Unseasonable Shore

映画の感想を中心に、普通の生活をおくる30代ゲイの日々感じるできごと。

恋愛睡眠のすすめ

2007-05-22 10:48:02 | 映画
今回は今公開している映画「恋愛睡眠のすすめ」について。監督は「エターナルサンシャイン」のミシェル・ゴンドリー。前回の時もかなり独特な映像でストーリーもおもしろく、アナログな特撮も非常に効果的でしたが、今回はさらにパワーアップしています。内容は夢の中で独自の世界をもつステファン(ガエル・ガルシア・ベルナル)と隣に引っ越してきた文房具屋につとめるアーティストステファニー(シャーロット・ケンズブール)の恋愛(?)を中心に夢と現実が交錯していくというもの。初めは夢の部分と、現実が比較的はっきりしているのですが、次第にしかもラストに近づくにつれ、どんどんわからなくなっていきます。せつないけど、ラストはかわいく、なんとなく希望がもてるようなしあがりです。
なんといっても、その映像感覚がすごい。たぶん賛否両論あると思います。好みがはっきりわかれる映画です。あの感覚がすき、あるいは自分にぴったりくるという人にはオススメしますが、「何これ?」って感じる人もきっと多いはずです。フランスの街や、夢の中のセットがダンボールや空き箱、セロファンなどでできている手作り感。ここに共感できるかどうかが鍵です。

ゲイの視点からいうと、今回は一瞬ですが、ガエル君のオールヌードが見れますよ(笑)。アンダーヘアーも、その下も(笑)。バベルの時にはかなりワイルドで、短気な役でしたが、今回はかわいく、ちょっとひ弱な感じを見事にだしています。

あと、びっくりなのが、シャーロットケンズブールの若いこと!ガエル君よりかなり歳が上のはずなのに、まったく違和感がありません。日本でいうとキョンキョンのような存在でしょうか。ほんとにおどろきました。

気になっている人はぜひ、観た方がいいとおもいますが、どんな人にも楽しめるという映画ではありません。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