Unseasonable Shore

映画の感想を中心に、普通の生活をおくる30代ゲイの日々感じるできごと。

25年目の弦楽四重奏

2013-07-29 10:46:10 | 映画
今回は映画「25年目の弦楽四重奏」について。





この映画、ベートーヴェンの名曲、弦楽四重奏曲第14番をモチーフにしているのですが、第7楽章まであるこの楽曲、ずっと絶え間なく演奏していくと、調律がくるってくるらしいのです。でも、ベートーヴェンはいっさい途切れることなく演奏することを望んでいるのですが、それをすると不協和音が出てくる・・・。なんかテーマとして面白いと思ったので、観に行くことにしました。


ここで内容を・・・




ダニエル(マーク・イヴァニール)、ロバート(フィリップ・シーモア・ホフマン)、ジュリエット(キャサリン・キーナー)、ピーター(クリストファー・ウォーケン)から成る弦楽四重奏団は、結成25周年を迎えようとしていた。そんな折、チェリストのピーターがパーキンソン病を宣告され、引退を申し出たことで残されたメンバーは動揺する。それを機にライバル意識や家庭の不和など、それまでセーブされてきた感情や葛藤が噴出し……。


と書いてあります(笑)。




うまく均衡を保てていた、彼ら4人でしたが、ピーターの病気が引き金となり、もともと第2ヴァイオリンだったロバートは第1になりたいと言いだし、彼の妻はダニエルに師匠ということを超えて、愛も感じていたから、彼がやめるといった時には非常にショックで、なのに、自分の夫は自分を第1にという身勝手なことを言いだすことに腹が立ち、結果、夫は浮気し。第1ヴァイオリンのダニエルはロバートとジュリエットの娘にヴァイオリンを教えていくうちに、肉体関係をもってしまったり、どんどん不協和音が出てくるというおもしろさ。

第1と第2の違いは、演奏のうまさではなくて、向き不向きということがわかったのも、おもしろかったです。というのも、第1の良さを引き立てて、演奏に深みを出すのが第2らしいのです。これ、おもしろかったです。

あと、曲を理解するという時に、当たり前なのかもしれないけど、その作曲者の伝記を読んだり、その曲を作っていた時にはどういう感情だったのかを知ることがすごく大切とか。


クラシックの名曲がBGMで出てくるのもこの手の映画の楽しみですね。

ただ、演奏の場面がやはり、残念でした。演技はうまいのですが、やはり運指と弾いている時の感情の表れがどうしても「本当に弾いている」ようには見えないんですよね。これはいたしかたないことなのですが。

ラストは、ピーターが舞台で演奏している最中にやめて、代わりの女性を入れて(彼女も映画の中では名手)新しい4人で、演奏を始めるという演出も、良いなぁと思いました。

で、そのラストに、ロバートとジュリエットの娘が演奏会に来ていて、隣の座席にピーターがすわり、4人の演奏を聴くのですが、なんかすべてピーターが仕組んでいて、この新しい4人にさせる作戦があったのかなと思わせるエンディングでした。

派手な映画ではないですが、大人のちょっとドロドロしている世界を、うまくクラッシックという上質な素材でくるんで、下品にさせなかった監督がすごいと思いました。

気になったら、ご覧になってみてください。

アンコール

2013-07-27 13:21:53 | 映画
今回は映画「アンコール」について。



主演はテレンス・スタンプ。この人、僕の好きなスターウォーズにも出ていて(バローラム議長の役)好きな役者さんです。彼が演じると役に深みが出てきますよね。スターウォーズではあんまり重要な役ではなかったのですが、やはり良い役者さんです。

この映画、イギリス映画なんですが、イギリスのこういう何気ないことを題材にして、感動する作品にしていくの、大好きなんです(笑)。「シャンプー台の向こうに」とか、「フルモンティ」とか、「リトルダンサー」とか、なんか良い作品が多いですよね。僕は日本映画もこういう作品をもっと作るほうが良いのではないかなと思ったりします。


ここで内容を・・・




寡黙でとっつきにくい性格が災いし、周囲から筋金入りの頑固おじさんとして扱われ、息子とも溝ができてしまっているアーサー(テレンス・スタンプ)。そんな彼が愛してやまない、性格の明るい妻マリオン(ヴァネッサ・レッドグレーヴ)のガンが再発してしまう。そんな中、彼女が在籍するロックやポップスの名曲を歌う合唱団「年金ズ」が国際コンクールの選考大会に出場することに。治療などで練習に参加できないマリオンの代理で「年金ズ」のメンバーになるアーサーだが、個性豊かなメンバーや慣れない合唱に面食らってしまう。



