京都市 ガス管との位置 再確認

2011-06-26 09:56:07 | 政 governing
西京区の洛西ニュータウンなどで起きたガス供給停止事故で、京都市は、同タウンに埋設され、腐食対策が進んでいない水道管について、そばを通るガス管との距離など位置関係を再確認する調査に乗り出した。同様の事故が起きる危険性が高い場所を早期に見つけ出し、水道管の更新などを優先して行うという。同タウン一帯は、市内でも水道管などを腐食させやすい酸性土が多いとされ、市は、同タウンでの対策を重点的に進め、その後、市内の他の地域にも広げていく方針。

 市によると、今回の事故は、同区の歩道の地下約1・6メートルにある水道管が破裂して噴出した水が、約40センチ上のガス管に砂利とともにあたって穴を開け、そこから水が流入して起きた。

 1972~82年に造成された同タウンでは、市は、78年からの新設分は腐食対策のポリエチレンで覆った管を設置し、90年以降は、対策が施されていない31キロ分の更新を重点的に進めていたが、今年3月末時点で、今回の発生場所を含む13キロ(約42%)が残っていた。

 市は事故後、この13キロ分について、別の台帳に記されたガス管の配置と突き合わせて位置関係を確認し、破裂・漏水の危険性が高い場所を探す図上調査を開始。市上下水道局は「事故の再発防止に向け、ガス管近くの老朽化した水道管を早く見つけ出し、優先的に更新していく」としている。



 24日中の全体復旧を目指す大阪ガスは23日、同日午後10時時点で、約1万世帯(67%)のガス供給を再開したと発表した。
(2011年6月24日 読売新聞)


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