Unseasonable Shore

映画の感想を中心に、普通の生活をおくる30代ゲイの日々感じるできごと。

ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男

2018-05-02 23:31:28 | 映画
今回は映画「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」について。



アカデミー賞でも話題となった本作。

ここで内容を・・・



第2次世界大戦勃発後、ナチスドイツの勢いはとどまることを知らず、フランスの陥落も近いとうわさされる中、英国にもドイツ軍侵攻の危機が迫っていた。ダンケルクで連合軍が苦戦を強いられている最中に、英国首相に着任したばかりのウィンストン・チャーチル(ゲイリー・オールドマン)がヨーロッパの命運を握ることになる。彼はヒトラーとの和平か徹底抗戦かという難問を突き付けられ……。

と書いてあります。

ゲイリーオールドマンが素晴らしいです。メイクもすごいのですが、それを全く感じさせない技術の高さに脱帽です。

内容も、こんなにチャーチルが葛藤していたのかと、そして、周りの反対を押し切って作戦をたてていくことの苦悩をすごく感じました。映画ダンケルクとつながって、歴史がすごく良くわかったのもうれしかったです。あと映画「英国王のスピーチ」にもつながっていましたね。




政治の世界には、自分をうまくみせようとする人たちが多く、それは昔も今も変わらないのだとつくづく感じました。そんな中でのチャーチルの決断はものすごく価値があるんだと思うのです。地下鉄に自ら乗って、本当の市民の声を聴くチャーチルに「そうだよね。国民の意見が反映されてこそ、政治だよね」と思いながら観ていました。


今の日本の政治家たちはこの映画をみて、「過去のことだし、今とは違う」と思うのか、「自分もそうありたい」と思うのか。

日本の政治家に失望している人が多いと思う昨今、この映画は本当に考えさせられる映画でした。

ここでジョージ6世を演じた、ベン・メンデルスゾーンは良い人でした(笑)。でもね・・・。



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