇ。これから始まる物語に何かを感じさせる演出だと思いました。

僕は映画を観てから原作を読みました。個人的には映画を先に観て良かったと感じています。原作には田中自身は登場せず、証言者のインタビュー形式をとって、語っていく形です。田中がどんな思いでその話を聞いていたのかは、まったく自分で想像するしかなく、それが面白いのですが、映画ではしっかり登場してくるので、細かなセリフやしぐさを観て感じていく部分があり、それも面白さだと思います。

あと、途中で妹の体を無数の男の手が這うちょっと幻想的なシーンが何回か挟まれます。これも、あとで理由がわかるととても、おもしろい演出だと感じました。

僕は日本映画を劇場で観ることはあまりありません。ですが、悪人や怒りなどおもしろい作品も出てきていて、最近気になっています。


ぜひ、機会があったらご覧になって観てください。映画好きであれば、気に入ると思います。そして、普段は日本映画をあまりご覧にならない方にもおすすめします。




ここからはネタバレです。絶対にご覧になってない方は読まないでくださいね。



























この田向夫婦の愚行が証言としてでてきます。

夫が学生の時に自分の就職のために女性と付き合い利用していた話、合コンで知り合った女と深くつきあうつもりが無いから、同僚の友人と二人で、その女を悪者にしたて別れさせたり。こういうところから殺されても理由があると思わせていきます。

一方、妻の方は学生時代に、自分を悪くみせず、相手に気をつかっているようにみせながら、結果その相手のことを貶め、自分が上位にいることを知らせるような女だとわかっていきます。こう書くとすごく悪い女のようですが、彼女をめぐる発言には「みんなの憧れ」だったという言葉が出てきます。この妻のことを語った同じ大学の女性宮村が「そういえば彼女にもっとも傷つけられた女性がいた」と語ります。後でわかるのですが、この女性こそ田中の妹、光子だったのです。


光子は小さい時から、自分の父親に性的虐待をうけていていつも兄が助けていたという過去をもちます。そして、両親が離婚後は母方の祖父母に育てられ、自分が生きていくには、もっと上にあがる必要があると感じ、田向の妻と同じ大学に進むのです。そこで将来の夫になるお金持ちで頭が良い男を見つけようとするのですが、田向の妻が光子をに様々な男を紹介し(これも光子にとってはとてもありがかたかったのですが、田向の妻は自分よりもかわいい光子をそのまま友人としてつきあうことができなかったのです)、そのたびに体の関係を結ばせ、結果「軽い女」と見なされるようになり、誰からも相手にされなくなっていくのです。

そう、惨殺事件の犯人は光子だったのです。


では、なぜ田中は事件を追っていたのか。それは光子が犯人だと世間に思わせないために、光子につながるような証言者を探し、殺すことに目的があったからなのです。だから、宮原は殺されてしまいます。その現場にわざと過去に付き合っていた男性(この男性にも田中はインタビューしています)の煙草の吸殻を落としていくのです。冒頭のシーンがつながる瞬間です。

そして、さらなる衝撃がわかります。この光子の子供は誰の子なのかということ。僕は、映画を観ていて「父親の子供なのか」と思ったのですが、年齢がどうも合わないと感じていました。

この子供、光子と田中の子供だったのです。


殺人の様子を一人で語る光子のシーン、満島ひかりの演技がすごくうまいんですよね。


日本映画ってどうも役者の演技がうまくないことが多いと思っていましたが、うまい人たちがたくさん出てきていることを最近感じるようになりました。







ドクターストレンジ(ネタバレ注意)

2017-03-21 10:09:24 | 映画
今回は映画「ドクターストレンジ」について。





マーベルのキャラクターシリーズの新作ということで、ちょっと観に行ってきました。カンバーバッチも気になっていたので。でも、僕はキャプテンアメリカとアベンジャーズのシリーズ以外は映画館では観ていません。
ちょっと調べたらこのスコット・デリクソン監督、結構僕は過去に観ている作品を手掛けていることがわかりました。エミリーローズ、ルール、ヘルレイザー、地球が静止する日とか。ホラーやサスペンスが多いんですね。映画を観たときには全くこの情報、知らなかったんです(笑)。


ここで内容を・・・



ドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)は、天賦の才能を持つ脳外科医として名をはせていたが、ごう慢さが玉にきずだった。彼は地位も名誉もリッチな生活も手に入れていたが、交通事故によって全てをなくしてしまう。神の手と崇拝された両手の機能を取り戻すため、高額な治療を繰り返すが……。





と書いてあります。



観終って、とにかく映像がすごいこと、それにつきると思いました。あと、ヒーローに白髪があるってことかなぁ。あんまり若くないヒーロー像も良かったです。

内容としてみると、始まりとしては良かったと思います。だけど、修行しに行ったところで、他にも修行している人達、たくさんいるのに、どうして彼だけがティルダスウィントン演じるエインシェントワンに認められたのかが、今一つ伝わってこない。最初は傲慢ですごくわがままだった彼が、どんどん人や世の中のために動こうとするからなのか。

ローグワンでは良い人だったマッツミケルセンですが、今回はカエシリウスという悪役です。この人、悪役の方が良く似合う(笑)。007の時もそうだったけど。この悪役が存在感あるので、映画もぐっと引き締まる感じします。


魔術と多次元宇宙という世界観を映像化して見せてくれるのはとても面白いです。

だけど、このシリーズ、どこまで世界が広がっていくのかなぁ。コミックではすごいことになっているようですが。



興味がある方はDVDでも、ごらんになってみてください。そうじゃなければ、観なくてもよいかもしれません。








ここからはネタバレです。ご覧になっていない方は読まないでくださいね。




















そもそも、カエシリウスが盗んだ奥儀はダークディメンジョンを使って、自分たちが世界を支配しようとしたことから、ドクターストレンジたちと戦うことになるのです。

でも、このダークディメンジョンを支配するドゥルマムゥがカエシリウス達を利用して自分の世界に他の世界を引き込もうとしたというのが、大きなあらまし。だから、カエシリウス達は結局殺されてしまいます。そして、面白いのが、ドクターストレンジが時間を操ることができるから、死んでも死んでもまた時間を戻して、何回も生き返り、ドゥルマムゥをいらだたせていくシーン。時間のループを作るということみたい。それによってドゥルマムゥを倒すというか、あきらめさせるというか。

そして、もう一つ、エインシェントワンもこの奥儀を使うことができることが問題となります。時間と空間を自在に操り、年齢も不詳な彼女。それは、悪から世界を守るためだったのですが、やはりやってはいけないことに違いはなかったのです。これに対して、いろいろと修行中にストレンジの面倒をみていたり、一緒に戦っていたモルドが反発し、彼はエインシェントワンのもとを去ります。つまりストレンジの敵になっていくということなんでしょうね。カエシリウスとの戦いでエインシェントワンも倒されてしまい、ドクターストレンジにその役目をわたします。



エンドロールが終わって最後にマイティーソーと話をするドクターストレンジが登場します。話が続いていくんですね~。