と書いてあります(笑)。


マリオンのためにしぶしぶ送り迎えをしていながらも、歌のことが気になるっていう微妙な演技がすごく良いんですよ。

そして、マリオンが亡くなったあとの演技も良いですねぇ。息子との確執も、自分ではわかっているのに、うまくいかないもどかしさ、でも孫はそんなおじいちゃんのことを理解している。なんて、よい家族なんだ(笑)。こういう人間ドラマ、イギリスの映画はうまいと感じます。

他のキャラクターもすごくおもしろくて、合唱団をまとめている音楽教師も、実は、彼氏が長続きしないとか(笑)。おじいちゃん、おばあちゃんたちもすごくチャーミングだし。



あとは、歌がとても素晴らしいです。最後のビリージョエルの歌なんか、ものすごく感動するんですよ。

あと、もともと良い曲だと思っていましたが、シンディ・ローパーの「トゥルーカラー」なんかこの場面にぴったりな曲で、こういう曲の使い方もうまいと思いました。

ラストは、ハッピーエンドなのですが、そこにいくまでのいろんな出来事を、楽しんだり、泣いたり、わらったり、歌ったりしながら観るのが、この映画の良いところだと思います。

こういう雰囲気の映画がお好きであれば、ぜひご覧になってみてください。「カルテット」も良かったですが、こっちの方がより庶民的で、親近感がもてると思います。

ゲイはこういう作品も好きなんですよね~(笑)。





華麗なるギャツビー(ネタバレ注意)

2013-07-25 13:53:24 | 映画
今回は映画「華麗なるギャツビー」について。




これは1974年にも映画化されたFスコット・フィッツジェラルド原作による作品です。アメリカでが有名なこの小説ですが、僕は読んだことはありません。そして、1974年の映画も詳しく観てはいないので、本当に初体験のような気持ちで観に行ってきました。

監督はバズラーマン、主演がディカプリオとトビーマクガイア、キャリーマリガン、すごく豪華な映画ですよね。観たくなるのも当たり前で。


ここで内容を・・・



ニック(トビー・マグワイア)が暮らす家の隣に建つ、ぜいを凝らした宮殿のような豪邸。ニックは、そこで毎晩のように盛大なパーティーを開く若き大富豪ジェイ・ギャツビー(レオナルド・ディカプリオ)と言葉を交わす仲になる。どこからやって来たのか、いかにしてばく大な富を得たのか、なぜパーティーを開催し続けるのか、日を追うごとに彼への疑問を大きく膨らませていくニック。やがて、名家の出身ながらも身寄りがないこと、戦争でさまざまな勲章を受けたことなどを明かされるが、ニックはこの話に疑念を持つ。


と書いてあります(笑)。



ギャツビーが毎夜毎夜ひらくパーティーシーンがすごく「キラキラ」していて、そこから後半のストーリーになると、色が変わっていくのが、バズラーマンのうまさでしょうか。色の対比なども凝った演出だなと感じました。

そして、トビーマクガイアがやはりうまいですね。ディカプリオは、頑張ってはいますが、やはり「怒った演技」しかない役者だと感じます。まぁ、彼にしか出せないあの華やかさはすごい才能だと思いますが。

ギャツビーが誰で、なぜパーティーを開くのか、映画を観ていると誰でもストーリーは読めてしまいますが、それでも映像の美しさや演出のうまさなどで、引き込まれてしまう作品です。ちょっとパーティーのシーンはムーランルージュの雰囲気、モロにある感じです(笑)。


特に3Dで観ることはないかなと思います。でも、1920年代って本当にこんなだった(バブル期だったから)んだなぁって感じるのも楽しい作品です。


ここからはネタバレですので、ご覧になっていない方は読まないでくださいね。














で、ギャツビーは非常に貧しい家の出で、彼が海で遭難している大金持ちを助けたことから運命が変わって、人並みになります。戦争時に出会ったデイジーと大恋愛するのですが、身分の違いを理由に終戦後も彼女に見合うだけの財力をつけるまでは、出会わないようにしていたんです。でもデイジーは結婚し子供もいます。ギャツビーはギャングと手を組むことで莫大な財力を身に着け、デイジーの前に現れることになります。

