Unseasonable Shore

映画の感想を中心に、普通の生活をおくる30代ゲイの日々感じるできごと。

2012

2009-11-26 10:45:32 | 映画
今回は今公開している映画「2012」について。
これ、僕の相方も観たいと言っていたので、久しぶりに二人で観てきました。

話の内容はもう皆さんご存知の通り(笑)。2012年の12月21日でマヤ文明では、世界の終わりと言われています(といってもマヤ歴がそこまでしかないということなのですが)。この映画では太陽からのニュートリノが増加し、地球の核を温めてしまうために、地殻のプレートがずるずると不安定になり地表には地割れや地震、そしてそれにともなう津波、火山の噴火などが起こってしまうという設定。
これに対して、本当に「ノアの箱舟」を作ってなんと種を保存しようというのが、この映画。

時間にすると2時間40分くらいあるんですが、アトラクションに乗っているかのような映像のてんこ盛り(笑)。「スゲー!」「うわー、死んだ」「何コレ!」みたいな声を出しながら終わりました(笑)。前半から凄い映像が出てくるせいか、後半の箱舟のあたりでの話が長く感じてしまって、ちょっと残念でした。あと、この映画のエメリッヒ監督は絶対犬は殺さないってこともわかります(笑)。インディペンデンスデイでもそうだったし(笑)。

この手の映画は話のつじつまや、感動なんかを求めず、ただただ、その世界に身を投じるという感覚を持って観るほうが断然楽しめます。

本当になったらどうしようとか思って見るのもいいかもしれませんが、「アリエネー」って思いながら楽しんで観ることをオススメします。あと、絶対大きなスクリーンで観てください。

ちなみに、帰りの車の中で「もし、本当にそういうことがわかったら、どっちかの家に集まってうまいものを喰おう」ということになりました(笑)。

ゲイの視点からは楽しめる映像はありません(笑)。でも、都市が崩壊していく様子は圧倒的な迫力がありますよ。

SAW6

2009-11-10 11:14:50 | 映画
今回は今公開している映画「SAW6」について。

このシリーズももう6作なんですよね。アメリカではやはりハロウィーンのシーズンに公開されているようなんですが、今作はあんまりアメリカでの評価が高くないらしいという、前情報を入れつつ(笑)、観にいきました。ほんと、ここまでくると観にいくのが半分「義務化」してます(笑)。

内容は前作からの続きで(映画の前にSAW集編として、ダイジェストが流れます)、ジグソウの遺品の中身がなんなのかっていうことがあかされます。そうあの箱の中に何が入っていて、どうするのかを。それは映画を観て確かめてください。

で、感想なんですど、ここまでくると「世直し」っていう感じですよね(笑)。今回はサブプライムローンの問題や、医療保険の問題がとりあげられて、それに関係してる人達が、次々と犠牲になるんですけど、シリーズの1,2,3くらいの「ジグソウ対警察」っていう構図はなくなって、ジグソウが世間に思っている「理不尽さ」に対しての復讐っていうことがより、色濃くなっているんです。まぁそれはそれでいいのですが、こうなると次は「悪徳政治家」「投資家」なんかがターゲットになっていくのかと思っています。

で、観終わったあともっと妄想が広がって、それぞれの国にジグソウが出てきて(ジグソウ学校みたいなところで、学んだ人達(笑))みんなそれぞれの国で、世直しをしていくようになっていく、っていうのも考えてみました(笑)。

ゲームの内容や、残酷なシーンもだんだん見慣れてきて(ただし、冒頭のシーンは痛いですが(笑))、自分がちょっと「残酷シーン祭」みたいな感覚になっていました(楽しんで見てるっていう感じ)。にしても、あんな装置や仕掛けを作るのにどれだけ時間かかっているのかが気になります(笑)。

当然、謎がまだ残った形で終わっているので、続くんでしょうね、これ。

世直しジグソウとしての仕事はまだまだ終わらなさそうです。

DVDでもいいと思いますよ(笑)。でも、義務感にかられる方はぜひ劇場で。

ホースメン(ネタバレ注)

2009-11-06 13:26:53 | 映画
今回は、今公開している映画「ホースメン」について。この映画、予告編を観て「ちょっとおもしろそう」と思って、観にいったんですよね。なんだか猟奇殺人の話だし。チャンツイィーも犯人役だし。でも、いつもの映画館ではやってなくて、少し遠い映画館まで行きました。

ここで内容を少し。歯科専門の刑事(デニスクエイド)の元に事件の連絡が。とても奇妙なことに、現場には生きた人間から抜いたと思われる多数の歯が湖の真ん中にきれいにディスプレイされています。そして、その周りの気には「come and see」の文字が。ここから猟奇的な殺人が起こり始めます。一人目は女性で3人の子供がいます。その死体は特殊な道具で体に直接フックをかけて吊るされた状態で発見されました。周りにはやはり「come and see」の文字。階下には泣いている子供達。その子供のなかにアジア系の女がいます。これがチャンツイィー。彼女は養護施設から養女として、この家にいたのです。泣いていた彼女でしたが、数日後に刑事に告白します。「私が彼女を殺した」と。しかし、証拠からさらに3人の人間がその場にいたことがわかっています。
そこから、事件は急展開。さらに、同様の事件がおこっていきます。一人は捕まっているのに。犯人グループの中心人物は・・・


という感じ。こう書くとなんだかおもしろそうでしょ(笑)。でもはっきり言って、あんまりおもしろくなかったんです(笑)。だから、わざわざ映画館で観なくてもいいかなって思います。DVDでもいいです。殺人や死体のシーンはグロですが、内容はイマひとつ。あんまりオススメしませんねぇ(笑)。



ここからはネタバレです。これから観ようと思っている方は読まないでください。







でね、この物語の中心が「ネグレクトや虐待されている子供」なんです。ツイィー扮する女もその夫婦に、最初は養女として、やさしく迎え入れられるけど、自分たちに本当の子供ができると、父親が性的虐待をしていたり、もう一人は自分の生徒達にいたずらしていた男だし、そして、なによりこの事件の中心は母親が死んでからも事件を追って息子達の面倒をみてこなかった、デニスクエイドの息子なんです。これが「驚愕の真実」ってことになるんですが、これが途中でわかってしまうんですよね。あと、チャンツイィーの演技もなんだか過剰で、鼻につくかんじだし(笑)。息子が犯人だと知って、そのあと反省する親であるデニス。「後悔先にたたず」ってことですが、この内容でこういう映画は作るのであれば、もっとうまくできるんじゃないかなって思います。
久々に、あんまりおもしろくない映画を映画館で観ました(笑)。