Unseasonable Shore

映画の感想を中心に、普通の生活をおくる30代ゲイの日々感じるできごと。

甘くない砂糖の話

2016-05-13 15:22:53 | 映画
今回は映画「甘くない砂糖の話」について。



僕はこういったドキュメンタリーの映画も観ることがあります。マイケルムーア監督のものとか、今回の映画と似ている「スーパーサイズミー」(マクドナルドとかで、とにかくデカいハンバーガーを30日間食べ続けるとどうなるかっていう映画)なども。予告編を観たときから気になっていました。


ここで内容を・・・





オーストラリア人俳優デイモン・ガモーは恋人の影響でナチュラル志向に転向し、ヘルシーな食生活を心掛けていた。子供の誕生を目前に控えたある日、彼は「人間は1日平均スプーン40杯分の砂糖を摂っている」と知りがく然とする。デイモンは60日間ジュースやシリアルなどから砂糖を積極的に摂り、自らの体の変化を見極めようとする。




と書いてあります。






ガモーさんと同様、僕もびっくりしました。スプーン40杯分のお砂糖を摂取しているということに。自分の食生活を考えてみると、甘いジュース類はのまないから、まだそこまでじゃないと思いたいけど、知らず知らずのうちに摂取しているんだなぁと改めて感じました。

低脂肪のヨーグルトや、スムージーなんかにも相当なお砂糖が入っていることに驚きです。


ガモーさんは、実験前と同じ分のカロリーをとり、運動もしていたけど、肝臓の数値がどんどん上昇、内臓脂肪も増加、体重は8キロ、ウエストは10センチも増えてしまいます。






お砂糖の歴史を同じオーストラリア俳優のヒュージャックマンが説明してくれたり、砂糖の種類を俳優のスティーブンフライが説明してくれるのも楽しいし、脳の栄養として重要なお砂糖ですが、摂取しすぎると、食べたときの快感を得ようとして、もっと食べようとしてしまう、中毒性があることを説明してくれる映像や、体の中で脂肪として蓄えられていく仕組みも画像でとても楽しく観ることができます。

僕がショックだったのは、まずオーストラリアの原住民であるアボリジニの方達が、甘い飲み物や食べ物を食べるようになってから糖尿病や腎臓病、心臓病が非常に多くなってしまったことを知ったことでした。彼らは自然のものしか口にしなかったのに、ジュースやキャンディーバー、シリアル、なんかを食べてしまったことで、かえって病気になってしまったのです。

そして、アメリカに渡ったガモーさんが目にした、3歳からジュースをペットボトルで5本くらいのんでしまうことが普通の生活の子供たちの話にもショックを受けました。この子供、18歳なのにすべての歯が虫歯となり、全部抜かないといけない状態になっています。

アメリカでは低所得な人たちほど、食生活が乱れているという事実も改めて実感しました。簡単に安く手に入る食べ物にはお砂糖が多く使われているからです。




怖いですよね。

自分で意識しなくても口にしてしまっているという事実がとても恐ろしいと感じました。それが、企業としてみると、どんどん売れることにつながなるから、罪の意識なんかないとってところも恐ろしい。



甘いものも、しょっぱいものも、脂っこいものも、適量食べて、バランス良ければ、問題になることは無いのです。でも、偏るとそれらは毒になるんですね。

こういう映画って、もっとたくさんの人が観ることができるようにすると良いなぁと感じました。

できれば、ごらんになってみてください。








キャプテンアメリカ・シビルウォー(ネタバレ注意)

2016-05-13 14:24:15 | 映画
今回は映画「キャプテンアメリカ・シビルウォー」について。



僕はクリスエバンスのファンなので、キャプテンアメリカのシリーズとアベンジャーズのシリーズは楽しみにしています。ですが、アメコミには詳しくないので、純粋に映画だけの楽しみなんです。

ここで内容を・・・



アベンジャーズのリーダーとなった、キャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)。しかし、彼らが世界各地で繰り広げた戦いが甚大な被害を及ぼしたことが問題になる。さらに、それを回避するためにアベンジャーズは国際的政府組織の管理下に置かれ、活動を制限されることに。アイアンマンことトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)はこの処置に賛成するが、自発的に平和を守るべきだと考えるキャプテン・アメリカはそんな彼に反発。二人のにらみ合いが激化していく中、世界を震撼(しんかん)させるテロ事件が起きてしまう。