デイジーは、再び彼のことが好きになり、自分の夫(浮気ばかりする)にも嫌気がさしていたこともあって、ギャツビーにのめり込んでいきます。

ギャツビーにとっては、この時が一番至福の時だったでしょうね。

でも、そんなときは長く続かず、夫と別れさせようとするギャツビーの前でデイジーの心が揺らいでしまう場面が出てきます。夫が二人の楽しかった思い出を語るところ。

その話し合いの帰りに、ギャツビーとデイジーを乗せた車がデイジーの夫の愛人を轢き殺してしまいます。本当はデイジーが運転していたのですが、キャツビーが罪をかぶることになり、デイジーは夫のもとで本当のことを話し、夫は彼女を守るためにこのままギャツビーのせいにしておくほうが良いことを話すのです。

ギャツビーはそれもデイジーからの連絡を待つのですが、願いはとどかず、轢き殺された愛人の旦那が逆恨みからギャツビーを殺し、自殺するラスト。


映画の前半の狂騒ととても静かなラストが、僕は印象的にうつりました。

一人の男がずっと好きだった女性を思い続けるっていう、お話だったんですね。知らかなった(笑)。

でも女性って怖いですね。結局、デイジーは旦那と子供と違う場所に引っ越ししてしまうのですから。ギャツビーのお葬式にはだれも出席しないというのも、なんだかかわいそう。


僕は、好きな映画でした。



イノセントガーデン(ネタバレ注意)

2013-07-24 09:41:11 | 映画
今回は、映画「イノセントガーデン」について。




これ、監督は「渇き」のパク・チュヌク、主演がミワ・ワシコウスカ、脇にニコールキッドマンという、映画ファンなら非常に魅力的な映画ですよね。だから、期待して観に行ってまいりました。予告編の映像もミステリアスで、刺激的な感じだったし。



ここで内容を・・・




外の世界を遮断するように建てられた、大きな屋敷に暮らしている少女インディア・ストーカー(ミア・ワシコウスカ)。自身の誕生日に、愛していた父親が交通事故で帰らぬ人となってしまう。彼女は、母(ニコール・キッドマン)と葬儀に参列すると、そこへ行方がわからなくなっていた叔父のチャーリー(マシュー・グード)が突如として姿を現わす。彼と屋敷で暮らすことになるが、それを発端にしてインディアの周囲で不可解な現象が頻発するようになる。



と書いてあります(笑)。



いや~、観終わって正直「微妙」な感じでした。映画の前半から中盤まではなんとなく怪しい雰囲気で進んでいくので、引き込まれていくのですが、「そういう映画だったか」と分かったとたんに、なんだかねぇという雰囲気に(笑)。

僕は、「渇き」はけっこう好きなので、今回期待していたから、このような感想になってしまったのかもしれません。主演のミワちゃんもヌードになったり、オナニーのシーンなんかもあったりとすごく体を張ってがんばっていたけど・・・。

ちなみに、この脚本がプリズンブレイク主演の役者、ウェントワース・ミラーなんですね。才能があるのかないのかはちょっと「微妙」。

全員におススメする映画ではないですが、興味がある方はDVDでも良いのでご覧になってみてください。


ここからは、ネタバレです。ご覧になっていない方は絶対に読まないでくださいね。












で、この不可解な殺人はすべてこの叔父のチャーリーがおこなっていたというオチが第一。彼は子供のころに自分の弟を殺してしまうという、「快楽殺人者」の血があって、精神病院にずっと入院していたんです。そして、かれが退院の日に迎えに行ったお兄さん(インディアのお父さん)を自分の思い通りにさせてもらえないことを理由に殺してしまうのです。

で、インディアという女の子はすごく変わっているという設定です。お父さんが銃をつかっておこなう狩りに連れていき、そこですごく狩りが得意になっていくんです。それが何故かというと、彼女もまた「快楽殺人者」の素因があり、それを父親は見抜いていたからなんです。それは彼の弟チャーリーが執拗にインディアに会いたがるところから、気が付いていたんですね。

父親とすれば、動物の狩りをさせることで、実際の殺人に対する衝動を抑えさせる狙いがあったのです。

ですが、チャーリーがインディアの前で、インディアの同級生を殺害した時に、彼女の中で殺人に対する、性的衝動が芽生えてしまいます。

最後は母親を殺そうとするチャーリーをインディアが殺し、父親が退院したチャーリーのために用意したニューヨークでの生活のため、旅立つんです。そこで、ラストも保安官をぶっ殺す(笑)。


結局、ただの変態の映画じゃん、って、僕は思ってしまったんです。サイコも変態の映画ですが、なんかそれとは違うというか、うまく言えないのですが、もっと面白くできたのではないかなって思います。

きっと、この映画をお好きな方もいらっしゃると思いますが、僕は今一つでした。


エンドオブホワイトハウス

2013-07-23 13:28:50 | 映画
今回は、映画「エンドオブホワイトハウス」について。もうすぐ似たような映画「ホワイトハウスダウン」が公開されますが(笑)、すでに公開されている方のお話。



