関西広域連合に理解訴え 府議会で山田府知事

2010-09-28 13:42:14 | 政 governing
京都府議会の9月定例会は27日、代表質問を行い、関西広域連合の設立に必要な規約案を今議会に提出している山田啓二知事が、あらためて同連合への理解を訴えた。

 府議から「広域連合は何を目指しているのか」などと問われた山田知事は、東南海・南海地震や急増するアジア人観光客への対応を例示し、「広域でなければ対応できない問題が急増している。執行体制や責任の所在が明確な広域行政を担う体制が必要だ」とした。

 道州制との関係については、「今の都道府県を急速に変えることは十分な検討が必要で、問題点が多い」と指摘。同連合が設立されれば国に権限委譲を要請できることから、「道州制をとらなくても地方分権を確立することが可能になる」として、道州制への移行を否定した。

 議会には同連合に否定的な意見もあることから、山田知事は「関西は東京に差をつけられ、名古屋にも迫られている。関西が浮上するためにも設立をぜひ進めていきたい。(設立に)どうかご理解を」と、熱っぽく訴えた。

【 2010年09月27日 22時51分 】 京都新聞


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