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Unseasonable Shore

映画の感想を中心に、普通の生活をおくる30代ゲイの日々感じるできごと。

17歳の肖像(ネタバレ注意)

2012-06-18 14:28:38 | 映画
今回は2009年の映画「17歳の肖像」について。



これも見逃していた作品でした。たしかアカデミーにキャリーマリガンがノミネートされていましたね。どんな映画か気になっていたので、DVDで観てみました。この作品、事実に基づいているんですよね。

内容は・・・


1961年、16歳のジェニー(キャリー・マリガン)は、ロンドン郊外の街で平凡で退屈な日々を送っていた。父(アルフレッド・モリナ)は成績優秀な娘をオックスフォード大学に進学させようと躍起になり、彼女はそのことに反発を覚えていた。そんなある日、彼女はデイヴィッド(ピーター・サースガード)という年上の男性と出会い……。

と書いてあります(笑)。


人間の成長を描くといえば、そのとおりの映画なんですけど、そこにイギリスの中流階級が上流に対する憧れなんかがからんでおもしろい作品でした。ジェニーの両親はすごく厳しい人達なのに、まんまとデイビットの作戦(自分はオックスフォードの文学の先生を知っているとか、仕事でも成功してるとか)にひっかかっていくところは、まさにそんな感じ(笑)。ジェニーにしてみれば、自分をおとな扱いしてくれるデイビッドにひかれるのは当然ですよ(笑)。しかもこのデイビッド、ちょっと「悪」な匂いがするんですよ。それならなおさらです(笑)。フランスには連れてってくれるし、初体験もさせてくれるし(笑)。ついには結婚までもうしこまれるし。でも、ここで「ちょっと変だな」って思っていくんですよ。映画の作りもうまい。二人でいるときはジェニーではなく、「ミニー」って呼んだりして、なんだか変質者っぽい?って思わせる演出。一緒にこうどうしている友人達もどこかよそよそしくなってくるのも、うまいです。

そして、ついに、ジェニーはデイビッドの秘密を知ることになるんですよ。興味があるかたはご覧になってみてください。かわいくって、切ない映画です(笑)。


ここからは、ネタバレになります。






実は、デイビッドは結婚していて、子供もいたんですよ(笑)。それで若い子に結婚を申し込むのもこれが初めてじゃないし(笑)。ちょっと病気ですよね(笑)。

これを知ったジェニーはきっぱり彼とは別れ、自分を心配してくれていた先生(彼女とは意見が合わないって、言い合いになっていた。しかもジェニーは結婚するから学校を辞めてしまっていた)と再び連絡をとって、大学に進学できるように努力していくラスト。ついにはオックスフォードに入学も決めて。

自分の過去を振り返って、こんな経験をしたことって無いなぁって思うと、ちょっとうらやましくもある映画でした(笑)。


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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (はなっち)
2012-06-21 11:42:35
こんにちは。
返信コメントありがとうございました。
こちらこそよろしくお願いします。
いろいろお話できるの楽しみです。
「17歳の肖像」↑もう満足です。笑
ミッション8ミニッツ見ました。
「システム」こんがらがりますがなんとか、恋の部分はなんだか??恋します?
あの状況で?「入れ物」が恋愛していた
同士なのでそうなる??ハッピーエンド
なようで・・・望んだ死からまた生かされる・・・ここはややこしいし可哀想。
話より、ジェイクギレンホールのくりくりタレお目々と口角上がったお口と坊主でこの映画満足でした。笑
濃いお顔タイプじゃないですが(聞いてない?笑)彼はいいですね~。

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こんにちは。 (tauntaun43)
2012-06-26 18:40:44
はなっちさん。
ミッション8ミニッツごらんになったんですね。やはりちょっと不思議で変わった映画でしたよね。あのラストは好きになった人といっしょになって、現実ではないけど、幸せになったということなんでしょうね(笑)。ジェイクギレンホールはやはり、ブロークバックマウンテンでもゲイを演じてますし(笑)、僕はあの顔好きですよ(笑)。最近は他に何かご覧になりましたか?
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