主演はジェラルド・バトラー、監督はアントン・フークゥア(この監督、僕は聖子ちゃんのファンだから知っているのですが、聖子ちゃんのPVの監督だったんですよ~。なので、長編映画監督になってからは応援しています)。そして、僕の好きなアーロン・エッカードがなんと大統領の役(笑)。これは、観に行かないとと思って行ってまいりました。


ここで内容を・・・・



シークレット・サービスとして大統領の護衛にあたるも、大統領夫人の命を守ることができなかったマイケル(ジェラルド・バトラー)。それから2年後、彼はホワイトハウス周辺を担当する警備員となっていた。そんな中、独立記念日を迎えたホワイトハウスをアジア人のテロリスト・グループが占拠し、大統領の解放と引き換えに日本海域からの米海軍撤収と核爆弾作動コード開示を要求する。特殊部隊による救出作戦が失敗に終わるのを目の当たりにしたマイケルは、一人でホワイトハウスに飛び込んでいくが……。






と書いてあります。



最近のアクション映画における敵役って、北朝鮮が多いって感じます。今回もそうです。しかも、敵役の中心人物の役者さん、007・ダイアナザーデイでも、北朝鮮の悪役を演じていました。だから、顔みた途端に「そうだよね~」って思ってしまいます(笑)。でも、そんなストーリーなんかどうでも良くて、たった17分くらいでホワイトハウスが乗っ取られしまう(中に裏切り者がいるから)、豪快さとスピードはとても面白いです。

その裏切り者をディラン・マクダーモットが演じています。彼はテレビ俳優なので、やはりこう映画だと損な役になってしまうことが多いと感じます。テレビ界ではすごく人気あるのに。だから、今回最初に彼が出てきたところから「こいつ、きっと悪い役に違いない」って思ってしまうのです(笑)。そしたら、「やっぱりね」となるわけで。

何回も言いますが、そんなストーリーなんかどうでも良いのです。いかに大統領を救い出すか、ただ身をまかせて観ているだけで楽しめる、久しぶりに爽快なアクション映画です。そう、まさに「ダイハード」と同じです(笑)。

最近は悪役にストーリーを持たせたり、ダークなヒーローみたいなのが多いですが、この映画本当に昔のダイハードのような痛快娯楽アクション映画です。

アクション好きには、きっとたまらない映画だと思います。

個人的にはジェラルド・バトラーがもう少し、脱いでくれると良かったですが(笑)。

彼を主人公にして、シリーズになるような感じすらしましたよ。とりあえず、死なないから(笑)。

オブリビオン(ネタバレ注意)

2013-07-15 10:09:04 | 映画
今回は映画「オブリビオン」について。
この作品、トムクルーズが出演しているということで、予告編でも大々的に宣伝していましたね(笑)。モーガンフリーマンがかっこいい印象だったので、観に行ってみました。ちなみに、僕はゲイですが、トムクルーズにはまったく興味ありません(笑)。






ここで、内容を・・・


エイリアン“スカヴ”の侵略を食い止めたものの、その戦いによって地球が半壊してから60年。生き残った者たちがほかの惑星へと移住してしまった中、ジャック・ハーパー(トム・クルーズ)だけが地球に残って上空から偵察していた。パトロールに向かっていた彼は、誰一人として生存しているわけがないエリアで何者かの襲撃を受けてしまう。混乱するジャックの前に現れたのは、ビーチ(モーガン・フリーマン)という謎の男。彼との遭遇を機に、ジャックは地球、人類、そして自身の運命を担う冒険に出ることに。



と、書いてあります(笑)。




映像表現はとてもよくできていて、綺麗だし、面白かったです。話の内容はだいたい予想ができました(笑)。たぶん、皆さんも映画を観ていくと「こうなるんじゃないかなぁ」って思っていると「やっぱりねぇ」という風になると思います。
だけど、物語の世界観がしっかりしているので、安心してその中に入っていくことができる作品です。

ジャックがいつも夢に見る女性が、突然、眼の前に現れるところから、少しずつ物語の概要がわかりだしていくのです。この世界での妻(ヴィクトリア)がいるにも関わらず、彼女のことが頭から離れないジャックに妻であるヴィクトリアがみせる嫉妬と、その結末にも注目してみてください。


でも、相変わらずトムクルーズはトムクルーズで(笑)。ファンサービスなのか、シャワーシーン、裸をみせるシーンなんかしっかりあります(笑)。ゲイとすれば、喜ぶところかもしれませんが、前述のとおり、僕は興味ないので、うれしい感じではなかったです。たしかに、この年齢であの体はすごいと思いますが。


