Unseasonable Shore

映画の感想を中心に、普通の生活をおくる30代ゲイの日々感じるできごと。

ナイト&デイ

2010-10-15 10:23:41 | 映画
今回は今公開している映画「ナイト&デイ」について。

これ、予告編を観た時から「軽くて、何にも考えなくてもいい映画だなぁ」って思っていました(笑)。気分はすっきり後には何も残らないタイプの映画だと(笑)。で、観にいったらその通りで(笑)。主演のキャメロンディアスとトムクルーズはバニラスカイでも共演しているのですが、今回、はっきり思いました。「二人とも歳をとったなぁ」って(笑)。

で、ここで内容を少し・・

ジューン(キャメロン・ディアス)はある日、えたいの知れない男(トム・クルーズ)と思いがけない出会いを果たすが、その男はジューンが夢に見た理想の男性どころか、重要任務を負ったスパイだった。予想外の裏切りや暗殺者による執拗(しつよう)な攻撃が日増しに強くなる中、ジューンは男に対して疑念を抱き始める。

って書いてありますが、こんなこともうどうでも良いのです(笑)。ただただ映画の中で起きるありえないアクションとシチュエーションに身を任せて、つっこんでいけばすごく楽しい映画です(笑)。監督はどうやら「「ニューヨークの恋人」を撮った人のようですが,あの映画もありえない設定の男女が結ばれるっていう話しでしたね。この監督はそういうのが好きなのかもしれません(笑)。

で、今回よかったのがトムクルーズの「ちょっとイカレタ」感じ(笑)。この頃トムはなんだか宗教とかどこか「イカレタ」感じで話題になっていたのですが、それをまさに映画の役で見せてしまうあたり、なんだか「やるな~」って思ってしまいました。

キャメロンディアスもいいんだけど、やっぱり歳には勝てないんですね(笑)。もうこういった役をやるのもツラクなってきてる感じします。でも、楽しくていいんですけど。

でも、感じるのが、「この二人が主演じゃなきゃ、B級映画になっている」ということ(笑)。この二人だからなんとかうまくいっているのですが、これ、別のちょっと有名っていうクラスの俳優だったら、B級の映画になりますね(笑)。

そう、スペインも出てくるので、そこも町並みや大きな人形のおまつりなんかもちょっと懐かしかったです。一緒に行った相方にも「スペインの祭ってこういうの必ずあるんだよね」って説明したりして(笑)。

とにかく、劇場の大きなスクリーンで何も考えずに観てください。すっきりして映画館から出てこれますよ(笑)。

ミックマック

2010-10-05 10:49:54 | 映画
今回は今公開している映画「ミックマック」について。

僕はデリカテッセンっていう映画を観たときから、このジャン・ピエール・ジュネ監督が大好きになって、彼の作品(長編)は全て観ているんですよね(笑)。もちろんアメリは有名ですが、ロストチルドレンや、ロングエンゲージメント、エイリアン4も。で、今回も映画のポスターを観たときに、「絶対観よう」と思っていました。なので、予備知識ゼロで観たんですけど、これがやはり期待を裏切らない作品になってました。映画を俳優で観ると当たり外れがありますが、監督で観るとあんまりブレないというか(笑)。でも、それだけ、しっかりしている監督ということですが。

ここで内容を少し・・

父親を地雷で失い、自分も強盗事件の流れ弾に当たって、家も仕事もなくしたバジルが、偶然一緒に暮らすことになった、個性的なホームレス達といっしょに、巨大な軍事産業2社に復讐をしていくのですが・・・。

という感じなんですけど、全く予備知識なく観てもらいたいです。画面の構成や、音楽、パリの風景、個性的な出演者達。どれをとってもジュネ色で、観ているだけで楽しくなる映画です。MI3のようなスパイ物の雰囲気もあったり、とてもおもしろい作品です。

とにかく、かわいくて、ブラックで、時にはホロッとさせる演出は彼独自のもの。ここまで個性を出して、おもしろく仕上げるのはやはり天才なんでしょうかね(笑)。テリーギリアムもそうだし、ロバートアルトマンもそうだし、天才的な監督ってやはり、どこかが違うものです。

で、やはり、ジュネ監督の作品に欠かせない俳優ドミニクピノンも出演しています。彼の顔、クシャおじさんみたいで、なんとも言えない味があります。

彼の作品が好きな方なら、絶対観に行ってください!それと、初めて彼の作品を観るという方にも、オススメします。観終わったら、こころが暖かくなる映画だし、彼らしさが前面に出ているので(笑)。

でも、この世界観があんまり好きでないっていう方には向かないかもしれませんね。

とにかく、ハリウッドの3D映画もいいですが、こういったかわいい作品もぜひ、ごらんになってみてください。

今公開している、○猿や○奥なんかより、ずっとおもしろいと「個人的」には思います(笑)。

ヤギと男と男と壁と

2010-10-01 13:03:56 | 映画
今回は今公開している映画「ヤギと男と男と壁と」について。

実は、この映画悪人の前に観ていたのですが、悪人の方を先に書いてしまって(笑)。こっちを書く機会が、忙しくなってからほとんどなかったんです(笑)。

ここ内容を・・・


2003年、新聞記の者ボブ(ユアン・マクレガー)は、妻が浮気相手の元に去ったのをきっかけに、イラク戦争の取材に赴く。彼はイラク入国のため待機していたクウェートのホテルでリン(ジョージ・クルーニー)と出会う。リンはその昔、闇に葬られたアメリカ軍の超能力特殊部隊“新地球軍”に所属していたと語り……。


この話、ほとんど実話っていうから、超おもしろい!(笑)。こういう軍隊だったら入りたいなぁって思うほどです。超能力を使って、相手にダメージを与えるっていうことではなく、戦う気そのものを無くさせて、愛と平和の思想を伝えるっていう新地球軍!(笑)。その訓練(?)はすごくおもしろくて、音楽にあわせて踊ったり、マリファナやったり、時には透視のトレーニングなんかもおこなって(笑)。しかも、当時スターウオーズが公開されたばかりの年代だから、その計画も「ジェダイ計画」っていう名前だし、超能力をフォースって呼んだり(笑)。それをユアンマクレガーが演じているっていうところもミソで(笑)。
それに、やはりジョージクルーニーのカッコよさが(笑)。このコメディタッチの役を真剣に演じていて、そこにも役者としての質の高さを感じます。あと、ケビンスペイシーもいいですよ~。出てると思ってなかったから、意外な感じとやはり演技のうまさが光ってます。ジェフブリッジスもすごく重要な役で出演しています。けっこう豪華な顔ぶれの映画だったんですよ(笑)。

これ、DVDでもいいので観てほしいです!きっと楽しめますから(笑)。