Unseasonable Shore

映画の感想を中心に、普通の生活をおくる30代ゲイの日々感じるできごと。

リトルヴォイス

2006-11-02 09:49:23 | 映画
今回は1998年の映画「リトルヴォイス」です。これはもともとイギリスの舞台で演じられていたものを映画化した作品らしいです。(舞台は見たことありません)。物語はちょっと自閉症気味の女の子が、自分の生きていく道を見つけるといった感じのストーリーになっています。ストーリーはさておき、この映画の中で使われている音楽が非常にいいのです。この女の子は昔父親が営んでいたレコード店の古いレコードをいつも聞いているため、その歌手のくせや、歌い方を完璧にマスターしており、まさに物まねショーができるほどなのです。たった一度きり、ショーを行う(観客のためではなく、亡くなった父親のため)のですが、その場面は見ごたえがあります。ほんとうにこの女優さんが歌っているのですが、すごいんです。(舞台でもこの人が演じてしかも歌っているようです)。この場面だけでも見る価値はあると思います。共演のユアンマクレガーもイギリスの気のいい青年を演じてこの女の子の自立を助けてくれるのです。悪徳(そんなに悪い人ではないのですが、この女の子で儲けようとたくらむのです)プロデューサーに使われそうになりますが、そこの助けるのも彼なんです。
一度も観たことがなければご覧になってみてください。

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