Unseasonable Shore

映画の感想を中心に、普通の生活をおくる30代ゲイの日々感じるできごと。

バイオハザード・ザ・ファイナル(ネタバレ注意)

2017-01-20 13:49:48 | 映画
今回は映画「バイオハザード・ザ・ファイナル」について。




このシリーズ、なんだかずっと観ていたので、今回がラストということでやはりその結末が知りたくて観に行って参りました。


ここで、内容を・・・

アリス(ミラ・ジョヴォヴィッチ)は、レッドクイーンから48時間後に人類が滅びると告げられる。そして、宿敵アンブレラ社が放った膨大な数のアンデッドが地上を占領。アリスはラクーンシティに戻って、生還したクレアやコバルトらと合流し、アンブレラ社の心臓部であるハイブを潰そうとするが……。


このシリーズが始まったのは今から15年前なんですね~。僕は全くゲームをやりません。でも、バイオハザードだけはこの映画のおかげでゲームをやって、しかも最後までいった唯一のゲームなんです。


最後まで観て、「こういう終わり方なんだ~」と思い、映画館を出ました。もちろん、賛否両論あると思いますが、なかなかスッキリした終わり方で、潔い感じです。時間的にも短いですし。

今回のレッドクィーンはミラの子供が出演しています。にしても、顔が似ていますね。だから今回の映画には必要だったのですが。

このシリーズを観続けてきた方には、最後を見届けてもらいたいですね。興味が無い方にはおすすめしません(笑)。




ここからはネタバレですので、ごらんになっていない方は読まないでくださいね。











アリスはアンブレラ社の幹部のクローンで、さらにこの幹部は少女時代にプロジェリアという難病(急激に老化していく病気)を発症しますが、アリスのお父さんが開発したTウイルスによって症状が改善します。これを機会にアンブレラ社はTウイルスを商品化し儲けることを考えますが、このTウイルスには大きな副作用がともなうことがわかり、アリスのお父さんは開発をやめるように言いますが、アンブレ社によって殺されてしまいます。そして、この副作用を使って増えすぎた人類に感染させ、Tウイルスに感染した人だけを殺すウイルスも作成し、抹消しようと計画します。そして、ごく一部の裕福な人たち(アンブレ社の幹部や出資者たち)は冷凍保存され、人類が抹消された世界にもどり、再び良い世界を構築しようとしていた。というのが、ことのあらすじです。しかし、その全貌を知ったアリスはオリジナルのアリス(90歳になっていて、ミラが二役です)から、このアンブレラ社の暴走をくいとめるように、そして、Tウイルスに感染していない生存者を守るように託されます。ここで、レッドクイーンであるアリスの子供時代、現代のアリス、そして90歳のアリスがそろうという仕掛け。だから、ミラの子供が採用されていたんですね。ほんと、そっくりですから。

このTウイルスに感染した人だけを殺すウイルスですが、すごく即効性があって、あっという間に死んでいくのがおもしろい(笑)。アイスはTウイルスに感染しているはずなので当然、自分が死ぬ覚悟なのですが、そこは映画なので、アリスはウイルスを体から排除していたので、助かります。

とりあえず、これで終わり。ラストは、いつものように一人バイクで走り去る映像。


個人的には清々しい終わり方だと思いました。ご都合主義はいなめませんが、映画ですからね。

あっ、ローラが出てるけど、けっこうすぐいなくなっちゃいます。しかもセリフは一言。でも、日本のゲームということで日本をリスペクトしてくれている姿勢は、うれしいですね。






ローグワン(ネタバレ注意)

2017-01-19 10:14:51 | 映画
今回は映画「ローグワン」について。



僕はスターウォーズオタクなので、この作品はすごく興味がありました。もちろん公開初日に行きました。そして、2回目をこないだ観て、細かなオタク心をくすぐる演出に改めて感動いたしました(笑)。


ここで内容を・・・


帝国軍の誇る究極兵器デス・スターによって、銀河は混乱と恐怖にさらされていた。窃盗、暴行、書類偽造などの悪事を重ねてきたジン(フェリシティ・ジョーンズ)は反乱軍に加わり、あるミッションを下される。それはデス・スターの設計図を奪うという、困難かつ無謀なものであった。彼女を筆頭に、キャシアン(ディエゴ・ルナ)、チアルート(ドニー・イェン)、ベイズ(チアン・ウェン)、ボーティー(リズ・アーメッド)といったメンバーで極秘部隊ローグ・ワンが結成され、ミッションが始動するが……。



