今回は今公開している映画「告白」について。
これ、原作を読んだのですが(映画を観る前に)、これがいったいどんな映画になっているのかを確かめたくて、観にいきました。
ここで内容を・・・
女教師・森口悠子の3歳の一人娘・愛美が、森口の勤務する中学校のプールで溺死体にて発見された。数ヵ月後、森口は終業式後のホームルームにて「私の娘はこの1年B組生徒二人に殺されたのです」と衝撃の告白をし、ある方法にてその二人の生徒に復讐する。そして4月、クラスはそのまま2年生に進級。犯人のひとりAはクラスのイジメの標的になっていた。そして、もうひとりの犯人Bは登校拒否し、自宅に引きこもっていた…。
とあります(笑)。
で、小説はこの事件についてそれぞれの登場人物が自分の言葉で、語っていく方法をとっていきますが、映画もほぼ一緒(笑)。特に最初の20分くらいのホームルームのシーンは主演の松たか子が一人でずっと話しをしています。監督は中島哲也。どうやら下妻物語や嫌われ松子の一生の監督なんですね。僕はこの2本とも観て無いのでなんともいえないのですが、この作品については、かなり原作に近い形にこだわっているような気がします。
いまどきの中学生ってこんな感じなんですかね(笑)。多動性障害みたいな子供ばかりで(笑)。ぜんぜんじっとしてないし。
原作を読んでも、なかなか楽しめるし、読まなくても「へぇ~、こんなオチ!」って感じるかもしれません。劇場じゃなくてもDVDでもいいと思いますが、一見の価値はあると思います。
ここからはネタバレです。ごらんになっていない方は読まないでくださいね。
この教師の復讐ていうのが、大きなテーマなんですが、まず、牛乳にHIVに感染した血液を混入させそれを飲ませるっていう方法。精神的なショックは大きいでしょうねぇ。これで感染するこれて感染する確立はすごく低いけど(笑)。そして、最後の爆破。これ自分を天才少年と思っていた、犯人の渡辺が自分の母親に本当に捨てられていた(それまでは、離れても自分を思ってくれていると思っていた)ことに、気がつき学校に爆弾を仕掛けるのですが、これをこの教師が解除し渡辺の母親が勤める大学の研究所にしかけて、渡辺自身にスイッチを押させ(自分も学校のみんなと一緒に死ねば、母の目にとまると思ってスイッチを押すのですが、当然爆発なんておきない)母親を殺すという爆破。
これ僕、小説を読んでいるときは「爆破したっていうのはウソかも」って思って読んでました。今回も爆破のシーンは渡辺の想像のように出てきます。松たか子は電話でその状況を伝えているだけですから。
というように、小説は本人の発言だけでできてるから、こういう「ウソついてる」っていうことも思ってしまう。これがこの小説のおもしろさだと思うんですよね。これは実際に映像を使ってみせていくと、薄れてしまうと思います。ラストはそこをうまく処理したなって感じになってます。
全体的に色調も抑えていて、そこもうまくいっていると思います。
にしても、いまどきの中学生っておっかねぇ(笑)。
これ、原作を読んだのですが(映画を観る前に)、これがいったいどんな映画になっているのかを確かめたくて、観にいきました。
ここで内容を・・・
女教師・森口悠子の3歳の一人娘・愛美が、森口の勤務する中学校のプールで溺死体にて発見された。数ヵ月後、森口は終業式後のホームルームにて「私の娘はこの1年B組生徒二人に殺されたのです」と衝撃の告白をし、ある方法にてその二人の生徒に復讐する。そして4月、クラスはそのまま2年生に進級。犯人のひとりAはクラスのイジメの標的になっていた。そして、もうひとりの犯人Bは登校拒否し、自宅に引きこもっていた…。
とあります(笑)。
で、小説はこの事件についてそれぞれの登場人物が自分の言葉で、語っていく方法をとっていきますが、映画もほぼ一緒(笑)。特に最初の20分くらいのホームルームのシーンは主演の松たか子が一人でずっと話しをしています。監督は中島哲也。どうやら下妻物語や嫌われ松子の一生の監督なんですね。僕はこの2本とも観て無いのでなんともいえないのですが、この作品については、かなり原作に近い形にこだわっているような気がします。
いまどきの中学生ってこんな感じなんですかね(笑)。多動性障害みたいな子供ばかりで(笑)。ぜんぜんじっとしてないし。
原作を読んでも、なかなか楽しめるし、読まなくても「へぇ~、こんなオチ!」って感じるかもしれません。劇場じゃなくてもDVDでもいいと思いますが、一見の価値はあると思います。
ここからはネタバレです。ごらんになっていない方は読まないでくださいね。
この教師の復讐ていうのが、大きなテーマなんですが、まず、牛乳にHIVに感染した血液を混入させそれを飲ませるっていう方法。精神的なショックは大きいでしょうねぇ。これで感染するこれて感染する確立はすごく低いけど(笑)。そして、最後の爆破。これ自分を天才少年と思っていた、犯人の渡辺が自分の母親に本当に捨てられていた(それまでは、離れても自分を思ってくれていると思っていた)ことに、気がつき学校に爆弾を仕掛けるのですが、これをこの教師が解除し渡辺の母親が勤める大学の研究所にしかけて、渡辺自身にスイッチを押させ(自分も学校のみんなと一緒に死ねば、母の目にとまると思ってスイッチを押すのですが、当然爆発なんておきない)母親を殺すという爆破。
これ僕、小説を読んでいるときは「爆破したっていうのはウソかも」って思って読んでました。今回も爆破のシーンは渡辺の想像のように出てきます。松たか子は電話でその状況を伝えているだけですから。
というように、小説は本人の発言だけでできてるから、こういう「ウソついてる」っていうことも思ってしまう。これがこの小説のおもしろさだと思うんですよね。これは実際に映像を使ってみせていくと、薄れてしまうと思います。ラストはそこをうまく処理したなって感じになってます。
全体的に色調も抑えていて、そこもうまくいっていると思います。
にしても、いまどきの中学生っておっかねぇ(笑)。