ここからは、ネタバレですので、ご覧になっていない方は読まないでくださいね。














で、なんで彼女(ジュリア)が夢になんども出てきて、しかも頭から離れなかったかといえば、それは過去にジャックと夫婦だったからなんです。で、ジャックはなぜこのことを忘れてしまったいるかと言えば、ジャックは地球に侵略してきた宇宙人によって作られたクローン人間で、記憶を操作されていたからなんです。

もともとジャックとジュリア、ヴィクトリア(他にも3人くらい)は宇宙船の調査に行くチームのメンバーで、ヴィクトリアは科学者、ジャックとヴィクトリアは操縦士という役割だったんです。宇宙船に向かい途中で、自分たちの乗る船に攻撃を受けてジャックはヴィクトリア達他の科学者を船の脱出ハッチに乗せて、脱出させ、自分とヴィクトリアだけが宇宙船につかまってしまうのです。

宇宙人は彼ら二人をクローン化し、ものすごく数の二人を制作。彼らが兵士となって、地球を侵略していったんです。

その後、人類は地下にもぐり、レジスタンスとなって抵抗していて(モーガンフリーマン達)、その監視にきていたのもジャックとヴィクトリアなんです。しかも、エリアごとにこの二人のペアが存在しているのですが、本人たちは自分たちが複数いるとは思っていません。危険区域には近寄ることが禁止されているのも、このせいです。そこにいけば、もう一組のジャックとヴィクトリアが存在しているからです。

で、ジュリアたちが脱出につかったハッチが地球にもどってきて、ジャックはジュリアと再会してしまうことになります。

そして、ビーチ(モーガンフリーマン)につかまったジャックはすべてのことを知って、彼らに協力して、宇宙人を倒すことになります。

残念ながら、ジャックは自らを犠牲にしてしまいます。

ラストは、ジュリアのもとに、クローン化されたもう一人のジャックがやってくるというハッピーエンド(?)な感じ(笑)。


人間の記憶はそう簡単には消すことはできないという、普遍的なメッセージもあると思います。


SF好きであれば、観る価値はあるとおもいますよ~。





ポゼッション(ネタバレ注意)

2013-07-05 18:37:13 | 映画
今回はホラー映画「ポゼッション」について。

じつは、このブログを更新するのはなんとも1か月半ぶりです。この間にも映画は観ていたのですが、忙しくてアップする暇がありませんでした(笑)。なので、ここからちょっとずつ過去にみた映画を書いていきます(笑)。


なんだか、実話がもとになっていること、そして、サム・ライミが制作していることを予告編で観たので、とりあえず観に行ってまいりました(笑)。




ここで内容を・・・


3か月前に妻と離婚したクライド(ジェフリー・ディーン・モーガン)は、週末に2人の娘と過ごすのを楽しみにしていた。だがある日、ガレージセールで古めかしい木箱を買ってからというものの、次女のエミリー(ナターシャ・カリス)の様子が一変してしまう。エミリーはまるで箱に取りつかれたようになり、徐々に異常な振る舞いがエスカレートしていくのだった。


と書いてあります(笑)。



観終わって、多少の怖さはありましたが、すごくおもしろかったなぁっていう感じではなかったのが、正直な感想。不気味なアンティークの木箱、だんだんそこに取りつかれている少女。この話はなかなか良かったのですが、その悪霊というか悪魔からどうやって逃れるのかというのが、面白さだと思うのですが、そこがあんまり目新しさが無かったように感じました。

にしても、本当に実話をベースにしてるんですか(笑)?かなり誇張されているとは思いますが、ホラー映画が好きな方だったら観ても良いとは思います。


ここからはネタバレですから、絶対にご覧になっていない方は読まないでくださいね。














で、この木箱がなんなのかが気になりますよね。これは悪魔が封印されている箱なんです(笑)。そして、箱の悪魔は様々な誘惑をその持ち主におこなって、最後にはその肉体を乗っ取るという計画だったというのがオチです。
ちょっとエクソシストみたいですね(笑)。でも、エクソシストの方が断然怖いし、おもしろいです(笑)。

少女の体に乗り移った悪魔をいったんお父さんの体に移して、そして箱に収めるというラスト。

箱を教会に持ち帰る途中で、神父(といってもキリスト教ではなくて、あー忘れちゃった)がお約束の交通事故(笑)。そして、箱はまた違う人に・・・的な本当のラストも、よくある、よくある(笑)。

本当に目新しさがなかったなぁというのが、感想です。