と、書いてあります。



実際に、この映画を観終った後すぐにエピソード4を観たくなる作りになっていて、僕も帰ってからすぐに観てしまいました。


この世界観が大好きな人たちが作ったんだなぁってことがよくわかる映画になっています。そこにプラスして、4,5,6では描くことがなかった、他の星の人たちが帝国によって、どんなに苦しめられていたのかがわかるのも面白さです。
もちろん、ディズニーになったことからか、時代を反映してか、キャラクターも東洋人、イスラム系、インド系、アフリカ系、そして、戦闘員やパイロットには女性も登場し、その多様性も世界観を大きくしていると感じました。

そして、ダースベイダーの存在がすごく良いんですよ。過去の作品では、トルーパーが反乱軍の兵士を殺す場面が多く、彼自身はタイファイターに乗って、攻撃するくらいの場面しかなかったのですが、反乱軍の兵士をライトセーバーとフォースを使って次々と倒していくシーンがあって、悪さ加減が増加し、彼が本当にダークサイドに行ってしまった感が強まる演出でした。

懐かしいキャラクターや人物も登場します。これ、観ていて感動しました。

あと、新たな戦闘機(Uウイングなど)やドロイド(k-2など)も登場しますが、これも「そういうのありそう」って思わせてくれますから、違和感はありません。

ストーリーはすごく切ないんですよ。それは、エピソード4にはローグワンのメンバーが出てこないことを私たちは知っているからです。

今までのスターウォーズを大好きな人も、まだ、スターウォーズを観たことが無い人も、楽しめる映画だと思いました。

ぜひ、ごらんになってください。



ここからは、映画のネタバレが入ります。ご覧になっていない方は読まない方が良いと思います。












まず、ターキン提督がかなり出演していることに驚きました。エピソード4でベイダー卿に唯一意見できる存在として描かれ、デススターともに散ったターキンですが、4で彼を演じていた名優ピーターカッシングは1994年に81歳で亡くなっています。そのことを知っていたので、初めてローグワンを観たときには、すごく驚いたんですよね。似た人を使っているのか、過去の映像をうまくつないでいるのか。で、パンフレットを観ても、名前が出てこないので、きっと体や顔つきを似た役者さんに演じてもらって顔はCGなのだろうと感じていました。そしたら、ものすごい努力によって顔をCGで作ったようだと、わかりました。でも、本当に自然でいわゆる「不気味の谷」を大きく超えて実際の人間のように観えるからすごいんですよね。こうなると、亡くなった人をスクリーンに登場させることも可能ってことですよね~。

https://www.youtube.com/watch?v=k5D2T9W5tU8

ここに、解説されていますので、興味があるかたはどうぞ。
同様にラストで出てくるレイア姫も、同じ手法で出演しております。これが、本当にすぐエピソード4につながるようになっているのがうれしい限り。



映画を観ていて気がついた細かい過去の作品につながるところを上げてみます。

・幼少期にジンが過ごした家にある「青い色のついた牛乳みたいな飲み物」
 これ、ルークの家でも飲まれていた飲み物で、スターウォーズ銀河に流通しているみたいです。

・惑星ジェダで、ジンが歩いていて絡まれる顔に傷がある男
 タトゥーインの酒場カンティーナでルークに絡んでくる男(いろんな星で死刑の判決を受けているっていう自慢する)と同じ

・反乱軍の基地にいる、白髪と髭の男性(名前がわかりません。すみません)
 彼は、ルークたちがデススターを攻撃する際、反乱軍のパイロット達にその作戦を説明するのですが、その彼に似た人物が画面に何回も登場します。

・反乱軍の戦闘機パイロットのゴールドリーダーとレッドリーダー
  彼らはきっとオリジナル作品からコックピット内の映像を使用して登場していると思いますが、彼らが画面に映ったときに「うぁ~」って思いました。

たぶん、もっといろいろとあるのかもしれませんが、僕が感じた細かいところはこんな感じです。もっと何回も観るとセットの中とかに何かあるかもしれませんね~。


個人的には、エピソード7より、面白かったです。というのも、7はほぼ、過去の話とほぼ同様のつくりで謎が謎を呼ぶような感じだから、まだストーリー的にはこれからって思います。でも、このローグワンはスピンオフでこれで完結する映画ですからね。

今年はエピソード8も公開されるし、来年はハンソロの若い日々を描いた映画も公開されるし、まだまだ、楽しみは続きます。