と書いてあります。




アベンジャーズでも、かなりヒーローがいっぱい出てくるのに、今回はそれにスパイダーマンまで加わって、しかも仲間割れするってすごい内容(笑)。


その理由も、ヒーローを管理しようという法律に従うか従わないかということで、「正義」の概念が問われるという設定。国に管理されれば、国が認めない活動はすべて悪になってしまうんですよね。ヒーローたちもつらい。

アクションも凄いし、戦うところもカッコよいし、かなり面白かったです。


今回、新しいヒーローとしてブラックパンサーという豹のキャラクターが出てくるのですが、彼が僕的にはかなりかっこよいです。マスクが昔のバトルフィーバーJに出てくる、バトルケニアっていうのに似ているので、何となく笑っちゃう。でも、マスクが無い状態の彼はとてもかっこいいんですよ。


大きなスクリーンで、ごらんになることをお勧めします。



ここからはネタバレですので、ごらんになっていない方は読まないでくださいね。
























今回のストーリーにも、バッドマンVSスーパーマンのような、ヒーローの戦いによって犠牲になった人たちの苦悩っていうのが、出てきます。ガメラでもそうだったし。



前回のアベンジャーズで破壊されたソコヴィアという街で、家族が犠牲になった人が復習のために、アベンジャーズ達を仲たがいさせるというストーリー。そして、さらに仲たがいを深めるのが、アイアンマンの「誤解」。

キャプテンアメリカは彼の友人でハイドラに洗脳され、改造された友人ウインターソルジャーがテロの首謀者ではないことをわかっていて、彼を助けようとします。ですが、アイアンマンはかれが起こしたテロによって、たくさんの人が犠牲になり(ここにブラックパンサーのお父さんも含まれているから、彼もウインターソルジャーを殺したいと思っているのです)、彼をゆるせません。ということで、キャプテンアメリカとアイアンマンが分かれてしまうという話。

まぁ、アイアンマンは自分が作った兵器で戦争していることを反省して、ヒーローになった人だから、そう思うのも仕方ないけど。


ついに、閉鎖された空港で、彼らの戦いがはじまります。

アイアンマンチームにスパイダーマンが加わるところも面白い。ピーターの話はもう誰もが知っているという前提で登場してきます。どちらかというと、トビ―マクガイアのキャラに近いような感じですが、子供っぽくてかわいいです。

一方、キャプテンアメリカチームにはアントマンが加わります。僕はアントマンを観ていないのですが、観てなくても大丈夫です。おもしろいのが、アントマンがジャイアントマンになるところ。小さくもなるし、大きくもなれるんですね。

その戦いのうちに、キャップとウインターソルジャーは彼を犯人にした、人物を追って、シベリアに向かいます。

キャップの他のチームはみんな刑務所にはいることに。



アイアンマンはウインターソルジャーが犯人ではないことがわかり、自分が間違っていたとファルコンに刑務所で話します。そして、キャップ達がどこに行ったのかを聞きだし、おなじくシベリアに向かいます。


アイアンマンとキャップ、そして、ウインターソルジャーがそろったところで、犯人は彼らにある記録映像を見せます。それは洗脳されたウインターソルジャーがアイアンマンの両親を殺し、彼らの研究していた液体を車から盗むという映像。

せっかく、仲良くなれると思ったのに、アイアンマンは再び、キャップとウインターソルジャーと戦うことに。


犯人は追ってきたブラックパンサーに自分の家族がソコヴィアで犠牲になったことを話し、その、復讐で彼らを戦わせることにしたとうちけます。そして、自殺をしようとするのですが、ブラックパンサーも復讐だけにとらわれていた自分と彼を重ねて反省し、彼の自殺を止め、罪を償わせることにします。

アイアンマンは戦いの中で、彼の胸にある動力源を破壊され、動けなくなったところで、キャップとウインターソルジャーが逃げていくのです。

ウインターソルジャーは自分がまたいつ、おかしくなるかわからないことと、洗脳がしっかり溶ける方法がわかるまで、冬眠装置に入ることを決意。そんな彼とキャップを助けたのが、ブラックパンサー(彼はテロで死んだお父さんがワカンダ国の国王でそのあとをついで国王となっています)。

さぁ、ここからはどうつながっていくのでしょうかね~。

どうもアイアンマンが鼻についてしまう、キャップ派の僕なのでした。